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生命倫理のレポートで・・・
こんばんは。大学生なのですが、医療技術系の大学にいっています。そこで生命倫理のレポート課題が出たのですが、インフォームド・コンセントについて、説明と同意と日本訳しますよね? それで少し考えてみたのですが、先生からもしも治療法などで少し副作用が強かったり難しい治療法だからといって説明を受けた患者さんは、この治療法でいくかの同意をするかサインとかをするとおもうのですが、患者さんはいきなり難しい話で説明を受けたとしたら(医者が分かりやすいように説明してくれると思うけど)わからなすぎて同意ってできるんですか? あと、なんだか医者のほうはもう説明したからあとは患者が同意するかどうか個人、家族で考えて・・!って感じに医者側は、同意した患者については責任のがれ(?)みたいに思えるのですがこれって間違ってますか?! すみません全然未熟者でこのような考え方しかできないのですが、みなさんの考え方をおねがいします!!!!
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- vesalius
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はじめまして。 最近ご質問そのものの本を読みました。 タイトルは「インフォームドコンセント」。古い本ではありますが。 勘違いしてはならないことがあります。医師が「説明」を行ったとして、患者が「同意」したとしても、責任は医師にあります。 責任逃れなどできません。 患者はもちろん医学の知識などありません。医師から提示された方法の選べるだけの知識もありません。そのため、医師が最も助かる確立の高い方法を選ぶのですが、それを患者が「NO」ということはないでしょう。 日本では使用方法に間違いがあると思っているのですが、インフォームドコンセントはもともと訴訟大国アメリカでできた制度です。医師が訴えられた訴状のひとつに「説明が不足していた」という事例が多発し、負けが込んだだめ、医師の社会の権益上、患者に説明するという制度が自己保身のためできました。 あらかじめ説明しておけば、裁判で勝てるという理屈です。 日本はよく米国や欧州などからいろいろ制度を持ってきますが、過程が存在せず結果だけ持ってくるため、中途半端で未熟な出来に終わっていて嘆かわしい限りです。 哲学も然りです。 一度下記の本などを読んでみましたらいかがでしょう。
- les-min
- ベストアンサー率41% (269/644)
こんばんは。。 複数の親族の病気に関して、インフォームドコンセントを受け、サインをしてきました。(←患者本人が説明を聴けない状態であったため。自分は点滴を受けたこともない程の健康体です。) 病院によって、細かいところの感じは違いますが、治療方針の決定にあたって、事前説明の機会があり、確実な同意を求められるというのは徹底されているな、と感じます。 説明を受ける側の基本的な心証として、ご質問文面に記されたような印象を受けることは確かにあります。 お医者さんの実際の意図はどうあれ、「同意することを前提に話しをされている」な、という印象はありますね。こちら側から質問する程度の事柄には、専門家であるお医者さんは、立て板に水の如く答えられるわけで、「これは同意しないといけないんだろうな・・・」という感じにさせられていく、というか「ここで同意しなければ、こちらの責任になるな、マズそうだな」という感じの心理になります。 生命に関わる場合は、うまく行かなかった場合の事柄や副作用・後遺症の説明をされます。その事態に至るパーセンテージ等も挙げて細かい説明がありますが、親族にとって、割合というのは実際にはあまり意味が無いことです。90パーセント助かると言われることと、90パーセントダメだと言われることには、大きな違いがあるようで、実際には違いなどありません。自分の身内が助からない10パーセントに入らないよう祈るか、助かる10パーセントの可能性に掛けて祈るかのどちらかですから。それでも医師の側としては話しておかないといけないことなのでしょうし、こちらとしても聞かないよりも聞いた方が良いわけですが・・・パーセンテージを挙げられると、当事者は自分たちなんだな、と強く感じました。 インフォームドコンセント自体は必要なことだと思っています。例えそれが医師の責任逃れに利用されたとしてもです。 「何も知らない」ことや「わからないから」という理由を免罪符として、一切を専門家であり技術を持ってはいるが赤の他人である医者に投げ出すことは、医師に過度な責任を負わせることだとも言えます。実際、人間のやることですから、うまくいかないこともあるわけですし。 患者・親族も入手可能な程度の知識を仕入れて医者の説明が一通りわかるぐらいにはなっておく必要があるでしょうし、理想を言えば、医者とある種のチームになるぐらいが良いだろうな、と思っています。 最近は病院の評価や医師の治療実績なども調べようと思えば一般人が調べられますから、そういう点も含めて、患者や親族側も情報を取る行動をすることが求められているのだと思います。 ご参考になるかどうかわかりませんが、こういうところです。では。
お礼
ご経験による回答ありがとうございました! 参考にさせて頂きます☆
お礼
是非、考え方の参考にさせていただきたいです! アリガトウございました☆★