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監査法人への就職についての悩みとは?
- 公認会計士目指して勉強中の28歳が監査法人への就職に悩んでいます。
- 年齢や学歴、前職の経験などが就職に影響するのではないかと心配しています。
- 就職事情を考え、早めに対策を講じる必要があると考えています。
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質問者が選んだベストアンサー
まず前段階での断り書きとして、30歳を区切りにしているのは妥当と思います。 相当のキャリアか、相当のコネクションがない限り、現状の採用環境ではなかなか難しいのが現状だからです。 その上で、短答式を受験する前に日商簿記検定1級に合格しているのは、初回受験者としては相当のアドバンテージと思います。財務会計論・管理会計論の計算分野においては勉強がほぼ一巡できている証ですから、あとは理論や計算力の補充をはかりつつ、他の科目を含めて現在のリードを維持することが大切です。 また、多くの監査法人では本格的な採用活動は論文式の合格発表日後(あなたでいえば、来年の11月中旬)にしか行わない傾向があります。いろいろ気になることはあるでしょうが、会計士受験に足を踏み入れてしまった以上、論文式試験の終わる来夏までは試験のことに集中した方がよいと思います。 1:受験者の年齢でいわゆる足きりをするかどうかは法人次第ですが、採用の優先順位に序列をつけることは考えられます。社会人経験者の場合、前職のキャリアを評価される場合はある程度の年齢をカバーできます。ただ、前職の内容次第なので3にも関係しますね。 一般的に評価されやすいキャリアは、金融機関(特に法人融資など、公認会計士登録のための実務要件にカウントできる業務)、上場企業の決算書作成を含む経理・IR、内部監査あたりでしょうか。ただ、後2者は新卒ですぐに担当することはまれですから、矛盾といえばそのとおりです。 とはいえ、無い物ねだりをしても仕方ありませんので、ご自身の経験を振り返り、監査実務との結びつきや監査実務において有用と思われるポイントをアピールできるよう時機をみて考えておくとよいと思います。 2:基本的に学歴は関係ありません。過去には短大卒の会計士も一定数いましたし、最近では、専門学校の全日制課程出身・在学中の人も一定数います。ただ、「基本的」というのは、旧財閥系や重厚長大型の多国籍企業の監査メンバーを見ていると、難関大出身者が多くなる傾向があるのもまた事実であるからです。しかしながら、これは必ずしも学歴偏重という訳ではなく、合格者を多く輩出していることから確率的に占有されやすくなったり、彼らがいわゆる地頭力といわれるような理解力、基礎学力に裏打ちされた語学力・一般教養を備えている可能性が比較的高いからと考えられます。かような企業集団であっても、子会社・関連会社となると、殆どはごくごく普通のチーム構成になりますので、学歴を考慮されるようなポストは一握りです。 3:マイナスになるようなことはないと思います。小売業の現業系の仕事でも、それはそれで接客で磨かれたコミュニケーション能力や、店舗オペレーションや本社への報告等を通じて会得した内部統制のコントロールズの実践的理解は監査業務でもきっと役立つと思います。
お礼
お返事遅れて申し訳ありません。貴重なアドバイスありがとうございます。今ある自分自身の能力を最大限に活かして、まずは試験を突破します。