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国際間の資金移動の決済手段について
国内での銀行間の資金移動の決済は、 日銀当座預金の振り替えで行うのは分かるんですが、 それが国際間となると、分かんなくなります。 例えば、日本は米国国債を膨大に保有していますが、 その代金(現物の現金)を実際に米国本土まで運送してるわけじゃないですよね。
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- hirosi3
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「コルレス契約」を結んだ金融機関は現金を動かさずに、外国の金融機関と決済をします。日本国内の金融機関同志では日銀の当座預金口座を使って決済します。ところが「コルレス契約」のよる決済では中心になる、コントロールする機関はありません。一昔前のパソコンネットと現在のインターネットを比べて下さい。パソコンネットではプロバイダーを中心に(日銀当預のように)メールを交換し、インターネットでは、中心がなく、蜘蛛の巣のように張り巡らされた情報ネットワークでメールを交換します。 このように比較して考えると分かりやすいのではないかと思います。そしてこれは社会主義経済と市場経済を比較するのにも応用できます。 社会主義経済では政府が中央司令塔として、生産・金利など主要な経済指標を決定し、市場経済では、こうした司令塔はありません。それだけにこうした仕組みを十分に理解していないと「市場経済は暴走する」とか「市場原理主義は間違っている」などと、ピント外れな警告を発する人もいるようです。アメリカで情報管理システムの危機管理意識から生まれたインターネットを理解すれば、「コルレス契約」や「市場のメカニズム」の意味がよく理解できると思います。「国際間の資金移動の決済手段について」理解するためにも「インターネットの仕組みと歴史」を理解して下さい。 コルレス契約に関しては、「コルレス契約」で検索して多くのサイトの説明を読んでみるとその仕組みが理解出来ると思います。