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信託によるファイナンスでは「商品は作れても儲けが無い」?
信託によるファイナンスが話題となっています。 これは、受益者のもつ「信託受益権」を証券として投資家等へ販売することによって、事業資金を集めるという方法ですよね。 信託受益権の販売によって事業資金が集められますので、委託者にとっての第一の問題「事業資金の調達」は実現されると思います。 しかしその後、その事業から生まれる収益は「信託受益権を持った投資家」へ渡るために、委託者は≪商品は作れたが、儲けが無い≫ということになってしまわないのでしょうか。 ・・・この問題を回避するためには、委託者には一部の信託受益権を残しておき、残りの分を投資家等へ販売するのだと思われますが、実際にそういった契約がなされているのでしょうか?幾つかの資料を調べたのですが、「一部を販売」という記述がどれにも見当たらなかったので、疑問に思いました。
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はじめまして、信託受益権は基本的に分割できないものであり、受益権を事実上所有する受益者の出資持分を売却するということになろうかと思います。 ですから、出資持分を負担する余裕が無いのであれば事業資金の総額にあなた様の想定利益(欲しい分)を入れ込んだ価格を事業の総額として借り入れを起こす(その金額が妥当か否かは審査によりますが・・・)事となります。そして、事業が成功した時点で利益を配当する事となります。 それがダメなら優先劣後構造の出資形態としたらいかがでしょうか。優先出資者とは配当割合を決定し、それを上回る分については最劣後のあなた様が配当を受けるという。
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- straker505
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一般的な推測ですが 委託者は受益者とは異なりますので 事業使用目的資金を市場から調達・ファイナンス出来さえすれば 目的を達するのではないかと・・・・ 商品構造も知悉していませんが、利益を上げるのが目的では 無いのではないかと・・・???
お礼
ご回答ありがとうございます。 私は映画などのコンテンツファイナンスについて関連記事を調べていました。 非営利目的で信託により事業資金を調達するのは、私はどういったシチュエーションか分からないのですが、存在するのでしょうか?質問ではあくまで「営利目的」の事業ですね。言葉足らずでした。
- mongkok
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委託者は信託資産運用で高率のフィーを取ります。 このフィー以外に委託者が受益権を保有することもあります。 いずれにせよぼろ儲けですよ。
お礼
ご回答ありがとうございます。 高率のフィーや受益権を保有することがある。 なるほど・・・契約次第である側面もあるんですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 まずは自分が出資することで、受益権を得るということですね。その後それを間接的に他者(投資家等)に負担してもらう。 優先株のようなシステムもあるのは初耳でございました。わかりやすいご説明で助かります。ありがとうございました。