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30歳過ぎでも監査法人への就職は可能ですか??
以前にもこのような質問があったと思いますが、よろしくお願いします。 僕は、31歳の公務員です。試験制度が変わり、社会人でも受験がしやすくなったとのことで、昨年の11月から勉強を始めました。予定では、平成20年に短答式試験合格、平成21年に論述試験合格を目指しています。そうなると、最短でも、33歳です。会計士試験合格しても、仕事がないでは、本末転倒ですよね。現在の30歳代の就職事情を教えてください。
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1975myさんへ 我々の会計監査を担当して下さっている(大手)監査法人の会計士補は 20歳代後半のかたが殆どです。 今月、「会計士試験合格者」という名刺を持って 挨拶に来られた業務補助のかたは、現在30歳手前ということでした。 ご参考までに。 合格しても、就職口があるか心配されているようですが 働いている先生たちの声によると、業務上の人手不足は否めないようです。 地方によって異なりはあると思いますが、一時期に比べ、会計士人気が落ちてきている(激務のためらしい)とは聞いています。 明らかに年齢制限を設けられていない限り、年齢を理由に断られることはないと思うのですが。 ただ、採用にあたっては 出張続きで、全国のホテルを転々とする生活の中で、 ひとたび監査に入れば、昼の一時間休憩を除いては、早朝から夜中まで 黙々と書類やパソコンに向かい続ける集中力を保てるか。 突如、受けた質問に、すらすら回答できる知識を蓄える熱意があるか。 上司のどんな雑用・わがままにも黙って機敏に対応できる度量はあるか。 彼らの仕事を見ている限りでしか言えませんが、これらの要素は大切だと思います。 法人にもよると思いますが、彼らの置かれた環境は、資格の上にあぐらをかいていられるような、甘い世界ではないようです。 彼らの常に所持している監査小六法は、最新版にも関わらず、膨れてボロボロです。 受かるまで猛勉強、受かってからもなお勉強の毎日だと、彼らは言っています。 採用の枠については、監査法人にもよるし、採用担当者の判断にもよるし、その時その時の情勢や、志願者の状況にもよるでしょう。40歳でも遅くないと言っている会計士も居ました。 色々な意見を聞かれると思いますが、 一番大切なのは、 会計士になって、監査法人で働きたい気持ちが本物かどうかでしょう。 やっとの思いで試験に合格したのに、年齢を理由に断られる最悪の結果を考えてみてください。 報酬が下がり、夜中まで仕事に拘束され、やっぱり公務員の方が良かったと後悔するかも知れないことを考えてみてください。 それでも、どうしても会計士になりたいという揺るぎないご決意であれば、迷わず目指してみてはいかがでしょうか。
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1975myさま わざわざお礼を書いて頂き有難うございます。 親に迷惑をかけたくないと思う気持ちは、私も全く同感です。 今は、大学の学費に仕送り、かつ専門学校の費用まで、ご両親に面倒みてもらえる学生さんも多いようですね。 社会人受験者と、受験専念者との違いは、勉強時間の格差だけです。でも、机の前に座るだけが勉強とは限りません。 記憶力を鍛えるには、憶える作業より思い出す作業が有効だそうです。 私は、それを聞いてから、仕事に支障のない、お手洗いに行く時などに「今朝見た問題は何だったかな」「どこを勘違いして間違えたんだっけ」と思い起こすようにしています。 この方法なら、上司にとがめられることもなく、誰にも気付かれず復習ができます。ちょっとした工夫で、時間は有効に使えます。 今年、試験を受けるつもりで、試験会場まで実際に足を運んでみると良いかもしれません。一年に一度しかない試験ですので、本番で緊張して思いがけない失敗をしない予防のためにも、擬似体験として。 6月と11月に日商簿記1級がありますが、取る取らないに関わらず、できるだけ毎回、受験したほうがよいです。 試験委員対策になります。 また、「全科目できっちり合格点を押さえる」バランス感覚を、鈍らせない訓練のために。 日商1級は、基準の原点が実際に使えるかの確認、会計士の簿財・管理会計の論文は、日商1級での原点を踏まえつつ、さらにどんな例外にも対応できるかを確認する試験という位置づけのようです。 日商1級を軽視する人も多いですが、 監査の際での質疑応答の内容は、近年の日商1級レベルを知っておけば、ある程度は対応できるものが殆ど?という印象を受けます。 (書物やインターネットで調べてもなかなか解決できない疑問を尋ねた場合は、プロの会計士でも、少し時間を置いて監査法人内で協議を行なうなどして、後に回答をくれる例が多いです。) 素人でも玄人でも、日商1級を攻略できる程度の知識は必要なのです。 会計士試験は、頭のいい人たちが選ばれる特殊な世界だと思い込んで、身構えすぎないことです。会計士さんの中には、難関試験を潜り抜けてきたとは信じられないような幼稚な言動を取る人もいたりします。勉強ができることと、本当の賢さとは別問題なのかも知れませんので。 以上、講師から聞いたアドバイス、会計士の意見などなど交えて、自分なりの見解を述べてみましたが、また長くなってしまいすみません。 最後に、私に色々お話をくれた会計士のかたから頂いた応援メッセージを掲載しておきます。 お礼回答は、もう要りませんので、今のお気持ちのまま、こつこつと頑張ってくださいね。 そしていつか、またこのコーナーを思い出す時がきたら、困っている後輩の方たちに、ご自分の体験談をお話して、励ましてあげて下さい。 「会計士試験合格に、特別秀でた知識は必要ありません。 全ての科目にまんべんなく力を発揮できれば、 偏差値50台でも脱出は可能です。(2006年本試験合格者データより) そのかわり、答えを憶えてしまうぐらい、何度も練習して、 誰にも負けないと自信を持てる自分なりの問題集を、完成させて下さい」
たびたびしつこく申し訳ございません。下で回答を出させて頂いた者です。 あの後、やはり心配になりましたので、監査法人の先生に 直接、問い合わせをしてみましたところ 直近の会計士試験合格者(つまり2006年本試験合格)で 30歳代後半でも、採用されたかたは、いらっしゃるとの事でした。 また、ここで他の経験者の方々も類似した回答を出されておりますが、 社会人生活をしながらの勉強で、短期合格を目指すのは 日商1級までが限界。 会計士試験は、勉強に専念できる環境を整えないと、なかなか厳しいだろうと、その人も言っていました。 (私に、その話を明かしてくれた先生は、勤め先を辞め、勉強に専念し、 合格を勝ち得たようです・・・。) もちろん、お仕事されながら見事合格されているかたもいます。できれば それが理想ですよね。 監査を受ける会社側の意見は、今まであまり出てないようですので 書かせてもらいますが やましい事がなくても、いちいち証拠書類の作成や、開示を要求されるのは 誰しも、あまり良い気分ではありません。 第三者の会計監査が、会社のために必要だと頭では解っていても どこの現場も、日常業務を中断させて、監査に立ち会うことになるので 「そんな細かいこと、わざわざ赤の他人の先生に言われなくたって、 皆ちゃんとやってるよ。とにかく、早く終わらせてよ」 というのが正直なところです。 技術職の人間は、机の上の数字で物を見る人間を頭から毛嫌いする傾向があり 販売業務の人間は、お客様第一ですので、商売の貴重な時間を、監査などになるべく割かれたくない 監査を受ける側の心情を、より理解し、心くばりをくれるのは、一度、社会人生活を経験している先生に多いように、私たちは感じています。 30歳からでは厳しい、現実を知れといった意見もいくつかありますが 歳をとっているとか、出遅れたとか、負い目に感じる理由は何もないと 顧客の立場で会計監査を見てきた私は、思っています。 未熟者の私が偉そうに言えることじゃないけど 重ねてきた人生経験は、その人にしかない強みになると思います。 書類の受け取り方、話し方ひとつにも、その人の気遣いは現れます。 高い学歴や、高級な衣服で身分を飾るより、 ずっと大切なことだと思います。 本気で目指している目標なら、諦めず頑張って(もう充分頑張っておられると思いますが)最後まで貫いてほしいと思います。 専門家でもない私が、 出しゃばって色々失礼なことを書いて申し訳ございません。 3月~5月は一年で最も多忙な時期ですので 現会計士の回答を求めるのは難しいのではと懸念して ついつい、余計なお節介をしてしまいました。 では・・・。
- straker505
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旧司法受験生で職歴無しでは 30歳が限界とか 聞きましたが 既公務員なら何とでもなるのでは?
お礼
こんなにも、詳しくそして、丁寧な回答をいただきまして、本当にありがとうございます。 やっぱり、仕事をしながら、公認会計士の試験に合格するのは、かなり難しいみたいですね。仕事をやめればよいのでしょうが、貯金はないし、親にもこれ以上迷惑をかけたくのないです。やはり、仕事を続けながら勉強を続けていきます。 覚悟して、できるところまで、がんばってみます。