- 締切済み
エレベータのタッチボタン
よくエレベータの行き先ボタン(何階に行くか押すやつ)がタッチ式になっていて、触るだけでランプがつくやつがありますよね? あれってどういう仕組みなのですか?指先で触ると反応するのですが、爪などでさわっても反応しません。 電気伝導の変化ですか?
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
- starflora
- ベストアンサー率61% (647/1050)
先の二人の方の回答で合っているのですが、この回答で納得するなら、質問が起こらないような気がします。もう少し基本的なところの説明をします。 原理は、人間の身体(指も人間の身体の一部です)が電気に対し持っている、二つの性質によります。一つは、人間の身体は「電気を通す」ということです。人間は、絶縁体ではなく、電気が身体を流れることができるのです。「感電」というのは、電気が流れるので、起こります。人間の身体が電気を通さない場合、極端には、雷が落ちても、何ともないのです(実際は、空気が熱で爆発したりしているので、何ともならないで済みませんが。また、絶縁体と言っても、電圧が高いと電気が流れてしまいます)。 もう一つは、人間の身体は、「電気を蓄積できる」ということです。この場合、「静電気」を蓄積できます。「静電気」というのは、プラスチックの下敷きなどを衣服などでこすると、紙の小さいものや、埃などを引きつけるような力で、人間の身体も、ある種の衣服を着ていると、人によって、身体との摩擦で電気が発生して、衣服が身体にくっつき脱げにくくなるとか、脱ごうとすると、ぱりぱりと放電するとか、頭の髪が逆立つとかあります。乾燥した砂漠地帯などで、外にでかけて家に帰って来て、扉の金属のノブに触れようとすると、ノブか、身体かに静電気が溜まっている時、手とノブのあいだに電気が流れ、スパークが飛んで、「きゃっ」というようなことが起こります(少し極端な話ですが)。 人間の身体はこういう性質があるのです。2から言うと、大きなコンデンサだとも云えます。そこで、ボタンが、別のコンデンサに繋がっている場合、人間が指先で触れると、人間も、コンデンサの一部となり、コンデンサの静電容量が増えるので、コンデンサの静電容量をチェックしていると、これで、人間が触れたことが分かるのです。裸足の足で触れても、額で触れてもスイッチは動きます。 また、人間の身体は、電気が流れますから、ボタンに触れると、電気が流れます。電気の流れをチェックしている回路があって、普段は流れないはずなのに、電気が流れると、人間が触れたのだと分かって、スイッチが入ります。 しかし、犬なども、身体は人間の身体と同じ性質を持っていますから、大きな犬が立ち上がって、前足でボタンに触れると、ドアが開いたりします。電気の流れ具合や静電容量でスイッチが入るので、「人間だと認識して」スイッチが入っているのではありません。スイッチが入るような静電容量とかを設定すると、子どもが幾ら触れても、扉が開かないとか、逆に大男が触れると、これも扉が開かないなどということが、極端にはあります。 こういうスイッチは、手で触れるだけで開くので便利であり、また、こういうボタンは足で蹴って押すというような乱暴な人は、蹴っても蹴っても開きませんので、腹を立てられて、壊される可能性があります。また、ハンマーを持ち歩いて、ボタンを叩いて回るような人に出会うと、壊されます(稀に壊れているのは、こういうハンマーを持ち歩く男あるいは女の仕業かも知れません)。
- tosishun
- ベストアンサー率25% (67/258)
静電容量の変化を検出する 発振回路のコンデンサ部分より電極を出して容量変化による発振周波数の変化を検出。 誘導電流の検出 人体に誘導されている電流を検出。 人体をアースとして利用 上のと逆で人体に電流が流れ込むことによる電圧レベルの変化を検出。 などです。 >押しボタンで十分じゃねーか それはまちがってますぜ、だんな。 スイッチに一本突きくわしているのを良く見るし、私もときどきやる。 何回もやられたひには壊れてしまう。 ところが電極だと反応しないから、やさしく指先で触れてやらないと行けない。 それにただの電極だから頑丈な作りにできる。 うまいこと考えたぜ。
誘電体として、人としての特性である反応領域を認識しているだけみたいです。それに安全装置として、タイマーをつけて何秒以上触れたら認識するというようにしているようです。 押しボタンで十分じゃねーか、と思います。