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薬物の依存性を調べるためにサルがレバーを押す回数をカウントした実験
レバーを押すと薬物(アルコールやニコチン)が得られることを覚えさせたサルが、それを手に入れるのに何回まで押すかを調べた実験、について何回かTVか書籍で目にしたことがあります。 その実験方法は、サルがレバーを押したら、その背中の静脈に挿入した細い管から一定量の薬液を注入し、最初は一回で一度、強化子である一回分の薬を入れ、その必要回数を徐々に増やすというものです。 薬を得たいと思えば、かなりの労働が必要になります。依存すればするほど、効率が悪くても、辛い労働に耐えて、レバーを押し続けることになります。 実験結果は、カフェインは100回程度、アルコールやニコチンはせいぜい400回までしか押さないのに、睡眠薬では1600回から3200回、麻薬コカインは6400回、鎮痛薬のモルヒネにいたっては12800回ものレバーを押した。 http://www.medical-tribune.co.jp/ss/2006-9/ss0609-2.htm http://www.srf.or.jp/histoly/papers/18.html http://www.be.asahi.com/be_s/20060806/20060729TKAI0004A.html などがネットで出てきましたが、いずれのサイトにも出典が出ていないようです。これらの実験を行なったのは、どこの誰なのか、特に必要性はありませんが知りたいのです。 どなたかご存じないでしょうか。
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薬物の快感を学習してレバー押しをしたのなら その元はオペラント条件付けのバラス・スキナーですね。 バーを押すことで快感を得ること(良い結果)を学習し、行動の頻度が高まることでこれを繰り返すというものです。 が、依存性を調べるためとなるとまた別なのかしら? 有効な回答ではなく申し訳ないですが、思いついたのはそのくらいです。
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この類の実験はそれこそ世界各地どの大学どの研究者でも行っていることなので,書かれたURLの出典基を特定するのは記載されていないのですから,まず不可能に近いでしょうね。 朝日.comのような大衆向けのサイトで使っているのは,心理学の入門書的な書籍から引用でもしたのでしょう。2番目のURLは柳田知司先生が自ら(あるいは同じ研究所のチーム)が実験した結果を載せているのではないかと思われます。過去に投稿した論文の内容を分かりやすく書き直してはあるのでしょうがね。・・・というか,2番目のURLには"文献"というページがありますね。
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ご回答ありがとうございます。 各地で行なわれているため、出典元は必ずしも一つとは限らないということですね。やや納得です。 サルを使って依存性を調べる実験を行なったオリジナルの研究者の名前、文献名だけでも知りたかったのですが、難しいのでしょうか・・・。
お礼
オペラント条件付けは聞いたことがあります。そのオペラント条件付けを利用してサルに条件付けを行なったのですね。なるほど。 バラス・スキナーさんがオペラント条件付けのオリジナルなのですね。 一つ疑問が解けました。ありがとうございます! しかし確かに依存性を調べるとなると別の研究になるでしょうね。 どこの誰がこの実験のオリジナルなのでしょうか。心理学というより医学関係の人かもしれませんね。もしご存じでしたら教えていただけないでしょうか。 ここから独り言になってしまいますが、 このモルヒネに対し12800回もレバーを押し続けるサルというのが、どの文献でも実に淡々と書かれていますがどれを見ても背中が寒くなる感覚を覚えます。つくづく薬物は怖いものですね・・・ 依存性に関する類似の実験で、 レバーを押したら毎回エサが出てくるということを学習したサルと、レバーを押してもエサが出てくる時と出てこないときがあると学習したサルに、ある時からレバーを押しても一切エサを出てこないようにしたときにどれくらいの回数(もしくは時間)レバーを押し続けるのかというのを試した実験があるそうです。この結果は、前者は割とすぐにエサがもう出てこないことを悟りレバーをたたかなくなるのだそうですが、後者は未練がましく結構押し続けるそうです。 この実験も大変興味深いのですが、これもまたソースがわからないのです。。