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駒とめてそでうちはらう
お世話になります。「駒とめてそでうちはらかげもなし佐野のわたりの雪の夕暮れ」この歌の意味を教えてください。
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これは、新古今和歌集 巻第六 冬歌の藤原定家(1162~1241年)で意味は 馬を止めて、袖の雪を払う場所も無い。佐野のあたりの雪の夕暮時は。 ということで、 本歌は、万葉集巻第三 長忌寸奧麻呂 苦しくも降りくる雨か三輪が崎佐野のわたりに家あらなくに とされます。 佐野は、和歌山県新宮市の三輪崎の木ノ川の沿岸とされ、「渡り」とも「辺り」とも、また奈良県の三輪山の付近ともいわれます。辺り一面雪が積もるとも思えないのですが、歌枕の地です。 想像してみてください。旅人が今夜泊まる宿も見えない雪の夕暮れ時。夜になって道に迷えば、すなわち死が待っています。そんな不安な状況を歌にしております。 ただし、歌ったのは、後鳥羽院(1180~1239年)が正治二年(1200年)に23人に、一人百首を集めさせた題詠ですので、実体験ではなく、定家の想像と思っております。
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- alpha123
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回答No.1
宿題聞くのは違反で削除ですが(^^) 駒は馬のことで、佐野は地名です。 雪を払うのは(雨でぬれたときもそうだが)軒先など濡れない(かからない)ところでしますね。「かげもない」わけです。 佐野はこういうところです http://www.chukonen.com/kokyo/itiosi/itiosi1.htm
質問者
お礼
私は雪のない所に住んでいるためか、わかりにくい歌でした。ありがとうございました。
お礼
和歌山南部なら黒潮の近くですので、そんなに大雪になることはなさそうですね。想像で歌を作ってもいいのですね。ありがとうございました。