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デリバティブって何?
このごろ会社で、「デリバティブできる人材が欲しい」というような話をよく聞きます。ファイナンスに無知な私はその意味が全く分からず、wikipediaなどでも読んでみましたが、イマイチ理解しきれずにいます。 どなたか分かりやすい説明をしていただけると有難いです。
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金融派生商品のこと。 金融商品とは 株価指数、個別株、為替、金利(国債)、商品・・・etcです。 それらを直接 取引するのではなく つまり安く買って高く売るのではなく、 それらの変動を利用するというか 見こすというか、 ぶっちゃけていえば、 この先↑か↓かを当てることで 利益を得る金融商品ってことになるでしょうか。 種類は3つ。 1)スワップ 2)フューチャー(先物) 3)オプション 1)はややこしく、わたしも説明できません。 身近なとこでは 固定金利の住宅ローンや銀行預金だそうです。 2)これは商品先物などで有名ですね。 たとえば 小麦の農家が毎年小麦100kgを 生産しているとします。 小麦が例年 1kg=100円だとします。 でも春先凶作や需要増のニュースがでて 先物(青田買い)市場で 1kg=150円になっていると その値段で先に買ってくれるわけです。 そこで農家は20kg売ります。 夏場には戦争がはじまりそうだってことになって 1kg=200円になっているかもしれません。 そこでまた30kg売ります。 そして秋になって小麦ができてみると 大豊作で小麦の値段が暴落して 1kg=30円ににしかならなかったとします。 これは現物つまり卸売価格(卸売り市場でつく値段)です。 そうすると 例年 100kg×100円=10000円で 経費や税金などを差し引いて黒字になっていた農家は 100kg×30円=3000円にしかならないと 大赤字になります。 でも高いときに先物市場で 売っておくと 20kg×150円+30kg×200円+50kg×30円=10500円で まあトントンですむわけです。 つまり先物で保険(ヘッジ)ができるのです。 一般的にはここに商社や流通関係者や純粋な投機筋などが 入り乱れて先物価格が決まっていくことになります。 そしてその価格(で買える、売れる権利)そのものを 売買しようとする人もいるわけです。 この小麦のとこが日経平均(の株化指数)になったものが 一般的に「先物」と呼ばれているものです。 3)これはある期日までに日経平均がいくらになるか あてるようなものです。 500円きざみで16000、16500、17000・・・っとなっていて その上か下かをあてるわけです。 いま日経平均が16300円だとします。 これがSQ日(毎月第二金曜日)の寄りつきにいくらに なるかをあてるわけです。 (実際は外資がどこのオプションを買っているか、売っているかが 重要なんですけど・・・・・) SQ日に15900になると思えば 16000円のプット(16000円で売れる権利)を買います。 もしくは 16000円のコール(16000で買える権利)を売ります ややこしいですね。 そのオプションにそれぞれ値段がついていて 5円とか50円とか、それらがとくにSQ前になると 大きく変動するわけです。 一般にボラが出るといいます。 毎年500倍になることが一度はあります。 1万円買っていれば500万円です。 オプションももともと 先物のヘッジのためにできたものなんですが このオプションそのものを株のように売買するひともいます。 ザックリいうとそんな感じ、だとおもいます。 細細書くとキリがないです。 ちがってたらごめんです。 この本がわかりやすいですかね。 http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B4%E3%83%9F%E6%8A%95%E8%B3%87%E5%AE%B6%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E6%8A%95%E8%B3%87%E5%85%A5%E9%96%80-%E3%83%87%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E7%B7%A8-%E6%B5%B7%E5%A4%96%E6%8A%95%E8%B3%87%E3%82%92%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%82%80%E4%BC%9A/dp/4840216738/ref=sr_1_2/503-9697577-9711927?ie=UTF8&s=books&qid=1181571120&sr=8-2
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デリバティブとは金融派生商品のことで、主にリスクヘッジの目的で作られたものです。 「デリバティブできる人材が欲しい」この人が使い方があってるかどうかはわかりませんが(笑)もしものときに備えて、リスクヘッジ(何かあってもすぐリカバリーできるようにプランを備えてあり、どのような状態でも柔軟に対応できる)というような意味で使っているのでは?
お礼
御礼が遅くなってしまいすみません。 リスクヘッジの意味もようやく分かってきました。ここで質問して、その意味がだいぶスムーズに入ってくるようになりました。ありがとうございました。
お礼
御礼が遅くなってしまいすみません。 >この先↑か↓かを当てることで >利益を得る金融商品ってことになるでしょうか。 この2行で非常にイメージしやすくなりました。小麦の例も、分かりやすく、とても助かりました。ご紹介いただいた本も読んでみます。ありがとうございました。