遅くなり申し訳ないです。
ω↑=ω1・i+ω2・j+ω3・kではなく、i',j',k'というように
ダッシュがつきませんか?
とにかく、d/dt(i'(t),j'(t),k'(t))t=0だとしたら
(tは転置の意味です。)、i',j',k'は時間的に変化しない
ことになり、回転するとしていたダッシュ系は回転していないことになります。
それで、d/dt(i'(t),j'(t),k'(t))t=0ならB=0だから、
ω1=ω2=ω3=0だからω↑=0ですよね。つまり、ダッシュ系が回転していない時ω↑=0です。これだけでも、ω↑が回転に関わるものだとは分かります。
また、i',j',k'という直交単位ベクトルが回転する瞬間、
どのようにイメージしますか?回転する瞬間は、当然、
3つともある軸の周りに回転しているはずです。
i'という、どっかを向いている単位ベクトルが回転する瞬間、
わずかにdi'だけ動きます。その変位ベクトルであるdi'は、
回転するから、i'とも直交するし、回転軸とも直交する
というのは分かると思います。だから、
その回転軸の方向のあるベクトルをω↑dtとして、
ω↑dtとi'↑との外積ω↑dt×i'↑が、di'に等しくなるように
ベクトルω↑を定めることが出来ます。
di'=ω↑dt×i'⇒di'/dt=ω↑×i'↑です。つまり、ω↑というのは
回転軸の方向に向きを持ち、回転する勢いに見合った大きさを持つ
ベクトルなのです。ただし、この種のベクトルを擬ベクトルといって、
速度ベクトルや位置ベクトルとは違います。イメージがつかみづらいのも分かりますね。擬ベクトルには、ほかに力のモーメントN↑,
角運動量L↑などがあります。
お礼
大変回答が遅くなりました。 ネット環境がないところに長期いたせいで見れませんでした。 だいぶ時間もたって忘れてしまったので、もう一度勉強しなおします。