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「誇顔」の意味・用法は?

こんばんは、いつもお世話になっております。 漢検の勉強をしていたところ、どうしてもわからない単語が出てきてしまったので質問させていただきます。 「誇顔 (こがん)」 この言葉の意味と用法がどうしてもわかりません。 ネットのめぼしい国語辞書で検索してもヒットしませんでした。 「誇顔」とかいて「ほこりがお」と読む場合は「誇り顔」として「自慢そうな顔つき」という意味でヒットしましたが、「こがん」と読んだ場合も全く同じ意味なのでしょうか。 意味と用法がおわかりになる方、教えていただけると大変助かります。 よろしくお願いいたします。

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  • garamond
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回答No.1

誤用か造語のどちらかですから、無視してください。 お書きになったように「誇顔」は「ほこりがお」と読むものであり、音読の漢語ではありません。

noname#33457
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 この読み仮名は漢検のオフィシャル問題集に載っていたものでした。 >誤用か造語のどちらかですから、無視してください。 ということなのですが、オフィシャルの書籍に載っていたものですので無視するのもいまいち納得しきれません。 ですのでこの本について問い合わせをした方がよいのかなぁと思いました。 誤用か造語のどちらかだとしても、大抵の場合誤用か造語ということで資料が存在するかとも思います。 もしご存じでしたら教えていただけるとありがたいです。 自分でもまた探してみます!

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その他の回答 (4)

  • garamond
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回答No.5

#3です。 若干補足します。 「誇(り)顔」は「かこち顔」、「したり顔」、「人待(ち)顔」など同類です。 現代表記の本則は「人待ち顔」ですが、昔は「人待顔」と書きました。 これを「ひと【たいがん】」と読むでしょうか? http://www.google.co.jp/search?q=%90l%91%D2%8A%E7&lr=lang_ja&num=20&hl=ja&btnG=Google+%8C%9F%8D%F5 「時を得顔に」を「ときをとくがんに」と読むか「ときをえがおに」と読むかを考えてみれば、わかると思います。 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E6%99%82%E3%82%92%E5%BE%97%E9%A1%94&dtype=0&dname=0na&stype=0&pagenum=1&index=13724113211400 現代表記の本則には、読み方の紛らわしさをなくすという利点があることは認めます。 ただ、そのルールに従って書かれたのではない過去の表記について、注意しないと誤読に導くおそれもあるのです。

noname#33457
質問者

お礼

こんにちは、たくさんご回答くださりありがとうございました。 やはりわたしには難しすぎて十分に理解できませんでした。すみません。 また書き込みくださった内容を理解していく段階でわからないことが出てきたら別の質問をするかもしれませんので、そのときはよろしくご指導くださいませ。 ご回答ありがとうございました!

noname#33457
質問者

補足

実は他の回答者様のご回答も含めまして、質問の趣旨が「いかに『こがん』という読み方が誤用ということを証明するか」の方に傾いてきてしまっていたので、先日漢字検定の事務所にメールにて問い合わせをいたしました。 もともとは質問すればきっとすぐにわかることだろうと思っていたのですが、皆様のご回答を拝見しましてより気になってしまったので、思い切って問い合わせをしてしまいました。 2週間ほどたって、ご親切にもちゃんと回答をいただきました。 それによりますと、講談社の「新大字典」という本に「こがん」と「ほこりがお」の両方の読みで載っているそうです。 意味は「自慢の顔色、したりがお、得意顔」となっているようです。 皆様、いろいろなご意見ありがとうございました。 大変勉強になることが多く、質問して本当によかったです。 この単語はきっと二度と忘れない単語になると思います。(笑) ありがとうございました。

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回答No.4

1 大修館の大漢和辞典によると「誇」で始まる熟語は33あって、ここに「誇顔」はありませんでした。このことは諸橋轍次を頂点とする漢学者達が「誇顔」を漢語とも和製漢語とも認めていないことを意味しませんか。この33語以外は”誤用か造語”の類としてよい、一つの”根拠”になりそうです。 2 “ネットのめぼしい”国語辞典には「誇顔」が収録されていないのを、ご自身で確認されています。このことは当該国語辞典の編集者が「誇顔」を標準語と認めていないことを意味しませんか。 3 “ネットのめぼしい”国語辞典には「誇り顔」が収録されているのを、ご自身で確認されています。このことは当該国語辞典の編集者が「誇り顔」を標準語と認めていることを意味しませんか。 4 「誇顔」の使用例があるとの指摘について 例えば辞書によっては見出し語の直下に「持(ち)主」と()付きで表記をしているものがあります。これは「持ち主」と書こうが「持主」と書こうが「もちぬし」と読むことを示していませんか。「持主」は「じしゅ」とでも読まないといけないのですか。同様に「持ち場」であれ「持場」であれ「もちば」であって「じじょう」や「じば」ではないでしょう。「誇り顔」と書こうが「誇顔」と書こうが「ほこりがお」と読んでいたのだと思います。また今日では発音の通りに記すのが基本ですから「誇り顔」に落ち着くのではないでしょうか。 5送り仮名を読むけど書かない慣習は珍しくなかったのではないでしょうか。今でも俳句の世界では多いです。「初笑ひ」と書いても「初笑」と書いても発音は「はつわらい」であって「しょしょう」ではありません。「誇顔」と書いても「ほこりがお」と読んでいたのだと思います。 6 4と5の理由だけでは水掛け論になってしまい、論より証拠で「誇顔=こがん」の使用例があるではないかとの主張を覆し難いですが、1、2の辞典の取り扱いに異議立てするのは大変そうです。1、2の事実は十分「誇顔=こがん」を拒否する根拠になると思います。

