【メリット】
・紙媒体に比べ、はるかに劣化が少ないので、文献の長期保管ができます。
・代替資料であるため、劣化した資料もマイクロ資料によって複写が可能になります。(古い文献の複写制限がなくなります。)
・紙媒体に比べ、コンパクトになり、図書館の収容能力を上げる事が可能となります。
・すでに英米で使用されているある程度統一された保管企画であるため、電子媒体と違って、OSの進化や、ファイルフォーマットの進化に左右されません。
【デメリット】
・紙媒体に比べ、検索性が・一覧性が格段に落ちます。(国立国会図書館で使用しているマイクロ資料には、「マイクロフィルム」と「マイクロフィッシュ」がありますが、特にマイクロフィルムは、頭からリールを回して見ていく必要があるので、この傾向が顕著です。例えばある年の新聞の2月の記事が一本のリールになっていて、そのうちの2月15日の3面のみ読みたい場合などを想像してみてください。)
・マイクロ資料化にコストがかかります。
・同様に閲覧用の機械も非常に高価であり、かつそれ自体が場所をとるものである事が指摘されています。
・体質によっては、閲覧時に3D酔い、乗り物酔いのような影響をもたらします。(私は、マイクロ資料の閲覧を始めると30分程度で吐き気をもよおします。)
お礼
ご回答ありがとう御座います。 体質によっては、閲覧時に3D酔い、乗り物酔いのような影響なんてあるんですね…驚きです。 勉強になりました。