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吸光度
吸光度の測定の際、文献の値より大きくなってしまった場合考えられる原因としてはどんなことが考えられますでしょうか??
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UV-VISの測定であることを前提にコメントします。 以下のことを確認しましょう 1 測定に用いた溶媒は文献と同一ですか? 2 分光光度測定で得られた吸光度は1前後ですか? 3 分光光度計で測定する際にベースライン補正をしていますか? 4 測定したい化合物の純度は高いものを用いていますか? 1 溶媒の極性が化合物の電子状態に影響し、吸収スペクトルの形が変わり文献と違う値となる 2 分光光度計の値はAbs.が大きすぎても、小さすぎても信頼性は低下します。可能ならば、abs.が0.3-1.0ぐらいに入るような条件で測定します。abs.が小さい場合には迷光の、逆に大きい場合には散乱光の影響で信頼性が低下する傾向にあります。 3 あまり影響は大きくないのですが、細かいところをみるのであれば、ベースライン補正は必要です。 4 不純物に極度に吸光係数が高い材料が多く含まれれば、当然、値は大きくなります。