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分解時に酸素の消費が起こる理由
有機物の分解が起こり無機物になる時、酸素が消費される。 今まで何度となく聞いてきたことなんですが、「では何故有機物の分解には酸素が必要なのか?」というところが解りません。 自分でも色々と見てみたのですが、大事なのは「分解時に酸素が消費される」ということ自体のようで、その理由には辿り着けませんでした。 その時一体何が起こっているのでしょうか??教えて頂きたいです。 自分には専門知識が何もありません。よって出来るだけ難しくない言葉でご説明頂けると、とてもとても助かります。 もしもカテゴリが違っていたら、済みません!
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それは化学反応を考えればわかります。 多くの有機化合物は主として、C,H,Oからできています。それらは最終的にCO2とH2Oになります。 その過程でC-H結合の切断が起こります。そうならなければCO2やH20にならないからです。 その結合の切断後には、C-O結合とO-H結合ができます。つまり、形式的にC-H結合に酸素が割り込むことになります。 過酸化物などの例外的なものを除き、その割り込みに使う酸素を分子内から供給することは不可能です。タンパク質、脂質、糖質など(ほとんど?)すべての有機物において上記の事項が成り立ちます。 結果的に分解時に酸素が必要ということになります。 上記のことは、CやHの酸化数の変化を考えることによっても説明できます(本質的には上記の説明と同じことです)。 話が少し変わりますが、たとえば、でんぷんなどは「炭水化物」と呼ばれますよね。炭水化物とは、化学組成として、炭素に水が加わったものということになります。それから、水だけを除けば炭素が残ります。 つまり、炭水化物を炭にするのには酸素は不要です。しかしそれでは、有機化合物が分解したことにはなりません。その炭が燃えてしまってはじめて完全に分解したことになります。その炭が燃えるのに酸素が必要であることは明白ですね。順序は違いますが、化学量論としては同じことです。
- sekisei
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凄く憶測的回答ですが・・。 分解が生物によるものであれば、人間と同じように呼吸するからではないでしょうか。 化学的分解の場合は酸化で炭酸ガスと水に分解されるということかもしれません。(生物による分解も極論これだと思います。)