確かに一部は本当です。
しかし、
【すなわち健康と長寿の原点は体内酵素のミラクル・エンザイムを補給し活性化する7つの基本要素であり、これらすべての調和が生まれることにより、真の健康長寿が達成できるものと信じます。】
と、HPのトップにあるのは、笑えます。
「信じます」って、この時点で宗教ですね。
腸内細菌叢は確かに子供と大人とは違いますので
たしかに、大人になってから、「急に」牛乳を積極的にとっても
乳糖不耐性で下痢をするのは、日本人にはとても多い。
どなたかも書かれていましたが、
北欧の酪農国などでは、子供のころから、ずーっと乳製品を摂取し続けているなら、腸内での細菌叢が日本で言うなら、乳児のころと同様に温存されているのでまったく問題はないわけです。
日本でも、子供のころから、とり続けている人は問題はないのです。
何らかの事情で、積極的に「牛乳を摂ろう」と中年で思い立つと、「害がある」ということにはなるでしょう。
骨粗しょう症に牛乳が効き目がないというのは、本当です。
というよりも、薬を含めて、聞くものがほとんどないというのが実情です。
骨は、成長期を除いて減る一方なのです。
だから、そういった、意味においては、「牛乳で、骨粗しょう症は治らない」は100%ただしい。
これは、別に、牛乳に「罪のあること」ではないでしょう?
中年が牛乳を取りすぎるととありますが、とりすぎの「量」の範囲はどのようなあたりでしょうか?
パーキンソン病自体が、実は、まだ原因がよくわかっていません。
どうして、そういう病態が生じるのかはわかっています。
なのに、どうして、「牛乳がわるい」といえますか?
確かに、人よりも体温の高い動物(牛)の脂は「血管の中で固まる」とか言われても仕方がありません。
しかし、そういった事実はありますか?
しかし、脂肪酸の分子量が大きくて、牛は体温が高くて、バターは常温では塊ですね?
しかし、食べても、あのまま、体内でたとえば、肉でも野菜でも、脂も
塊として血管に吸収されるでしょうか?
たしかに、人として、吸収できる限界に近い分子量の形で吸収しますので、「体温の高い動物の脂」は良くないとはいえます。
しかし、そのままで、身体をぐるぐる回るわけではない。
昔から野菜類を摂取できないで、放牧で生活しているようなチベットの高地の民族や、イヌイット(エスキモー)は実に不健康ですね?
自然とともに共生するとするということを、世界基準で考えると、「文明国」の日本人はどうも考え方が変なのです。
哺乳動物に限らず、動物の脂肪を食べるということはその動物の脂溶性のホルモン(伝達物質)を摂取することになります。
それは、牛乳も肉の脂身も同様。
だから、牛乳だけの問題ではありません。
さらに、牛乳のカルシウムは尿で流れるというのは、本当ですが、
何も、小松菜のカルシウムと牛乳のカルシウムに目印がついているわけではありませんので、吸収できずに流れる先は全部が尿です。
これは、サプリの摂りすぎで、余った分は水溶性の成分は全部が尿だというのと同じ。
そういう意味で、無意味になんとかサプリをすすめているのも、
噴飯ものです。
さらにです。
致命的なのは、○○がたりないから、○○を摂取して健康的にと言ううたい文句が非常に多いサプリですが、たりないのは、考察。
砂漠に動物(善玉菌が腸に)がいないからと羊を放牧しても羊はいきられません。
草がない(善玉菌のえさ)。
じゃ、草を植えても、・・・雨(善玉菌のえさが増える環境)が降らないと草は生えないといわれています。
これに、等しいことが人の身体でもあるのです。
ミラクルエンザイムとやらが本当に、たりないなら補給すればいいのです。
これは、ビタミン欠乏症と同じ。
が、現在の代謝で不足してないもの、若いときには多かったが、年をとると減るものの何かを、中高年で摂取しても、身体にはとどまりません。
余分は、余分として、牛乳のカルシウムと同様に、尿に流れる。
一番いい例が、「水」正に、赤ちゃんは、みずみずしくて水分量70%。
しかし、成人になると60-55%です。
これをがぶがぶ水を飲んでも身体には、とどまりません。
逆に、70%まで貯水?できるとすると、むくんでいることになる。
若いときと同じというのが即、若い=より健康ということを意味しません。
お礼
とても平たく噛み砕いた説明、素人にも分り易く感謝いたします。 最後の水の例。本当ですよね。 水分摂るのが良いといわれたところで貯水そのものに限界があるとあとはむくみ・・・無駄なものですよね。 砂漠の例もおもしろかったです。 まずは自分なりに良い悪いを判断できる目を持つことが大切と言う事ですね。 ただ、巷で良く売れている本、という事で この件がマスコミなどに持てはやされ、社会的な影響を与える様なことになりませんかね・・ 小心者ながら少し考えてしまいます。 どうも有り難うございました。