芳香族の活性化・不活性化、配向性について。
ベンゼンの反応の活性化・不活性化および配向性に関する質問です。
世間一般では配向性や活性化の原因を誘起効果と共鳴効果が合わさった結果であると教え込まれるのが普通ですが、この理論は配向性について合理的な説明であるとは思えません。
ベンゼンの活性化・不活性化の原因は、置換基に属する孤立電子対がハイゼンベルグの不確定性原理から導かれるように非局在化し、ベンゼン環のπ電子へと電子が流れ込むという理論は断片的にも理解が可能です。
しかし、それならばベンゼン環のπ電子を満遍なく活性化・不活性化するのが普通なように思われます。一般的な教科書を読むと、配向性の原因は共鳴構造式から自明に導かれる事のように記述されていますが、一見合理的なように見えますが、説明になっていません。
共鳴効果・誘起効果が合わさったという説明以外の考え方でベンゼンの配向性を説明できる方、もしくは現在の尤もらしい理論をご存知の方は知恵をお貸しください。
補足
化学の質問です。