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意識の物質性&非物質性対談

意識は物質でつくられているでしょうか? それとも、物質的ではないもので作られているでしょうか?

みんなの回答

回答No.5

現代の脳科学では意識とどの階層で生まれるかも解っていない状態ですが、自然科学全般の見地では、物理学が根本にある限り、意識などの高次の階層は、最も提示の階層である物質的なもの(アトムでも素粒子でもヒモでも場でも良いですが)が単純な反応を繰り返し、それが自己組織的に構造化したもの、と見なしていると言って良いでしょう。しかしこれは飽くまでも唯物論と言う一つの思想に過ぎません(勿論信憑性はかなり有ります。) しかし思想と言う枠組みから言いますと、これは認識論、存在論の中ではここ1,2世紀に急速に発展してきた一ジャンルでして、「存在とは一体何か?」と言った大問題に対するスタンスによって、色々な立場があります。 例えば、物質が「そこに存在する」ことを示すには、科学的な帰納法においては「観測」と言う行為に基づかねばなりません。しかしその観測自体は存在そのものの観測ではなく、存在との"相互作用"しか観測し得ないわけです。[○-----→○]例えば左の○を物体、右の○を観測者としましょう。→は光でも重力でも何でもいいですが、大きなくくりで言うと力です。しかし[ -----→○]このモデルでも、観測者には上のモデルとは区別がつきませんよね。物理学はこの様な「存在=相互作用を及ぼす物質」を想定して成り立っています。このパラダイムそのものを疑えば、あとは人それぞれの解釈が有り得ますし、それが現象と無矛盾であれば(更には諸科学を包括するような内容であれば)唯物論と同等かそれ以上の妥当性を持つと言えるでしょう。 現代思想のキーワードとしては、「現象学」の流れを汲む学派(フッサール、ポンティ、ハイデガー、それとデリダ、ドゥルーズ)等が一番ホットなジャンルじゃないかと思います。この辺りでは、存在の根源は受動的差異であり、意識はそれらがオートポイエーシス的なシステムをつく出した上で、能動的な志向性が構造化されたときに発生する、と言う見解が(私の見た限り)一番正しい気が致します。

tenntennsevengoo
質問者

お礼

ん~難しいですね。 自分の解釈によりますと、この世の物質ではないかもしれないが物質的な存在がなんらかの形で構造化されると見なしているのが自然科学で、muankaikyuさんが一番正しいと思うのは構造の変化そのものが受動的差異による能動的現象が何らかの形で構造化されたものが意識物質的なものと組み合わさっているということでよろしいでしょうか? なるほど、この世の物質ではないかもしれないが構造の条件が発生すると意識の物質と組み合わさるという唯物論的見方ですかw(自分が勝手に解釈したものですが・・・)面白いですね。 興味をそそる意見ありがとうございました。

  • Jimo
  • ベストアンサー率37% (68/179)
回答No.4

生物の生成過程,神経回路の形成過程が謎かどうかですが,化学合成に関わる 無限の組み合わせ・試行錯誤の変異(含突然変異)を繰り返した結果として,本 当に偶然に生命体が生まれ,さらに神経組織が出来てしまった,というのが答 えではないかと思います。 良く,擬態を身につけている昆虫などについて「隠れる知恵で天敵から身を 隠す」みたいなことを言いますが,それは「知恵」でも何か超越的な「意識」 でもなく,たまたま変な格好に変異したやつが生き残り,それを繰り返して いる内に敵から見えにくい形態になっただけでしょう。何かの意志が働いて いるなら,生命体はもっとシンプルで耐環境性に優れる体を持っているでしょ う。そうなっていないのは「たまたま」がずっと続いたため。「たまたま 神経が出来て,その神経がたまたま体のてっぺんに集中し,それがたまたま 大きくなったら,個体毎に異なるプログラム構成が出来る生命体が出来ちゃっ た」のが人間だと思います。 なので,「意識」も単純に考えて,「偶然複雑な仕組みができあがってしまい, 生命活動とは関係ない動作をする不具合部分が発達してしまった計算機能」 だと思います。半物質でもなく,単純に物理現象でしょう。

tenntennsevengoo
質問者

お礼

>不具合部分が発達してしまった計算機能 その可能性は十二分にあるでしょうね。 量子力学ではミクロの物質は波ですからね。不確定原理の世界と物理の世界が結びついたのかもしれませんね。 回答してくれたことにお礼申し上げます

tenntennsevengoo
質問者

補足

小胞がオルゴンエネルギーを発生させて意識と組み合わさっているということはないですかね?

回答No.3

当然の回答として、電気信号というのが出てくるのですが、これは手段でしかないように思えます。何故、電気信号やホルモンを使っているのか? 逆に電気信号があれば意識はあるのか?   不思議です。生物の謎ですね。  いわゆる無機質の物質から何故生物ができたのか?ここにもう意識が有るように思います。  DNAができた時から、既に(生きよう、増やそうという)意識は有るのでしょう。この時、電気信号は既に有ったのか?分かりません。  ビッグバーンが何故起こったのかと同じぐらい不思議で分かりません。

tenntennsevengoo
質問者

お礼

意識は不思議ですよね。 自分で感じるのにそれが何か分からないのですから不思議な世界ですよね。 脳医学者でも化学物質的な領域までは分かったのだけど「意識が分からない」といって魂の浄化みたいな行事に行って「魂が分からなくて悩んでいます」と言ったら山奥のお寺で主催者の人から行事に参加しなさいと言われ、参加してしばらく修行をして下山をして、「霊界を見る事ができた」とか言ってましたね。ひょっとしたら江原さんの霊界の話はほんとかもしれませんね。 やはり霊界となると非物質ということかもしれませんね。 回答してくれたことにお礼申し上げます。

  • Jimo
  • ベストアンサー率37% (68/179)
回答No.2

電気信号を物質と考えるかどうかですね(電子の流れと見ればいいけれど)。動作としては,化学反応と電気信号,それに生体反応(シナプスの発達)でしょう。物理学,化学,電気工学が絡み合っているように思います。

tenntennsevengoo
質問者

お礼

化学反応と電気信号,生体反応で意識が発生するなら意識は半物質体でしょうかね。 ご回答ありがとうございます。

  • north_2nd
  • ベストアンサー率22% (55/243)
回答No.1

意識は脳内での信号のやり取りで産まれるので当然物質的でしょう。 カテゴリーが物理学なのでこれで正解かな?

tenntennsevengoo
質問者

お礼

物質→物質ということですね。 脳が物質入力されているので意識には物質が出力されているということですね。 回答してくれたことにお礼申し上げます

tenntennsevengoo
質問者

補足

意識の座標と物理の座標が逆なので、(たとえば逆立ちしたら転地逆転に世界が見えるのと同じように。)非物質という考えも出来ると思うのですが、やはり物質でしょうか?

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