超硬合金の腐食について

質問

超硬合金の腐食について知りたいのですが、腐食が急激に進む条件はどんな条件ですか？たとえば、Ｃｏがバインダのものなら、Ｃｏ濃度が高い水にはかなり腐食されるとか。お願いします。

回答No.2

DexMachina

No.1です。

> なぜ、不動態皮膜が塩化物イオンで溶解されるのか

以下のような反応により、酸化皮膜が水溶性の高い塩化物に置き換わり、
溶解されてしまうものと思います；

　CoO　＋　2Cl^-　＋　8H2O　→　[Co(H2O)6]^2+ ＋ 2Cl^-　＋　2OH^-

なお、wikiでは鉄の酸化皮膜の破壊について、塩化物イオンによる還元と説明
されていますが、鉄では3価イオンがより安定なのに対し、ニッケル・コバルトでは
2価の方が安定であること、さらに塩化物イオンによって2価のイオンが0価(=金属
単体)にまで還元されるとは考えにくいことから、この2者については当てはまらない
ものと思っています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8C%86#.E5.A1.A9.E5.8C.96.E7.89.A9.E3.82.A4.E3.82.AA.E3.83.B3.E3.81.AB.E3.82.88.E3.82.8B.E5.8F.8D.E5.BF.9C

回答No.1

DexMachina

ニッケル系合金もコバルト系合金も、塩化物イオン濃度が高いと、表面の酸化被膜が
溶解されて腐食されやすくなりますので、超硬合金の場合も同様と考えられます。
高温多湿であれば、さらに腐食が進みやすいでしょう。

また、水分がある状態で、イオン化傾向がより小さい金属と接触していれば、電蝕を
起こして腐食が進むものと思います。

電触について；
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C5%C5%BF%AA
http://www.ogaoga.com/ogaogahp/TRITON/BoatClub/boatclub200102.htm

お礼

電触についての理解はできましたが、なぜ、不動態皮膜が塩化物イオンで溶解されるのか、教えてください。すみません。