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「友だち」と「友達」
お世話になります。 一般的な表記についての質問です。 「ともだち」を表記する場合、表題の通り、 「友達」か「友だち」のどちらがよいのでしょうか? 児童教育の専門書などでは、「友だち」という表記の方が 多いような気がしますが、 その理由などもお知りの方はお教えください。 想像や、ご意見でも構いません。よろしくお願いいたします。
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交ぜ書きというやつですね。 正常な日本人は使ってはいけません。
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- gootaroh
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No.8=No.11です。みたびすみません。「用字用例集」について確認しました。私が使用しているのは「新公用文用字用語例集」(第19版)で、その166頁に「友達」で表記することになっていました。 ちなみに、同書136頁には接尾語としての「たち」の説明があり、これは平仮名にするようです。正確に引用すると、「・・・たち(接尾語)私たち、若者たち(注『ともだち』は『友達』と書く。以下略)」でした。 「子供」も同様に漢字表記です。「私たち」や「私ども」など接尾語として使用する場合は平仮名ですが、「友達」や「子供」のようにそれだけで一つの単語の場合は漢字で書くことになっています。なので、これらの複数形は「友達たち」「子供たち」ですね(「ともだちたち」というのは何かクドイ気がしますが)。 以上はあくまで公用文においての話です。ですので、少なくとも公用文においてこれらの語(友達、子供)を交ぜ書き(友だち、子ども)することは、何らかの「意図」が入っているような気がします。
- gootaroh
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No.8です。No.9様、言葉が過ぎたようで申し訳ないです。 「用字用例集」は私も業務上愛用しています。少なくとも公用文においては同書に沿った用字が求められるので、どうして同書でそういう書き方をしているのかはともかく、「コレにそう書いてあります」というのは、公務員としては十分な根拠になり得ます。「友達」が同書で「友だち」になっているかどうかは、会社に行けば同書があるので確認しておきますが、もし「友だち」であれば、多分、常用漢字表に「達」に「だち」という読み方がないという理由ではないでしょうか。 ただ、教育公務員は必ずしも同書に従っているわけではないと思います。要するに「こども」のことです。同書では「子供」ですから。ただ、ご質問の「友達」とは別の話題ですので、これ以上はやめておきます。 それから、これもご質問とは別話題なので恐縮ですが、「嫁」についての「私の手元の漢和辞典」とは、「第二版角川最新漢和辞典」のことです。今自宅にいるので、正確に引用できます。この231頁に「嫁」があり、その成り立ちとして、「『女』と、音を示す『家(か)』(化粧して着かざる)とを合わせて、りっぱに着かざった女、つまり「よめ」をあらわす。そこから、「とつぐ」に使う。」とあります。ご参考まで。
お礼
補足の説明ありがとうございました。
補足
なかなか色々なお話が聞けて、参考になっています。 ただ、白熱しすぎて議論にならないようにだけはよろしくお願いいたします。 (ルール違反になってしまいますので・・・。) もう数日だけ締め切らずにおいておきますので、何か補足などございましたらよろしくお願いいたします。
- luune21
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コドモは「こども」「子ども」「子供」のどれでも可で、 トモダチは「友達」と書くのが標準です。 ☆「こども」が「子供」や「子ども」などに表記が分かれているわけ いうまでもなく「こども」のもともとの日本語は「こ」です。これに漢字を当てはめたものが子・児ですね。これを複数形の接尾語「ども」をつけたものが「こども」「子ども」で、もともとは複数の子を表すことばだったわけです。しかしこの語はかなり古い時代に複数の意味が薄れてしまい、子ども=子と同じ意味になりました。(これと同様に「子等」も単数として使われている例もあります) 一方「=ども」は、もともと従者のことです。「お供します」の「供」ですね。このように、このことば自体も複数をあらわすものではありませんでした。それがいつのまにか複数をあらわすような概念に受け取られ、子の複数にもつけられたということです。しかし、語源が従者ですから、どちらといえば下の身分のものにつける語尾です。その意味では「この悪ガキ供」とか「あの女供が」という文を見かければ、確かに見下すような文脈だろうという気はします。ただし、これが「女ども」とかなになったからといって、さほど違うようにも感じられません。 また「=ども」には漢字の「供」が使われることはありました。しかし、本来の「供」には、複数形にしろ従者にしろ「=ども」の意味はありません。当て字なんです。 実際、明治までは「こども」「子ども」「児供」「小供」とさまざまな表記がありました。