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陶器瓦かスレートか?
屋根材を検討しています。 HMの標準仕様は、クボタのグラッサシリーズのスレートがついていますが、こちらでいろいろと読む限り、陶器瓦がいいということで迷っています。 HMが言うには、地震の時に、瓦だと頭でっかちになるからよくないと言っています。またグラッサは色あせしにくいからおすすめだそうです。 (地震の時に危ないと言われると、ちょっと心配になります。) 屋根の形状は片流れでシンプルモダンなのですが、どちらの瓦が良いのでしょうか?(陶器瓦は変なのでしょうか?) また他におすすめがありましたら、教えていただきたいと思います。 よろしくお願いします。
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屋根材を選ぶ判断基準は4点あります。 1)構造上の問題点; 屋根垂木が陶器瓦に耐えうる太さ、間隔になっているか。 屋根瓦を支えて地震に耐え得る構造強度(柱の本数・単位面積あたり密度・壁倍率に加えて梁の太さ・間隔)か。 2)デザイン上の問題点; 建築デザインによってふさわしい瓦を選びます。 3)イニシャルコストの問題点; 当初予算にはまるか。はまらなければ他の予算と摺り合わせて折り合いがつくか。 4)ランニングコストの問題点; 瓦で言えば再塗装が必要かどうか、寿命は短いかどうか。 貴方の家の場合に当てはめてみますと 1)垂木は45ミリ×60ミリの太さで33センチ間隔なら陶器瓦を乗せて問題ありません。 「頭でっかちになるからよくない」これは構造強度をぎりぎりまで下げているので想定外の陶器瓦は不安だという本音なのか、基準法はゆっくりクリアしているのだけれど一般論としては屋根材は軽いに越したことはないという意味なのか。 壁量の計算書を提出して貰って基準法の数字と比較し、どれだけゆとりがあるかを調べると良いと思います。ちょっと勉強しなければなりませんが、安心するためにも確認して置きたいところです。壁量計算は必ずしておかねばならないのでHMに言ってみては如何でしょうか。どのように対応してくれるかも冷静に見て置きましょう。貴方の家の数値とその意味の説明をしてくれるなら大丈夫。 2)片流れ屋根+シンプルデザインなら「軽さ」を強調したものでしょうね。図面を見ないで一般論として言うなら薄物屋根材が似合うでしょう。屋根勾配はどうですか。流れ長さや谷の有無との関連があるので一概に言えませんが、グラッサあたりなら3.5寸勾配、陶器瓦なら4.5寸勾配程度あれば良いですね。 3)片流れという条件でならイニシャルコストは、寄せ棟に比べれば価格差は小さいですが陶器瓦がやはりちょっと高いです。 4)陶器瓦が文句なく安いです。 上記を勘案しながら決定して下さい。なお、陶器瓦と言っても軽さを強調した平板瓦を使えばデザイン的にはマッチする可能性大です。
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- boohsuka
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こんにちは。 とっても個人的な考えで恐縮ですが、ちょっとだけ陶器瓦の肩を持たせてもらいます。 地震が一番の心配であれば、やはり上部が軽い方がいい??と思います。瓦ばかりを目の敵にする昨今ですが、壁にしろ躯体にしろ上部が軽いと良い訳ですよね。かといって強度が低かったり、耐用年数が短かったり、修理コスト・時間が大きかったりすると困ってしまいますよね。 それでもいつ来るか分からないけれど地震に備えるのであれば、又は過去に地震で怖い経験があるようでしたら金属系かスレート系でしょうか。これはご自身の判断でいいと思いますよ。 スレートの良い点は比較的軽いと言う事(すごく軽い訳ではありません)。弱点はやはり塗装や母材の劣化が陶器瓦に比べ早い事、補修が結構大変。どう言う事かといいますと、 1.ある時期が来ると塗装をしなくてはなりませんね。その塗装も7~8年でサイクルでやらなければいけません。一生お金かかります。(陶器瓦は茶碗?みたいな物ですから表面の劣化はし難い、短い周期での出費は殆どない) 2.脆くなってもし割れてしまった場合、1枚だけ挿し替えるのはかなり困難です。重ねながら釘等を打って留めてありますから途中の1枚だけ抜くわけには行かないのですね。