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性格検査の虚構性について
大学の心理学実験実習で性格検査を行いました。 用いたのは「新性格検査」という質問紙法なのですが、この尺度の中にある「虚構性」についてわからないことがあります。 教材には、「虚構性が高いと、よい結果を得ようとする傾向が強いと判 断されるので、正確な結果を得ることができない。」という旨が記され ているのですが、実際に何%程度の得点が「高得点」の基準になるので しょうか? この「新性格検査」では30点満点ですが、何点以上を高得点と判断すべきか迷っています。 文献を探してもなかなか見つかりません。専攻学科ではなく、先生に聞 いても具体的な解答が得られませんでした。 どなたか詳しい方がいらしたら教えてください。よろしくお願いします。
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#2です。 ひょっとして質問者さんのおっしゃる「新性格検査」というのは, 柳井晴夫らによって1980年代に開発された検査のことだったのでしょうか。 もしそうだとしたら, 日本心理学会が発行する学術誌「心理学研究」に 1987年の58巻以降継続して発表されている柳井晴夫,柏木繁男,国生理枝子の共著論文 「プロマックス回転法による新性格検査の作成について」に当たってみてください。 心理学研究室のある大学なら必ず購読しているはずです。 かのアイゼンクの手になる「モーズレイ性格検査(MPI)」も 日本では「新・性格検査法」の名で紹介されたようですが, こちらの可能性は低そうですね。 http://www.seishinshobo.co.jp/40116.html #2で紹介した「新性格検査法」という本は YG性格検査の開発者の一人である辻岡美延氏の著作で, その後半では質問紙法検査につきまとう虚偽回答や反応歪曲の問題を深く考察しています。 http://www.sinri.co.jp/sinri/yg/newbook.htm しかし御質問の件からすれば的外れだったかもしれません。 失礼しました。
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- Diogenesis
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新性格検査ってY-G, すなわち矢田部=ギルフォード性格検査の改良版のことですよね。 だとしたら下記の本に当たってみてください。 大学図書館か心理学研究室の図書室にあると思います。 ●新性格検査法 ―YG性格検査 応用・研究手引― 辻岡美延(著),辻岡光宏(編) 日本心理テスト研究所株式会社 http://www.sinri.co.jp/yg/yg21.html
- backs
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質問紙を販売している所から注文をして購入するのですが,その際に得点の算出方法からどの範囲の得点を取った人を上位群にするのか,といったことも細かく書かれた説明書がついているはずです。また,こういうような本(http://www.seishinshobo.co.jp/40116.html)を読めば詳しく解説もされているのではないかと思うのですが、、、 > 先生に聞いても具体的な解答が得られませんでした。 その先生が知らなかったのか,それとも先生の回答から意味を理解できなかったのかは分かりませんが,前者なら(専門でもないので)そのままほっといてもよいのでは? 基本的には,虚構性得点を100人,200人,...と多くの人からデータを得て,その分布(例えば平均17.5,標準偏差3.9の正規分布など)をもとに上位何パーセントは高得点群,下位何パーセントは低得点群などと位置づけるのがどの検査でも共通だと思います。
お礼
質問紙は販売されていたものではなく、心理学の様々な調査法を載せている書籍から、担当の先生が抜粋してきたものです。解説は付いていましたが、検査の妥当性や特徴を述べているのみで、結果の処理については書かれておらず、頭を悩ませているところでした。 正規分布を応用してみる方法を先生と相談してみることにします。 回答ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございました。 私が使っている質問紙には「柳井・柏木・国生」と書かれているので、この回答にあるもののようです。 今回は副専攻で行っている実習ですから、うちの大学には心理学研究室はないのですが、ご紹介していただいた文献をあたってみようと思います。 何度もありがとうございました。