こんなことは他の語にも多数あります。正しい表記を誰かが指定していたわけではありませんから、統一されていないのは当然のことです。地名や人名でさえ本人みずから違う漢字を気分によって使い分けたりしていた時代です。何か「正しい唯一の漢字表記」があるように思うのは精神が「現代」になってから後のことです。 しかし、明治以降の政府はそうはいきません。西洋なみの教育制度のためには、官定により統一し見本を示す必要があります。これ以降正しい字と間違いの字が分けられるようになりました。 そして、ついに昭和25年(政府刊行物基準)により、"こども(「子ども、子供」)"と決められました。つまり、推奨は「かな書き」のみの「こども」で、漢字交じりおよび漢字でもいいよ、ということです。これが今でも踏襲されている決まりです。ただし、これはあくまでも教育用も含む政府公用語の決まりであり、文学などもこうせよ、というものではありません。マスコミもこれにならっています。マスコミでも子供、子ども、こども、すべての書き方が見られます。要するにどれでもいいのです。 差別うんぬんの話は、これをどれかに決めようという流れの一つにすぎません。それだけで「こども」の表記の是非を判断できるものではまったくありません。どちらかといえば個人のスタイルにすぎないことです。一般成人の書き手は、自分や自分らのポリシーや思想、好みなどで書くだけのことです。もちろんばあいによって書き分けることも可です。 ☆「友だち」「友達」のばあい これも、「こども」のばあいとほぼ同様です。ただし、「=達」は「=供」とは違い、「公達」のように天皇や神など身分の高い人の複数に付ける接尾語です。 ところが、昭和25年の基準では、「こども」の表記と違って「友だち」だけが指定されています。「達」はありません。これは当用漢字表(今でいう常用漢字)に「達」がなかったためです。このような字は他にもたくさんあります。あまりに多かったため、以降このような混ぜがきが氾濫することになりました。 ただし、この「友だち」の字自体は昭和56年内閣告示によって「達」が復活したことにより、「友達」と書くのが標準となっています。「友だち」という表記は昭和25年基準の名残でしょう。 ちなみに混ぜがきが氾濫することになった大きな原因は朝日や毎日、読売(実際は、当時の読売にそんな力はなく、朝日を真似ただけ)などの新聞が教育のことを考えて、政府基準を横並びで採用したことにあるでしょう。しかし、ついこの間、朝日新聞は「混ぜ書き」を撤回していく方針をしめしました。他のマスコミも追随すると思われ、今後混ぜ書きは減り、漢字+読み仮名 スタイルが増えることになると思います。 また、このごろは「友だちたち」「こどもたち(これはもう普通)」「魚たち」「時間たち」という、これまた癇にさわる表現も出てきました。将来「『友達達』でしょうか『友達たち』でしょうか、それとも『友だちども』でしょうか」や「『魚達』でしょうか『魚たち』でしょうか」という質問が出るようになるかもしれません。ま、そのときに「魚たち」を言葉狩りうんぬんの文脈でとらえる人はまずいないのが幸いですが、このばあいは「魚たち」と「達」は使いません、というのが答えになります。「=たち」が複数を表す接尾語だからです。もっとも魚に「たち」をつけるのはやめてくれ、というのが先でしょうけど。
お礼
色々歴史もふまえての詳しいご説明に感謝します。 言葉一つとっても色々あるなあと、面白くさえ感じています。 大変参考になるご回答ありがとうございました。
- hukuponlog
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#8さんの発言は極端だなぁ。 別に受け売りをしているわけはありませんよ。あのですね、官公庁には「用字用例集」という規定集があるんです。つまり公務員として、公文書を作成する際には、その規定集に則って文書を作成しなければならないという規定があるんです。で、ほとんどの教員は公務員ですから、学校だより(これは公文書扱いです)も含めて、そうしているのです。言ってみれば、法令遵守です。で、教育専門書はその影響を受けているのでしょう。だって、読者はほとんど教員でしょうから。 その規定集が、どうして「友達」ではなくて「友だち」としているか、というのは別の問題で、それは作成した方に聞いてみるしかありません。ひょっとしたら、皆さんがご指摘されている「言葉狩り」ということもあるのかもしれません。でも、少なくとも教員が「思い上がり」「世間知らず」でそうしているという話ではありませんよ。 別件ですが、「家」の漢字の語源。どこの会社の字典ですか? 初めて聞く解釈でびっくりしました。
お礼
「用字用例集」という規定集というのは始めて知りました。 最近、特に公務員は風当たりが強いので、よりシビアになっている部分があるようですね。 ご回答ありがとうございました。
- gootaroh