noname#33457
質問者

お礼

こんにちは、ご回答ありがとうございます。 お礼が遅くなってしまったこと、お詫びいたします。 >“ネットのめぼしい”国語辞典には「誇顔」が収録されていないのを、ご自身で確認されています。このことは当該国語辞典の編集者が「誇顔」を標準語と認めていないことを意味しませんか。 いいえ、ただ記載漏れ、もしくは編集の段階で省かれた言葉なのかなと思うだけです。 また1につきましても「大修館の大漢和辞典」という本に書かれていないからといって存在しないとは言えないとわたしは思いました。 ですので、こちらで「その読み方聞いたことあるよ!」という回答を期待しました。 しかしあるものを証明するよりないものを証明するのは遙かに難しく、自分でも軽率な質問をしてしまったと反省しております。 その反面、ないならないで納得したかった自分もいます。 また、実は誇顔の読み方に「こがん」と記載されている本を見つけることができました。 一番最後の回答者様の補足欄においてその経緯と説明を書かせていただきましたので、よろしければご一読くださいませ。 大変勉強になりました! ご回答ありがとうございました。

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  • garamond
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回答No.3

#2さんの示された 「不夜城を誇顔の電気燈」は間違いなく「ほこりがほ」です。 「不夜城を」は「ほこりがお」の「誇り<誇る」の目的語です。 “不夜城を誇っているかのような顔をして”といった意味合いですね。 「不夜城を『コガン』の」では意味をなさないでしょう。 「誇顔に繰返せり」も同断です。 こういうことの分からなくなった人が“漢検のオフィシャル問題集”を作っているということが嘆かわしい現実です。 「月極」を「げつごく」、「借入金」を「しゃくにゅうきん」、「続柄」を「ぞくがら」(これは重箱読み) などと読むのと同じです。 戦後の送仮名の「本則」のため、昔の表記が読めなくなっているのです。 そのうち「差出人」を「さしゅつにん」と読むようになるかも知れません。

noname#33457
質問者

お礼

こんにちは、お礼が遅くなり申し訳ありません。 わたしの勉強不足のようで、おっしゃっている説明がよく理解できませんでした。 これから勉強して理解していきたいと思います。 また、今回の質問に関しまして「こがん」と読む読み方が載っている本が見つかりました。 詳しくは一番新しい回答者様の補足欄にてご報告しておりますので、よろしければ一度目を通してみてくださいませ。 ご回答ありがとうございました。

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  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.2

明治時代の小説家、広津柳浪の「今戸心中 」の一節。 「大空は一片の雲も宿(とど)めないが黒味渡ッて廿四日の月は未だ上(のぼ)らず、霊あるが如き星のきらめきは、仰げば身も冽(しま)る程である。不夜城を誇顔の電気燈にも、霜枯(しもがれ)三月の淋しさは免れず、大門から水道尻(すいどうじり)まで、茶屋の二階に甲走(かんばし)ッた声のさゞめきも聞こえぬ。」 http://www.aurora.dti.ne.jp/~ssaton/bungaku/imadosinjyuu.html ここでは、どちらかというと「こがん」と読むほうが語呂が良いですね。 大阪朝日新聞の紀行文(明治三十九[一九〇六]年十二月十一日)より。 方丈に入れば山僧出でゝ對面し、自ら百姓坊主と名乘りて、芋と寒竹との煮〆など馳走しつゝ、兩子大權現が申子に靈驗あるを説き、毎年二月の初午には、遠近の參詣人四五萬を下らず、十幾年間も連添へど子なかりし人の、此處に詣でゝより孕[はら]みたりとの禮状は山の如し、是れ見たまへとて數十通持出で、三井高福も權現の申子なりと云ふことを、誇顔に繰返せり、申子の祈祷料はと問へば、白米一升三合、蝋燭[ろふそく]十二本、米袋代六錢、郵便代六錢を為替にて送らるゝ よしと云ふ、いと廉價[れんか]なる申子かな、此の位にて三井ほどの金持になる子を生まば、好き商賣なりなど打笑ひつゝ暇を告げぬ。 http://www4.ocn.ne.jp/~primrose/meiji-kiji04-3.html ここでは「ほこりがお」でも「こがん」でも良さそうですね。 永井荷風訳の「菊花の歌」より。 誇顔(ほこりがほ)なる百合の花、冷(ひやゝか)に造りしやうなる椿の花束、 何(なん)となく恐しき罪の戯れいざなふを、 野にさく菊の花束は露持つ冷き風にゆらめきて、 蒸暑き夜宴(やえん)の都には因縁(ちなみ)なし。 (pdfファイル、29~30頁を参照) http://www.japanpen.or.jp/e-bungeikan/guest/pdf/nagaikafu03.pdf 「ほこりがお」のルビがふられていますね。 いずれも、文脈からして「自慢げな顔(表情)」の意味のようですね。

noname#33457
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 お礼が大変遅くなってしまい申し訳なく思っております。 自慢げな顔、というのはそのまま言葉からも推測して理解できますね☆ 実は今回の質問に関しまして、「こがん」と読むこともあるというちゃんとした資料が出てまいりました。 詳しくは一番新しい回答者様の補足欄にて説明いたしますので、ご一読いただければと存じます。 誇顔という単語は自分にとって全く聞いたことのない言葉でしたので、たくさんのこの言葉を含んだ文章、とても参考になりました。 ご回答ありがとうございました。

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