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更級日記 あこがれ
更級日記のあこがれについてです。 東路の道の果てよりも、なほ奥つ方生ひ出でたる人、いかばかりかはあやしかりけむを……の「けむ」の解釈なのですが、僕は「どれくらい不教養だったようであるのか」と過去婉曲で訳したのですが、学校では、「どれくらい不教養だったのだろうか」と過去推量で訳しています。ある参考書では「を」の上はたいてい婉曲と判断と書いてあったのですが、どちらでもいいのでしょうか?
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よく勉強しておられますね。 参考書で「を」の上とあるのは、格助詞の「を」の場合でしょう。 そのばあい「けむ」は連体形で、たしかに過去の婉曲を表します。 この場合の「を」は、接続助詞なので上記とは違います。 私が訳すなら、 「どれほどかみっともなかっただろうに」 とします。過去推量です。 みっともないは、顔かたちや身なりから教養まですべてを含む気持ちです。しかし、定期考査などでは学校でやった解釈に従って下さい。
お礼
「を」一語で意味が変わるなんて、古典は奥が深いですね。 もっと精進せねば…。 愛で甚し回答、ありがとうございました。