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フローサイトメトリーのネガティブコントロールについて
私は医療系の大学に通う学生です。 フローサイトメトリーについて調べているのですが ネガティブコントロールについてよくわかりません。 IgGを用いることが多いようですが これは何に対する抗体でしょうか?
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免疫学を専門にしている者です。 IgGが何に対する抗体か?とのことですが、実験次第で使用する ネガティブコントロールの抗体は変わります。 フローサイトメトリーで解析するのに用いる抗体が仮に抗CD4抗体でクラスがIgGならば、対象となる細胞(胸腺細胞など)に発現していない抗原を認識する抗体でクラスがIgGならば、ネガティブコントロールとして使えます。あくまで、非特異的に結合することによる擬陽性を取り除くことが目的です。 モノクローナル抗体ではIgGを作ることがやりやすいのでIgGをネガティブコントロールとしていることが多いのですが、私が行っていた実験では、ウサギに免疫して、取ってきた血清(ポリクローナル抗体)を使ってフローサイトメトリーを行う場合は、ネガティブコントロールとして通常ウサギ(免疫していない)の血清をネガティブコントロールとして使いました。
お礼
なるほど、わかりました。 対象となる細胞に発現していない抗原を認識する抗体なんですね。 ありがとうございました。