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「牛乳は噛まないから」云々・・・という説について
カルシウムに関して、牛乳は飲む方が良いとする説と、飲まない方が良いという説があるのは昔から知っていたのですが、先日「牛乳は口に入れても噛まないため、消化酵素が出ない。だからカルシウムが吸収されず骨のためにならない。」と主張する親戚に会いました。 牛乳が体に良いか悪いかは置いておいて、「噛んで食べないから、飲み物では骨に良くならない」という点はどうなんでしょうか?
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ちゃんと牛乳のカルシウムも吸収されますよ。 カルシウムはリン酸化カルシウムまたはカゼインと結合した状態か、カルシウムイオンとして存在しており、吸収するときはカルシウムイオンの状態で吸収されます。このうちリン酸化カルシウムは胃の中で酸性になるとカルシウムはイオンとして遊離しますので、結局のところ牛乳のカルシウムの吸収に酵素は関与しません。 また、消化酵素の話ですが、噛むことによって分泌される消化酵素は唾液の中の唾液アミラーゼくらいで、それ以降の消化管の消化酵素の分泌にはあまり関与しません。また、この唾液アミラーゼの作用も気休め程度です。 ただし、飲み物である牛乳は別ですが、食べ物はやっぱりちゃんと噛んだほうが消化によく、ちゃんと噛むことは大切ですのでそれだけはお断りしておきますね。 お魚にもカルシウムは含まれますが、重量あたりの量も少なく、固体ですから吸収しにくいですし、手軽さにもかけます。そういう点で、牛乳はカルシウム源として優れていますし、牛乳を飲むことで骨密度が高くなったという報告もあります。 骨を蓄えられるのは20歳前後くらいまでなので、質問者さんは多分お若いと思うので、牛乳や、もちろん小魚などからもたっぷりカルシウムを摂取して丈夫な骨を作ってください。 長くなり、もうしわけありませんでした。
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- baiyaku
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その親戚の人の話を真に受けず、ここに質問されたあなたは賢明です。明らかに理屈に合わない食思想に取り付かれているのだと思います。 結構牛乳好きな長身の人は多いものです。 牛乳に含まれるカルシウムは吸収にすぐれているのは常識ですよね。ホームページによるとヨーグルトの方が乳酸カルシウムというもっと吸収のいい形になるようですね。乳糖の消化不良の心配もないし、腸にもいいです。
お礼
ありがとうございました。 ちなみに、今回その知識を吹き込んだ本はこれっぽいです。 FujiSankei Business i. 総合/「牛乳は有害」の根拠ただす 健康科学会議が新谷教授に公開質問 http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200703280008a.nwc
- hiropon626
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医師です。 牛乳のほうがひじきや小魚よりも吸収率が高く、カルシウムの摂取食品としては小魚なんかより優れています。 間違った認識を正してあげてください。
お礼
回答ありがとうございました。 その親戚は、本棚に江原啓之の著書があったり、疑似健康科学に飛びついたりするような人なので、認識是正は諦めていますw
- bure
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冷たい牛乳一気に飲んでおなかゴロゴロなんて人結構います。 「牛乳を噛んで飲め」の言い回しは口の中で少し温めて飲んだ方が胃に刺激を与えない。牛乳を冷たいまま直接胃にいかないようにと言う長年の経験からの戒めもあるのでは。 牛乳の消化には、ラクターゼという酵素が必要で、少しずつお中に入れることでラクターゼが働きやすくなる。 結果ひと口ずつゆっくり飲む事により牛乳の栄養分の消化吸収を高める事になる。 と言う事で質問の「噛んで食べないから・・・」は間違いではなく正解と言う事になる。
お礼
回答ありがとうございます。 ちなみに、、書き方が不適切でした。 その親戚は「牛乳は飲んでも骨には意味ない」みたいな意味でした。
お礼
回答ありがとうございました。 >「長くなり、もうしわけありませんでした。」 いえいえ、お気になさらず。