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現在完了について
英語の現在完了は中学で習いますが、少し難しいですよね。中学で習うのだと、経験、継続、完了というように分類し、必ず副詞や前置詞句を用いますが、実際にはそのような 副詞や前置詞句を伴わない場合を多く見かけます。それに、高校の英語の教科書でも使われる頻度がそれほど高いとも思いません。しかし、イギリスの小学校の英語の教科書を読んでみたら、もっと高い頻度で使われているような気がしました。 そこで質問ですが、現在完了というのは、どう捉えればいいんでしょうか?アメリカよりもイギリスの方がよく使うような気もしますが。
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私が中学で英語を習い始めた時、最も戸惑ったのは 疑問文や否定文になぜdoが必要だとか、主語と動詞を倒置するかということではありませんでした。何よりも和訳の日本語に不自然さを感じました。特に人称代名詞です。「あなた」とか「彼女」というのは日常会話では ほとんど使わなかったし、むしろ、「あなた」は英語で言えば youではなく、 darling、 「彼女」はsheではなく girlfriendの意味で解釈することが多かったでした。事実、英作文の授業で「彼女」を「my girlfriend」と訳してペケをもらった記憶があります。あとは、もっと小さな問題ですが、「私は彼女に会いに出かけた。」というのは “I went out to see her”であり、ここで meetを使うと「迎えに行った」とか「待ち合わせに行った。」となり微妙にニュアンスが違ってきますが、学校の英語では あまり触れない点ですね。 さて、本題の現在完了形についてですが、中学の英語では先に過去形を習いますよね。そこで、過去形の訳し方は「~した」と教わります。ところが日本語の「~した」というのは完了を表し、英訳する場合は 過去形と現在完了の両方の可能性があります。ということは、現在完了も「~した」という訳す可能性もあり(むしろこれが最も確率が高い)、中学の英語では残りの可能性を訳し方に応じて分類することになります。これをまた逆から考えれば、英語の教科書の編纂は 日本語の下書きを英語に直訳する形になるので、本来は現在完了形が自然な場合も、過去形で代用することになります。これが、学校の英語の問題点と Ceiriosenさんがご質問のように感じる要因だと思います。基本的な意味の差は#4さんが具体的に書かれていますね。(でも、本当はもっと複雑なんですが。)#3さんの仰るようにアメリカでは徐々に現在完了形を過去形で代用する流れもあることですし。 これからは、Ceiriosenさんがフランス語の心得もある前提でお話しますが、この現在完了は 英語がフランスよりも難しい部分の1つです。ただ、フランス語の場合は 動詞の活用を覚えるのに必死で そんな余裕はなかったかもしれませんが。英語だと過去形はyesterdayと一緒に使えないとありながら、“ He must have gone there yesterday.”と言ったりするので滅茶苦茶ですよね。これは「現在完了の過去代用」というらしいですが。 現在完了というのは実はフランス人にとっても面倒なんですよ。それでは フランス語の視点から分類してみます。 (1)複合過去で訳されるもの・・・・これが最も多いですね。 中学の英語の分類では経験の用法も含まれますね。 (2)現在形で訳されるもの・・・・ これは中学の英語の分類では継続の用法に当たるもので、sinceやforを伴います。 また、現在完了進行形もフランス語では現在形で表現されます。 (3)venir de +infで訳されるもの・・・・これは 中学の英語の分類では 現在完了の完了の用法の中でも justを伴う場合です。 I have just finish my homework.→ Je viens de terminer mon devoir. フランス語ではpasse procheという呼び方をします。 しかし、フランス人の視点からもっと厄介なのは、フランス語を英語に訳す時、複合過去をpreteritで訳すか、現在完了で訳すかです。例えば “J'ai vu une fois ce film .” は “I have seen once this film”と “I saw once this film”の両方の可能性があります。前者は経験にウェイトが置かれ、後者は 回数にウェイトが置かれます。
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- kaikenn
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自分で作る英語のための現在完了の本質的意味は、「過去の動作が現在とかかわりがある」ということです。 過去の動作(過去分詞)をhaveしているわけです。 だからその具体的内容は前後関係で決まってきます。例えば John has broken his arm. が、日本語にすると、今も骨を折っている、ことにもなれば、その状況によっては、骨を折ったことがある(だから今も古傷が痛い、など)、にもなるし、重みがだんだん加わってきてついに今ちょうど骨が折れきってしまった、にもなりえます。 いずれにしても、一瞬前も含めての過去のbroken という動きが、今と関係があるということです。 つまり過去の動作が今と関係あるなと思ったら現在完了で表現すればいいのです。 蛇足ですが、現在とかかわりがあることがその本質なので、過ぎ去ったことをその本質的な意味とする、例えば ago (=gone) などとは共存できません。
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回答ありがとうございます。
- kazamidori615
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現在完了形と言うのは「過去と現在の両方について同時に述べている」と考えることができます。 例えば、学校で習う分類「経験」「継続」「完了」について考えると、 「経験」=「過去にあることをした経験がある、という今の状態」 「継続」=「過去から現在まであることを継続している今の状態」 「完了」=「過去に行ったことが、今終わったばかり、という今の状態」 というように、すべて「過去の行動」と「今の状態」を同時に述べているのです。 例を挙げると、 (1)John broke his arm. (2)John has broken his arm. の違いは、(1)は、ジョンが腕の骨を折ったことはわかりますが、もう治ったのかどうかは、この文だけではわかりません。 (2)は、過去の「骨を折った」ことが、今の状態として続いている、という意味なので、まだ折れた骨は治っていないことがわかります。 なお、アメリカではだんだん現在完了形を使わなくなってきているそうです。「英語の乱れ」なのでしょうか。イギリスは、「英語の本場」の自負があるので、「正しい英語」=「現在完了形と過去形をしっかり区別する英語」を教科書でも教えているのではないでしょうか。
お礼
回答ありがとうございます。
経験、継続、完了という用法自体日本人が訳しやすいように定義したものなので特別気にしなくてもいいと思います。 必ず副詞・前置詞を伴う必要はありません。
お礼
回答ありがとうございます。
- yatagaws
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あなたの質問はやや漠然としていますが、一般的にいって現在完了は会話では良く使うといえるでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。
お礼
回答ありがとうございます。 >むしろ、「あなた」は英語で言えば youではなく、 私は逆の発想をしていました。つまり、darlingの代わりにyouで girlfriendの代わりにsheを使うみたいなことです。ですから“ This is my she.”みたいな言い方です。 >「私は彼女に会いに出かけた。」というのは “I went out to see her”であり 私が中学生の時、単語テストがあって seeを「会う」と回答したら、×でした。考えさせられます。 >ところが日本語の「~した」というのは完了を表し、英訳する場合は 過去形と現在完了の両方の可能性があります。 なるほど、そういうことだったんですね。しかし、現在完了の継続用法は「~している」と訳されるので、現在進行形も同じように訳されますよね。もっとも現在完了進行形は両方の要素がありますが。何て言うか、和訳を中心とした教え方をするのなら、先ずは日本語から見直さないといけないですね。 >ただ、フランス語の場合は 動詞の活用を覚えるのに必死で そんな余裕はなかったかもしれませんが。 これなんですが、私はフランス語の複合過去は英語の過去形と現在完了の両方の意味があると解釈していました。でも、もっと簡単に考えてよかっったんですね。そう言えば、myrtille55さんもご存知のように、 私は英語で書かれたフランス語の教材でフランス語の復習をしているんですが、複合過去の英訳は現在完了の方が先行していました。まあ、こっちの方が形が似ていますからね。