X線の散乱(回折)について
ブラッグの式の説明でよく見る図で散乱角(回折角?)はθで表されていますが、ブラッグの式の説明では光路差がちょうど波長の整数倍となって強め合っている場合を図示しているだけであり、実際にはθ以外の角度にも散乱しているという認識であっているでしょうか?
また、ブラッグの式の図では入射角と散乱角が等しいような書き方がされていますが、様々な方向に散乱しているとしても入射角と散乱角が等しくなるときのみブラッグの式が成り立つためにあのような書き方をされているのでしょうか?
ブラッグの式のθは散乱角を示していますが、入射角でもいいんではないかと不思議に思っています。
もう一つお願いします。
X線散乱法では広角散乱と小角散乱に分けられていますが、小角と広角の違いは散乱角の違いであり、ある角度で入射したX線の散乱角が小さい部分を見るのが小角、散乱角が大きい部分を見るのが広角で正しいでしょうか?
例えば一つの試料に対してX線を入射した際に小角と広角を同時に測定する場合はどのように測定しているのでしょうか?