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他の回答者様のとおり、要するに「言葉狩り」なんですよね。補足しますと、いちいちクレームを付ける人たちがいるんですよ。特に教育界ではよくあります。個人的には教育界にいる人間の思い上がり、又は世間知らずだと思っています。 話が異様にふくらんでしまって恐縮ですが、自分が尊敬(信望?)している「先生」の文章や話の受け売りだけなんですよね。ただ、一応自分も「先生」という職業なので、自分が正しく、知識のないあなたたちに本当の意味を教えてやろう、というわけなんですね。実際は知識が乏しいんですけどね。 「供」にしても「達」にしても差別的な意味合いを無理矢理見付けるわけですよ。それぞれの語源をたどっていくと、恥をかくのは彼らの方なんですけどね。(話はそれますが、かなり以前、あるテレビで「『嫁』という漢字は『女に家』と書く。これは家と家との結婚のころの名残だ、あるいは『妻はやっぱり専業主婦で家にいてほしい』という男の本音を表した言葉だ。いずれにせよ、現代(彼らが思っている現代のこと)には合わないので、使ってはいかん!」というジェンダーフリー系の「先生」がいました。漢和辞典にもよると思いますが、私の手元の漢和辞典によると、「女」はまあいいとして、「家」のほうは「きれいに着飾る」という意味らしく、「きれいに着飾っている女」、つまり「きれいな花嫁衣裳を着ている女」という結婚式の様子が語源で、ジェンダーフリーの方々の「程度」が分かってしまった、という経験があります) No.4様の児童向けというのは、学習漢字(常用漢字)で何年生に教えるべきというのが決まっていて、この本は何年生向けだから、それより上の学年で教えるべき漢字は使わない、という配慮のことだと思います。ただ、流れ的には「言葉狩り」が本質のような気がします。 あと、No.2様の「障害者」については、言葉狩りではなく、ハンディキャップのある人のことを本来の日本語では「障碍者」というのが正しいのですが、「碍」が常用外漢字のため「害」が当て字に使われたという経緯があり、その上で「害」ではあんまりだ、ということで「障がい者」と交ぜ書きするのが徐々に増えています。 交ぜ書きはとっても違和感があるため、ルビを振るとか、「碍」を常用漢字に加えるなどにしてほしいと個人的には思っています。 いずれにせよ、ご質問の「どちらがよいのか」というと、完全に「友達」です。「友だち」は、交ぜ書き(≒間違った日本語)だと思います。
お礼
色々詳しいお話を書いていただき、ありがとうございました。 今はちょっとしたことば一つとってもどこからクレームが来るか分からないので、その辺りで過敏になっている部分もあるような気がしました。 交ぜ書きがあまりよくないと言うことを再認識しました。
- yellow315
- ベストアンサー率36% (59/161)
はっきりとは言えないのですが… 辞書によると「達」という字には 【名詞・代名詞に付いて、それらが複数であることを表す。】という意味があり、 また【「ども」「ら」のような見下した感じはないが、「かた」ほどの敬意はなく、 普通、尊敬すべき人にはつけない】という注釈も付いていますので 『一人なのに「達」はおかしい』とか、『友人を見下しているのか』とか 重箱の隅を突くような難癖をつける人でもいたのではないでしょうか。 学校に限らず、ちょっとでも文句を言う人がいれば、当たり障りの無い表記に変える傾向がありますよね。
お礼
再度の回答、ありがとうございました。 辞書を引くということが頭に浮かばなかったのは、ネットが便利になりすぎたからですね。(反省) 何となく、難癖?の理由が分かった気がします。
- yellow315
- ベストアンサー率36% (59/161)
最近 小学校の文書、PTAの広報誌などで 「友達」「子供」と書くと「友だち」「子ども」とするように注意を受けるようになりましたね。 #2の方がおっしゃるように「達」「供」という漢字の意味が良くないということらしいです。 なんだかなぁ~…と思いつつも直さないと印刷の許可が出なかったりします。
お礼
「供」は分かるのですが、「達」の意味がなぜ悪いのか そこが知りたいです。 なんとなく、だめって言うのがどうも腑に落ちません。 もしご存じでしたら補足いただけると幸いです。 ご回答ありがとうございました。
- koko_u
- ベストアンサー率12% (14/116)
>「子供=子」・「供」となり「供」はもともと差別的な意味合いがあるのでよろしくないそうです。 言葉狩りというやつです。 正常な日本人はやってはいけません。
お礼
「言葉狩り」という物もあるのですね。 知りませんでした。 2度にわたる回答ありがとうございました。参考にさせていただきます。
「友達」と思います。 「友だち」は児童向けと思います。 本などでは(文字そのものの)印象をやわらかくする目的でひらがなを使うこともあると思います。 「一番大切」「いちばん大切」 などのような使用ケースは、児童向けという意味ではないと思います。
お礼
やはり感覚の問題という説がやはり強そうですね。 ご回答ありがとうございました。
- KRASU
- ベストアンサー率22% (40/177)
単純に語感の違いではないですか? 「友だち」のほうが多少やわらかい感じがするような。 まあ人によるんでしょうけど
お礼
感覚の問題という説がやはり強そうですね。 そうなるとNo.1さんの回答が的を得ている気もします。 ご回答ありがとうございました。
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お礼
Wikipediaで交ぜ書きを調べましたが、 「こども」についても賛否両論のようですね。 参考になりました。