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監査法人等への就職について
現在高校3年で、大学へ進学し、在学中に公認会計士を目指そうとしているものです。 ひとつ気になったのですが、在学中に短答式試験のみにしか合格できなかった場合、就職後に論文式の合格を目指すことを前提に、監査法人や会計事務所に就職するといったことは可能なのでしょうか。また、そういった人は今までにいたか知っている人はぜひ教えてください。 よろしくお願いします。
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- nobiinu1972
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こんにちは。 現在、大手の監査法人ではほぼ全ての事務所で、科目合格者の採用を行っています。また多くの事務所では、論文式の合格科目がゼロで「短答式試験のみ」合格という場合でも採用するケースは多くあります。 一方、「会計事務所」はほぼ「税理士事務所」と同義ですので、職域を異にします。そのため、監査も行っているところでないと、採用はないかと思います。 以後、監査法人を前提とすると、以下のことがいえます。 ・ うがった見方かもしれませんが、人気の薄い監査法人に科目合格者(短答式試験のみを含む、以下同様。)が集中する傾向があるかもしれません。要は全科目合格者が中々集まらないためです。昨年度の新人採用の2/3が科目合格者という監査法人もあったとききます。 ・ まだ現行の制度が始まったばかりなので、今後のことはよくわかりません。科目や短答式の有効期限は2年しかありませんので、働きながら勉強するよりは、大学卒業後まで受験期間が及んだとしても浪人してでも一気に勉強を進めたほうがよい結果を生むかもしれません。 ・ 監査法人のリクルートの状況は一様ではなく、景気の波と同様の揺れがあります。今の状況をあてにしていると、いざ受験を始めて監査法人への就職活動をした時には状況が変わっていることもありえます。13~14年ぐらい前には合格者の半分程度が就職できない状況がありましたし、最近でも4年ほど前には、若干の就職難だったこともありました。 ・ これもうがった見方かもしれませんが、科目合格者で入社する人は、合格が近い人という訳ではありません。家庭環境に恵まれて金銭面での心配が要らない人、年齢的に今年就職しなくてもまだ大丈夫という人は、全科目合格してから入社する道を選ぶと思います。実態としては年齢面、金銭面で後がない人が駆け込み寺のように科目合格者採用の道を選ぶケースが多いような気がします。経営者の子や会計士2世といった人たちで科目合格者で入るケースはほとんど目にしませんので。 ・ 処遇面については、全科目合格者よりは多少給与は低く8割程度といわれます。ただ、受験直前に2ヶ月程度の休暇を与えられることを考えると、労働時間当たりの給与でいえば、全科目合格者とほぼ同レベルです。それでいて、残業や休日出勤、出張を極力しなくて済むよう配慮されているのですからむしろ相当な厚遇といえましょう。法人内でも「科目合格者」として再入社したい、という笑い話をする人がいるほどです。
- kirirock
- ベストアンサー率64% (40/62)
まず、会計事務所というのは税務など税理士事務所と同じような業務内容であることが多いです。そのため、論文合格後は監査法人に就職すると考えた方がいいです。 本題ですが、論文不合格でも翌年以降の合格を前提に雇ってもらえます。ちなみに自分の周りには会計士受験生がほぼ皆無なのですが、今年、監査法人の就職説明会で友達になった方はすでに論文の合否(合格発表は今月の19日)に関わらず、9月から働いているみたいです。 ご存知の通り、短答式合格による期間免除が導入されたのは06年からですので、実際すでに働いている人はそんなに多くはないかも知れませんが、今年は去年以上に論文不合格でも働く人は多いと思います。(某大手監査法人では合否に関わらずかなり内定を出していたみたいです。) ただ、これは今は売り手市場で、監査法人自体人が足りないというのが影響していると思います。もしかしたら、今後短答式合格→働きながら論文合格を目指すという形が一般化する可能性はあるかもしれませんが、人余りになり買い手市場になってもこのような論文不合格者を雇うようなことがあるかはそのときにならないとわからないと思います。多分来年はまだ雇ってもらえるのではないでしょうか。 ちなみにひとくくりにどこの監査法人も短答式合格者を条件にしているわけではありません。ある法人は短答式合格+一部科目合格を前提にしているところなどもあります。あと某監査法人ではこれから勉強を始める人を雇うようなのもあるようです。 また、勤務形態もも監査法人によって違うようです。週4のところもあれば週5のところもあるようです。ただ大体どこも論文式試験前2ヶ月は休みがもらえるようです。あと当たり前かもしれませんが、給料は一括合格者よりは下がるようです。某監査法人の場合は一括合格者が年俸ベースで550万なのに対し、科目合格者及び短答式合格者は年俸ベースで400万のようです。
お礼
とても詳しい回答ありがとうございました。 完全に論文式に合格しないと監査法人では雇ってもらえないと想っていたので、万が一短答式しか合格できなかった場合就職が難しいのではないかなどと不安を抱いていました。 しかしそのような働きながら(実務につきながら)取ることができるのを知り、安心しました。 早く合格できるようがんばりたいと想います。 ありがとうございました。