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「多くの方々」と「多くの方」の使い分け
「多くの方々」と「多くの方」の使い分けを教えてください。 インターネットでそれぞれに検索すると大差ないように見えますが、国語辞典の謝辞などでは、「多くの方々」としている事例が多いように感じます。 「多く」が複数のため、「方々」が正しいと思っております。 よろしくご指導ください。
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英語を習い始めたとき、「日本語とは違い、英語は単数と複数を厳密に分け、語形も変わるので注意すること」と言われませんでしたか。 そう、日本語では、単数・複数を語形の上で厳しく峻別しないのです。だからといって、日本語が曖昧で非論理的な言語だというわけではありません。文脈を正しくつかんでいさえすれば、例えば「~方」が単数なのか複数なのかは明確にわかるので、形をかえる必要がないのです。「多くの~」と来れば、あとが「方」だろうと、「方々」だろうと、複数であることを読み間違えることはありません。よって、厳密に「方」と「方々」を使い分ける必要などないわけです。特に複数であることを強調・確認したいとき(例えば、一人一人を大切に思っているという気持ちを込めたいとき)には「方々」を使う、ぐらいの認識でいれば十分です。 例えば「お一方」、「お二方」という言い方があります。前の「方」は単数で、あとの「方」は複数だ、と日本語を母語とする話者なら無意識のうちに理解しているわけです。 要するに、文法上や語法上の問題としては、「方」「方々」いずれでも構わないが、文章や談話の性格や、その場の状況によっては、「方々」を使った方が丁寧で適切な場合もある、ということではないでしょうか。
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この事例は、多くの諸先輩の方々に教わったものです。 この事例は、多くの諸先輩の方に教わったものです。 前者が、より尊敬を込めた表現だと思います。
お礼
ありがとうございました。いつの世にあっても諸先輩方々の意見は大事にしたいものです。
- yumeoijack
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どちらでもおなじデーす。
お礼
御丁寧なご回答、まことにありがとうございました。