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溶液の脱気方法について

常識の範疇の質問かもしれませんが 溶液から溶存している気体を除く方法についてお尋ねします。 HPLC用の溶媒や、電気泳動用に調整した重合前のアクリルアミド溶液を これまでは、 ソニケーターで超音波処理をかけながら アスピレーターで減圧することで脱気を行っていたのですが ラボの同僚が 「超音波処理だけで脱気できるので減圧を行わなくても問題ない」 と主張しています。 これで大丈夫なものなのでしょうか。

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  • thiku-rin
  • ベストアンサー率54% (45/82)
回答No.1

用いる目的によってはanabenaさんが行っているような「減圧+ソニック」のしっかりした脱気をしないと駄目な場合も当然ありますが、同僚の方が言うように「ソニックのみ」の軽い脱気でOKの場合もあります。 例えばHPLCの場合は、最近の機械にはほとんどのものにデガッサー(脱気装置)が付いていますので、軽い脱気を行っておけば充分な場合が多いのです。 つまり実験によって求められる脱気のレベルが違うということです。 「ソニックのみ」で脱気した場合、「減圧+ソニック」の場合と比べて実験結果が変わってきたりしますか?変わらないならその実験ではソニックのみでOKと考えて良いかと思います。 私も理系実験系ラボで働いているのですが、脱気の仕方一つにしても、教育を受けた場所が違うと人それぞれ違うなーと思います。

anabena
質問者

お礼

ありがとうございます。必要でなければ手間が省けますので,一度比較試験をして,使う方向で考えてみます。 おっしゃっている教育を受けた場所で云々のくだりは全く同感いたしました。一箇所にずーっといる人達と話をすると、「それは何かの宗教かい!」と突っ込みを入れたくなるような唯我独尊な主張に辟易することが多く、院やPDであちこちを経験したのは、こういった点は常識がついてよかったかなと思ったりもします。 今回も単純なことですが、ひとつ引き出しが増えました。ありがとうございました。

その他の回答 (2)

回答No.3

HPLCの溶液調製の場合に、脱気の方法はいろいろあります。一番効率的なのが吸引脱気と超音波脱気を同時に行う方法ですが、超音波に10分程度かけるだけでも十分です。 No.2さんがおっしゃるように、「吸引+超音波」の方法では溶液の組成比が変化する場合があります。なのでウチのラボでは、「吸引+超音波」脱気をしていますが脱気時間を1分間と決めています。これなら誰が調製しても、保持時間の変動はほとんどありません。 つまり、どのような溶液の調製にしても調製方法を統一することで安定的な結果が得られると思います。

anabena
質問者

お礼

実施情報、参考になりました。ありがとうございます。

  • elpkc
  • ベストアンサー率53% (626/1160)
回答No.2

No.1さんのお答えのとおりですが、 超音波+減圧のほうが脱気が良く出来ますが、 減圧することにより、その溶液の組成が変化する場合があります。 HPLCの移動相のように溶媒と水溶液を混合している場合は、 減圧すると当然沸点の低い溶媒のほうが蒸発しますので、 組成比が変わってくることがあるということですね。

anabena
質問者

お礼

確かにおっしゃるとうりです。影響をあらかじめ考慮しておいた方がよいですね。極端に影響がでるようなら#3の方のご指摘のように,条件をそろえておくのが良いかもしれません。ありがとうございます。

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