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総天然色の解釈。
映画、写真などのカラー映像のことを 「総天然色」と言うんですよね? だとしたら使い方は 「総天然色な番組、映画、写真」 という使い方でいいんですか? 自然にある色を使ったもののことも 総天然色というと聞きましたが、 自然にある色ってなんでしょうか?この場合の使い方も教えてください。
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「総天然色写真」は「カラー写真」の旧称で、同じく「総天然色映画」は「カラー映画」の旧称です。 「カラー写真」が開発される以前は、「モノクロ写真」に人工的に着色した「人工着色写真」というものがありました。人間の手で色を入れるのですから、色彩的には絵画のようなタッチでした。 その後、「カラー映画」が開発されてからも、それが一般に普及するまでの間は、なお「人工着色写真」が主流でした。 当初は、「人工着色写真」と区別するために、自然にある全ての色彩を表現するという意味で、「カラー写真」のことを「総天然色写真」と呼称していたのです。これと同じ意味で、「モノクロ映画」から「カラー映画」に徐々に移行していく過程において、後者が「総天然色映画」と呼ばれました。 やがて、「カラー写真」、「カラー映画」が一般的になったので、「総天然色・・・」という古めかしく仰々しい呼び方は消えていったのです。 尚、参考URLに「人工着色写真」の画像を貼りました。この雑誌の表紙を飾っているのは、かつて人気デュオだったザ・ピーナッツですが、いかにも人工着色という感じで不自然な色合いです。こんなんじゃないよーというのが、つまり、当時の「総天然色写真」というわけです。
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テレビも総天然色と言ったのでは? カラーテレビ、もしくはカラー放送のこと。 白黒放送番組とカラー放送番組が混在した時代もありましたし。 大雑把に考えれば、単に「カラー○○」の“カラー”の意味だと思っていいと思います。 モノクロ(白黒)に対するカラーということで。 総天然色は「全部カラー」オールカラーという意味。 ちなみに人工着色写真はこんなのです。 http://www.asakusa-e.com/tokusen/3.htm http://museum.city.fukuoka.jp/jg/html/48/48_04.htm http://page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d69518707 最後のが上手く出ますかどうか。
お礼
確かに「人工」って感じですね。「最後のが上手く出ますかどうか。」というのは、オークションだからという意味だったんですかね…。すいません。関係ないですよね。after_8さんもありがとうございました。
- purunu
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No.1の方がおっしゃるように、「総天然色」は、全編カラーの映画ですが、今では死語と思います。反対語に「彩色」があって、戦前の色がついている絵葉書で、白黒写真にあとから印刷段階で色をつけたものがありました。 「自然色」という語がありますが、2通りのニュアンスがあります。 一つは、「自然のままで、彩色されていない」というもので、反対概念がペンキ、塗料、あるいは顔なら化粧品で色がついているもの。 もう一つは、「自然のまま」には違いないですが、ペンキの色も含めて、ともかく目に映る色そのもの、というもので、反対概念が、「偽色」とか「擬似色」というもの。この反対概念は、たとえば、もともと色では表せないものを色であらわす:サーモグラフィといって、温度が高いと赤、低いと青のようなものです。
お礼
purunuさんも、ご回答ありがとうございます。今では、死語なんですね。気をつけます。
- te12889
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私の解釈では、基本的に「映画」のことだと思ってます。 「モノクロ(白黒)」→「パートカラー(一部のおいしいところだけカラー)」→「総天然色(全編がカラー)」という歴史の流れがあったと思います。 ちなみに、パソコン画面だと「フルカラー(16bit)」よりも上の「ハイカラー(32bit)」ってのがありました。
お礼
te12889さん、ご回答ありがとうございます。こちらも参考になりました。
お礼
morimaru47さんの解答が一番「なるほど」と思いました。ありがとうございました。