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古代中国の服装について
古代中国(三国時代や唐代)の人々は、どのような服装、髪型で生活していたのでしょうか??一般庶民、身分の高い人、男女、それぞれで知りたいです。 またこのようなことについて詳しいサイトなどあったら教えていただきたく思います。
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- koon1600
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とりあえず、総論でとなりますが・・・ 基本的に、現在の日本人が中国で思い浮かべる髪型の、辮髪については、あれは歴史的にはまったく中国のものではなく、清代に強要された、北方の満州族(女真族)の髪型です。 伝統的な中国の髪型は、冠をかぶる都合で、結わない長髪、まあいまの女性のストレートヘア程度と考えていただければと思います。 身分によっても多少差はあるのでしょうが、全体的には長髪であると考えて差し支えないと思います。 ただ、例外的に、春秋時代の資料ですが、中国東南部(呉越あたり)にすむ、漁業を生業とする海の民族は、髪を短く刈りそろえ、刺青をいれる風習があったとされます。 某ゲームメーカーの三国無双なるゲームをやったことがあるかは知りませんが、あれのゲーム内の姿でいうと、一般的な髪型は周喩などの髪型で、海の民族については甘寧がそのまま当てはまります。 服装については、参考に見つけたURLを乗せておきますが、古代(春秋、戦国)における服装は、少なくとも貴族(ただ、この貴族というのは、現代とだいぶニュアンスがことなります。ほとんど、軍役と猫の額程度の領地を持っている程度で、数もたくさんいました。戦国時代では、彼らが軍の中核です)はスカートの形をしたゆったりとしたもので、筒袖のような形はしていなかったと考えられます。 そのため、中国では春秋時代にいたるまで馬は戦車を引くためのものでしかなかったようです(着流しのような服装では、馬に乗るのは難しいのです)。戦も、戦車の上に3人乗って、それを馬に引かせるという方法でした。 しかし、戦国時代にはいって、趙という北方騎馬民族と国境を接している国に、改革的な王(武霊王)が現れ、この軍隊の服装を騎馬民族系の筒袖に変えて、騎馬隊を編成しました。胡服騎射です。これは、遊牧騎馬民族が世界最強であった源である、乗馬、騎射(馬に乗ったまま弓を射る)を行えるように訓練した部隊で、中国においては画期的な無敵軍団でした。ただ、これの結成において彼は貴族たちを必死に説得したようで、なかなか困難な道のりだったようです。 詳しい書籍については、こういったものもあるようです http://www.hakuteisha.co.jp/new_pages/books/588-6.html
お礼
詳しいご説明ありがとうございます。ちょうど今無双をやっていて、実際の当時の人々の服装について興味を持ったんです。 みんな基本はストレートだったんですね。周瑜や甘寧で説明されるとよく分かります。実際、甘寧は水軍だったみたいですし。 参考URLと参考文献もありがとうございます。一読してみたいと思います。