依存性の問題と、依存する心の問題の二つがあると思いますが、例えば、アルコール中毒からの回復を目指した「断酒会」という自助会(セルフ・ヘルプ・グループ)というのがあります。
中にはアルコールに頼らざるを得ない状況だったという人が居るんです。
乱暴に広義に解釈すればギャンブルもアル中も、薬も、あらゆる依存にはちゃんと理由があると思うんです。
私もいろいろあったんですが、一番の元凶はやはり家庭(親)だと思います。
「親にさえ信用を無くし」とありますが、果たして今日までどのように育ててきたか? は、誰にも分からないと思うんです。
私の親も世間からは「良い親」のように思われるかも知れませんが、実際には、家庭という世間から閉ざされた密室で、やりたい放題、言いたい放題、私にとっては今でも虐待者でしかないんです。
先日もミイラ状態の大変な虐待事件がありましたが、あれも密室の行為ですから、事件に発展していなかったら、「拒食症の我が子を失った不幸な父親」として扱われたと思います。
ですから、その方は実は被害者ではないかと思うんです。単純に考えると親の性格の犠牲になって、自分というものが分からなくなり、精神的に不安定になり、薬に頼るようになったのではないかと思うんです。
しかし、これが不思議なもので、私もそうだったんですが、誰だって、自分の親以外の親・家庭を知りませんから、自分に何がおきていたのかも分からないんです。
周囲が見たら一目瞭然で虐待と思われるような扱いを受けていても、それしか知らない子供は、自分が何をされていて、どうなってしまっているのかも分からないんです。
アダルトチルドレン概念(AC)というのがありますが、機能不全家庭で育って、生き辛い人生を送っている人達の癒しと回復を目指したものですので、もし、その方の成育歴に問題があったのであれば、ご紹介ください。本も多数、出版されていますので、自分に起きたことと似たようなケースも発見できるかも知れません。
そして、ACにも自助会がありますから、自助会に参加されて、多くの仲間と意見交換したり、AC問題に強いカウンセラーもいますので、傷付いた心を癒すという方向で救いの道を示して上げられれば、依存からの脱却する心が芽生えてくるかも知れません。
ですから私はその方を被害者として扱ってあげることが大切だと思います。もしかしたらお母さんの苦労話は、そのまま彼に向かって行われていた「躾」という名の虐待だったかも知れないと思うんです。
お礼
遅くなって申し訳ありません。本当に適切なお答え有り難うございます。回答者様はお医者様なのでしょうか?僕も知り合い、いつもそう思いながら彼女を見て来たのですが、あまりに嘘が多く、理解に苦しむ事が多くて、自分の考えが間違っているのかとさえ思いました。前は自殺未遂(リストカット)をくり返し、右腕が動かなくなってしまったのですが、この7ケ月ほどはそういったこともなく、間違いはおかさなくなっていたのですが、薬だけは止めれそうも無いようで、薬物依存で入院して止めても3週間ほどでまた飲み出します。これもそうなると僕でも止められなくなり、意識がもうろうとした中で、階段から落ちたり怪我が絶えません。ですから何とか止めさせるべきと考え頑張ったつもりなのですが、右腕が動かなくなったり、薬にしろ怪我をしている彼女を見ていると、自分の考えは彼女にとってマイナスなのかと最近考えています。出来る亊なら彼女を救ってあげたいとまで、一度は考えましたが、最近は素人の私には無理な問題なのではと。今彼女は入院しているので、退院してくればもう一度話ししてみようと思います。彼女の考えを聞いて私ももう一度考えてみようと思います。本当に適切なお答え有り難うございました。