• 締切済み

何故「腹」なんですか?

例)「あの人、腹の中では何考えているか分からない」    なんて言い方しますよね?   「あの人、【心】の中では…」なら、   心は頭にあるという考えもありますから   なんとなく納得はできます。  でも、【腹】の中で物事を考えないのに、  何故、【腹】というのでしょうか?       ※ ~語源なり、意味なりをお分かりの方          いらっしゃいませんか?~   

みんなの回答

noname#49020
noname#49020
回答No.5

 「心」というものは、人に備わった「感じる、考える、覚えるなどの働きをするもの」ということができます。形のないものです。  一方「腹」には形があります、物体です。昔の人は心の働き、すなわち知・情・意などは、腹の中にあると思っていました。腹は心の入れ物(容器)であったわけです。  腹の中には五臓六腑というように、いろいろなものが入っています。漢方でいう五臓は肺臓、心臓、脾臓、肝臓、腎臓で、六腑とは大腸、小腸、胆、胃、三焦、膀胱のことです。  腹の中のことは、江戸時代に杉田玄白らが腑分け(解剖)する前から、昔の日本人は漢方で学んである程度のことを知っていたと思います。漢方医学には詳しくありませんが、現代生理学でいう脳の働きは、漢方では五臓に分散されている、との考え方であったそうです。  一般人でも猟などの経験から、人の腹のなかには魚や獣と同じように、なにやらいっぱい入っているということはわかっていたでしょう。そうして心というものは「腹の中」にあると感じていたと思います。  心という字は「心苦しい」「心細い」「心が騒ぐ」「心する」などのように使われます。  腹という字は「腹が太い」「腹が黒い」「腹が決まる」「腹に収める」「腹をわって」などのように使われます。  以上のような言い方は昔からありました。 >「あの人、腹の中では何考えているか分からない」  腹の奥底にある心の動きが顔の表情に出るまでには、距離もありますのでわかりにくいということでしょう。   

thuthuya
質問者

お礼

回答有難うございます。 >腹は心の入れ物(容器) 今後、そういう観点から見てみようと思います。

  • tanuki4u
  • ベストアンサー率33% (2764/8360)
回答No.4

ものを考えているのが 頭 というのがわかったのは確か、最近のこと。 人間が生きてる!ってわかるのは首から下の部分。 「おい 息をしていないぞ」ということは言いますが、未だに「おい 脳波が止まっているぞ」などと、一般には言わないように、脳はよくわからんのです、体験的には。 で 腹 これは 首から下胴体全部をもともとは言ったそうです。 また、「五体]とは、一説に、頭・頸・胸・手・足・または頭と両手・両足なのですが、見事に胴体が抜けている。 五体満足というときには、はじめから「胴体」があって、そこに五つのパーツがちゃんとついているかどうかが気になるところ、だと認識しております。逆に言うと、「胴体」が人間の基本で、そこに五つのパーツがついている、オマケだという認識だったわけです。 なので、ホントのトコロ、一部分でなく本質とのトコロではどうなのよ?という語句を作るときは、「腹」という表現を使うことになります。

thuthuya
質問者

お礼

回答有難うございます。 なるほど! と思う回答です。

noname#62409
noname#62409
回答No.3

漢字の成り立ちから違いを考えてみたいと思います。 “腹”とは体のなかのふくれた部分をさすそうです。 “複”“復”と右側は同じかたちですよね。 この形自体が「ふくれている」という意味になるようです。 左側の“月”は“肉”から転じて出来た形で、「肉体」という意味を持っています。 「ふくれている」「肉体」すなわち、“腹”となります。 一方“胸”は「肉体」を現す“月”「内側の空洞」を現す“匈”から出来ています。 「肉体」で「内側が空洞」の部分、すなわち肺を持っている“胸”ですよね。 ここからは私の憶測なのですが、“腹”も“胸”も人間の急所ですよね。 そこから、「人間の大事なもの、感情、思いが入っている部分」という意味がうまれたのではないのでしょうか。 本当に中の良い人との関係を「腹心」、心のうちを見せることを「胸襟を開く」といいますよね。 あえて言えば“腹”は大切なものが詰まっており、“胸”はこれから大切なものを入れるという意味が含まれているのではないのでしょうか。 あくまで漢字の成り立ちから考えた私の憶測ですが。

thuthuya
質問者

お礼

回答有難うございます。 憶測にしては、すばらしい説ですね☆

回答No.2

それは、日本人の場合、古来、心は腹にあると考えられていた為です。 (西洋では、心臓にあると考えられていました。)ですから、この場合、腹=心なのです。ですから、切腹も本来は処刑の方法では無く、自分の潔白を命を賭して腹を割き、いささかの汚れや邪まな心が無いことを主君に証明するための儀式だったのです。切腹が武士だけに認められた死に方であり、武士の子供が一番初めに習う作法が切腹の作法であるのは、その名残です。

thuthuya
質問者

お礼

回答有難うございます。 切腹を例に挙げて下さったんですね。

  • binba
  • ベストアンサー率47% (513/1090)
回答No.1

古代では人の心は腹に宿っていると考えられていたそうです。 腹を使った慣用句・熟語の例で、心の意味を表わすもの。 「腹黒い」「腹が立つ」「~をしようという腹」など。

thuthuya
質問者

お礼

回答有難うございます。 確かに、そう考えれば筋は通りますね。

関連するQ&A