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印象的な自殺者の出てくる小説
国内でも海外のでも構わないのですが、文学史に載るような昔の名作は、あらすじを集めた本がいくつか出ていて自分でも調べられるので、三、四十年以内に出版された作品をお願いします。
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ここ3,40年間に出版されたもの・・・といいますと、ぎりぎりひっかかるのが、 三島由紀夫「奔馬」 自殺の瞬間を描いた結びの一文、「・・・・・、日輪は瞼の裏に赫奕と昇った。」が有名な作品。 三島由紀夫には、これ以前にも「剣」という短編があり、こちらも主人公の自殺の動機が「部長を務める剣道部夏合宿で、部員らが禁止されている遊泳を行ってしまったから」という、個性的(?)なものでした。 あと、70年代半ばの 中上健次「地の果て 至上の時」 それまで数編の作品群で主人公秋幸に大きくのしかかっていた父親、浜村隆造が主人公の目の前で自殺。 また、ちょっと違うかもしれませんが、近頃とんとお見かけしない 高橋たか子の「誘惑者」(泉鏡花賞受賞作、やはり70年代の作品) ある女子学生の友人になると、どういうわけか皆、自殺したくなって、自分では本当は自殺したくないと分かっているのに死んでしまう・・・という話だったという記憶があります。 でも、「悪霊」のキリーロフほど、後々まで語り継がれた自殺者はいないような気もしますね。
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四です。 失礼、「再生」じゃなくて「犠牲」でした(笑
文学っぽいのは大分でてるので、ノンフィクション小説で柳田邦夫の「再生」。柳田邦夫の実の息子の自殺を書いたもの。私にとっては印象的な自殺者でした。 見当違いだったらゴメンナサイ
お礼
そういえば、どこかで聞いたことがあります。 自分の息子のことを職業の上うえで向き合うというのもインパクトありますね。 どうもありがとうございました。
ノルウェイの森
お礼
村上春樹は全く読んだことがないので、最初の一歩にしようかとも思います。ありがとうございました。
- kasutori
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罪と罰か悪霊かな?
お礼
135年から141年前の小説のご紹介ありがとうございます。
お礼
「奔馬」は読んだことないんですが、「斬」という小説にその結びの一文が引用されていて、三島の自殺と重なりすぎるほど重なるので、強い印象が残っています。でもなんかこの人らしい描写ですよね。 中上健次も高橋たか子も全く読んだことがありません。とくに後者はどんな人かも知らないのですが、しかしかえって好奇心がわきます。 ドストエフスキーのは重ったい影しょった人物が出てきてよく自殺するようですが、キリーロフといのもその系統なんですかね。「後々まで語り継がれる」んじゃ読むしかありませんね! どうもありがとうございました。