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当用漢字と常用漢字の違い
当用漢字と常用漢字の違いは何でしょうか?
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大雑把に言えば、 (1) 第1次の常用漢字は 1923年に 1962字が選ばれました。 (2) 当用漢字は 1946年に 1850字が選ばれました。 (3) 第2次の常用漢字は 1981年に 1945が選ばれました。 (1) (2) は漢字の制限を目的としています。特に(2)は、占領軍が「漢字仮名全廃」という、ものすごいことを計画していたのを、何とか食い止めようとした努力の産物です。 一方 (3) は、どちらかといえば、漢字復権を目指したもので「これくらいは漢字で書けば」という意味が含まれていると言われます(公式にはそんなことは言ってませんが)。 (3) の制定に当たって、政府と新聞社の対立が表面化し、かなりの食い違いが生じたまま、現在に至っています。 常用漢字は「内閣告示」によって「公務員」を制約していますが、一般国民に何ら義務を課すものではありません。