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アルルカンとピエロの違い(セザンヌの『マルディ・グラ』より)
セザンヌの『マルディ・グラ』という絵では彼の息子がアルルカンを、息子の友達がピエロのモデルをしています。服装も違います。 では、アルルカンとピエロの違いは何でしょうか?両方とも「道化師」だと思っていました。
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アルルカンとピエロ、確かに現在では一般的な「道化役」を意味しますが、発祥がそれぞれ異なります。 アルルカンは元々、16-18世紀イタリアで流行した即興仮面喜劇に登場する道化役のことでした。 一方ピエロは、フランスの無言劇に登場する男役のことです。 ですから、容貌も違います。 アルルカンは、仮面をつけ、まだらのひし形模様入りのタイツをはき、木剣または魔法の杖を持っています。 ピエロは、白塗りの顔、円錐帽をかぶり、白のだぶだぶの衣装をつけています。 セザンヌの絵中でも(顔以外は)忠実に再現されていますね。