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類義語の使い分けについておしえてください。

今、国語の授業で類義語の使い分けについて調べています。たとえば、友達としゃべっているときに、「残念」 とはいっても、「遺憾」とはいわないとおもいます。 残念と遺憾は類義語だけど私たちはそれを使い分けています。そのわけ方の基準となるものをおしえてください。 すみませんが、この質問の回答の中から一部を抜粋したり、少し変えたりしてレポートに書くことがありますのでそれが嫌な方は一言「嫌です」と書いておいてください。お願いします。

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noname#109396
noname#109396
回答No.1

こうした言葉の使い分けというものは、あらかじめの決まりとして作られた、 確たる基準が設けてある訳ではなく、 1)過去にどの様な文脈で、どういった意味で、その言葉が使われたという用例があるか 2)そうしたことばの用法がどれだけ”世間一般に”広く受け入れられているか によって決まるものです。 たとえば、中学生の方が友達との日常会話で、「それは遺憾だね、まことに遺憾だ」という 言い方をすればふつう変ですが、一種のジョークとしては成り立ちますよね? こうして考えてみると、大雑把に言って、 1)自分の言いたい事の意味内容が、きちんと相手に伝わる表現であるか 2)文章、あるいは発言の雰囲気、感じとしておかしくはないか という事を、表現者が各自の言語感覚に照らして判断している、 とでもいえばいいのでしょうか? 私見を述べました、レポート作成の参考にしていただければ幸いです。

ouha80
質問者

お礼

ありがうございます。参考になりました。 レポートの参考にさせていただきます。

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回答No.6

ご質問を出されてから1ヵ月にもなりますので、レポートには間に合わないかもしれませんが、ご笑覧下さい。 (1)意味: 釈明や、非難をする場合によく使うのは、「遺憾」の方。この点はNo4のかたが書いておられる通りで、国語辞典にもそういう記述があります。 藤原与一・磯貝英夫・室山敏昭編「表現類語辞典」にさらに詳しく説明があります。引用すると 「政府機関が正式発表で自分の側のことについて「遺憾だ」と言えば「すみません」と謝ったことになるが、相手側のことについて「遺憾だ」と言えば、「けしからん」と抗議したことになる」 No5のかたの言われる「うらみ」について。単一の字の字義はおっしゃる通りですが、「遺憾」という語レベルで見る限り「うらみ」の意味が含まれるとは言いにくいのではないでしょうか。 (2)主体(主語)との関係: 例えば「うまくいかなかったんですか。それは残念でしたね」というように、相手の心を推測した場合は、残念を遺憾に置き換えることが出来ない。 「彼は残念そうでした。」も遺憾にするとおかしい。 「彼は遺憾だったに違いない/だったはずだ」などは可。 「遺憾」は自分以外の人の気持ちとしていう場合、文型上の制限があるようです。 これは私の思い付きですので、反例があるかもしれません。 (3):文体 これは皆さんのお書きの通り。「遺憾」は堅い改まった場面で使うが、「文章語」とすると言い過ぎでしょう。口頭の発話でも用いますから。 (4):共起関係 「遺憾なく」…申し分なく・もれなくの意で「遺憾なく実力を発揮する」等と用いた場合や、 「遺憾の意」など、一種の成語として使う場合は、遺憾を残念に置き換えられません。 これに対し「遺憾ながら」「遺憾なことに」等は、「残念ながら」「残念なことに」も成り立ちます。 以上、類義語といえども(1)の意味の面だけでなく、(234)のように、実際の句・節・文・発話の中でどう使い分けられるかという視点が大切であろうと思います。 参考になれば幸いです。

回答No.5

大野晋さんの『日本語練習帳』(岩波新書)で、 類義語の使い分けの話がされていた気がしますが、 それによって得たアヤシゲな知識によりますと、 類義語の使い方の違いを知るためには、 その語に使われている漢字の意味を知ることが大事だ というようなことをおっしゃっていた気がします。 手元にある漢和辞典を引いてみたところ、 「念」という字には「おもい」という意味があるのに対して、 「憾」という字には「うらみ」という意味があるようです。 だから、遺憾というのは単なる「心残り」ではなく、 うらみを残したことになってしまうのではないでしょうか。 国語辞典を調べたところ「遺憾に存じます」という言葉の説明としては、 「相手の期待に背いたときの言い方」という記述があります。 政治家やエライ人が「まことに遺憾であります」というのは、 「(あなたにうらみをかってしまうほど)期待に背いてしまった」 という意味が本来ならあるのではないでしょうか。 大野さんの『日本語練習帳』は勉強にもなると思いますので、 レポートの提出が済んでしまっていても、ぜひ一度、 読んでみるとよいかと思います。

  • narako
  • ベストアンサー率29% (9/31)
回答No.4

はじめまして。日本語教師の免許をもっているものです。 残念・・・結果結論が満足できないものであったりするときの感情 悔しいという意味も。 ・今日は仕事で 遊びにいけなくて残念だ。 ・テストがあんまりよくなくて すごく残念。 遺憾・・・残念と同義。残念よりも四角張った感じ。つまり、政治家や官僚など オフィシャルな場で好んで使われる。  相手に釈明したり、軽く非難したりする気持ちもある。 ・こんな事態になってしまったことは 大変遺憾なことだとかんじております。 心残り、痛恨 無念 なども同義としてつかわれます。 程度のさがありますよ。例文を作って考えてみましょう。 インターネットでシソーラスという文字を検索してみてくださいね。類義語の検索ものです。

ouha80
質問者

お礼

類義語でもやっぱり違うところはあるんですね。(まったく一緒だったらその言葉はできませんよね。)ありがとうございました「シソーラス」調べたのですが、私の家のパソコンの設定では、できないみたいです。

回答No.3

38年間、日本人をやっています。 言語学を学んだことはありません。 そのような私ですが...何を「基準」としているのかというと... 一言でいうと「フィーリング」ですね。 自分が今まで読んだり聴いてきた日本語の中ではどう使われてきたのか? 自分が書いたり話したりしたときにしっくりくるのか? 参考まで。

ouha80
質問者

お礼

ありがとうございます。 やっぱり今までの経験などで決められるんですね。

  • Ameringo
  • ベストアンサー率40% (30/75)
回答No.2

こんばんは、ouha80さん。 あんまり参考にならないかもしれませんが... TPOの問題かなと思います。「遺憾」は、「まことに遺憾ながら...」とか「遺憾の意を表明...」というように、改まったかんじのときに使いますよね。よく不祥事なんかが起こったときにテレビでえらい方々がおっしゃっていたりしますし。友達を映画に誘って「まことに遺憾ながら...」って言われたらちょっと引きますし。(笑)それに比べて、「残念」は、「残念だね。」とか「残念に思います。」のように普段使うような口調にマッチした、比較的にいろいろな場面で使える用途が広い言葉な気がします。このように、意味が同じでも、性質というか、用途がちょっと違うような気がします。やっぱりその言葉の使われ方、そして、使う側の立場、状況、などによって決まるのではないかと思います。 こんな回答で大丈夫かなぁ?(不安)お役に立てたら幸いです。

ouha80
質問者

お礼

とても役に立ってます。ありがとうございます。 レポートの参考にさせていただきます。