(陶器瓦ですと大抵1枚でも簡単に挿し替え出来ちゃいます。短時間で修理出来ますから安く済みます。) 家を建てる時に注意していただきたいのは、建てる時はお金がたくさんあるような錯覚をしがちなのですが、実際に金銭的、精神的に苦しくなって来るのが5~6年後からです。新しい家に慣れてきた頃です。ローン返済、税金や光熱費、家族状況の変化、家財の増加・買い替えなどで経済状況は大変になるのが殆どのご家庭です。その時に家のメンテナンスに多額の出費をしなければならないってのは避けておきたいものですね。お金かけても新築のときの喜びはないですもん。 瓦が和風と言うのは今の時代全く関係ありません。色々なスタイルの陶器瓦があります。綺麗に葺かれた屋根は和洋問わず、飽きの来ない美さがありますね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 一生お金がかかるのは嫌ですね、 また飽きの来ない美しさ、惹かれます。 陶器瓦にしようと思います。 詳しい説明、とても参考になりました。
- anpanman00
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陶器瓦は一度乗せたら色あせ等がなく吹き替えが必要ないので始めの値段は高いのですが先の事を考えると得と思います。 スレート瓦は軽くて台風などでは飛ぶ様な心配が少ないと思います。 しかし10年もすれば吹き替え工事が必要です。 後は最近段々と増えてきた太陽光発電が組み込まれた屋根です。 (太陽光発電に興味があればの話ですが) 後付けするよりもかなり安く付けられるようです。 (後付けが300万なら 屋根一体型なら100万ぐらい・・・HMのサービスもあるみたいですが) 今の出費を抑えるか、先々の出費を少なくするかのどちらかだと思います。 私も6年前に家を建てましたが瓦は陶器瓦とスレート瓦の間のスペイン瓦(コンクリート瓦)にしました。 今 建てるなら瓦は太陽光発電一体型のものにすると思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 葺き替え工事大変そうですよね。 太陽光発電一体型の瓦なんてあるのですね。 ソーラーシステムとは違うのかどうか分かりませんが、今までの家で少々懲りましたので、一般的な瓦がいいのかなと思います。
- miwaharu
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こんにちは、私の場合、張替えや、色の塗りなおしなど等 考慮して、陶器瓦にしました。 ギャグではありませんが、登記のときにも、コンクリートやスレートではなく瓦葺と記載できるので、ちょっと優越感に浸れます。 が、なんといっても、あの重さがネックだと思います 標準でスレート(コロニアル?)だとすると、屋根のつくりの(想定加重)もそれなりなのではないでしょうか? 瓦にするのであれば、屋根の補強費用も計算にいれて、考慮したほうが良いかと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 屋根の補強が、屋根材によってあるのですね。 知りませんでした。 早速確認いたします。
- legacy_bp5_20r
- ベストアンサー率23% (400/1688)
今のご時世だと純和風の日本家屋以外で瓦は似合わないと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 やはりそうですよね、私どももそう思っております。 率直なご意見ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございました。 とても参考になりました。
補足
詳しいご回答ありがとうございます。 屋根の勾配をみましたら、一番大きな屋根(北から南に垂れている片流れの屋根)は4寸。北玄関なのですが、玄関上についている屋根の勾配は3寸でした。 さらにその上の2階部分にも同じ形で屋根がついていますが、同じく3寸でした。 陶器瓦ですと、4.5寸にした方が良いのですよね。 玄関上の1階部分と2階部分についている屋根をダミーバルコニー型の屋根(勾配の無い屋根)にすると、メンテナンスが大変とHMがいっていました。やはり、瓦でなくスレートにするにしても、メンテナンスはダミーバルコニータイプの屋根より簡単なのでしょうか? お暇なときにご回答頂けたら、幸いです。