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はっさんぱらり?
将棋で、いささか複雑になった局面を打開するとき、飛車角のような 大駒をさばいて清算することを“はっさんぱらり”と云ったりします。 本来の、正しい語義や由来を教えてください。
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>飛車角のような大駒をさばいて清算すること 【はっさん】八算。そろばんを用いて行なう一桁の割算。(小学館「国語大辞典」) 【ばらり-ずん】一刀のもとに斬り落とすさまを表わす語。(同上) 「ばらりずん」とばかり、一刀のもとに、大駒を使って、算盤の八算声で、一挙に「清算」を図る…そんなイメージは如何でしょう。 夕涼みがてらの縁台将棋では、よく掛詞めいた駄洒落の応酬がありました。 「三計あって詰まぬことなし」(桂馬) 「逢うて嬉しや別れの辛さ」(王手) 「金閣寺の和尚」(金将) その伝でいけば、「はっさんぱらり」の挙句が、 「斯く成り果つる身の因果」(角)とか…。
お礼
>三計あって詰まぬことなし< てっきり「三桂」だと思いこんでいたのは、とんだ勘ちがいでしたね。 三枚目の桂馬を取るたびに応援されたのですが、実は勝率ゼロ……。 >ばらり・ずん< これはまさに「チャンチャンチャン、チナボコリン」の系統ですね。 あざやかな快答に敬服しました。