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セザンヌ
なぜゆえにセザンヌは、若くて売れないころ、あんな目をそらしたくなるような絵を描いていたんですか?
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ねっとりとした絵の具を盛り上げ、ドクロや裸婦を描いていた時代の ことを言っているのでしょうか・・・。 初期の頃のセザンヌは中期、後期の頃のような薄塗りではなく パレットナイフを多用した絵を試みていた時期がたしかにありますね。 その頃のセザンヌは父親の事業を引き継ぐために銀行家の勉強を 強要され、酷く父に反発していた時期と重なっていると伝記で読んだ ことがあります。 また、その強要されることに反発する気質がアカデミックな画法を マスターさせるその時代の美術会と重なり大変苦悩し、そのはけ口 として攻撃的で煽動的な作品に影響を与えているとも研究家は分析 しています。 また人物画にたいしてものすごいコンプレックスを持っているとか エロスとタナトスを扱った作品を描くことで突破口を見つけられない 自分を表現しているとか色々言われています。 ほかの印象派の画家達にも受けが悪くセザンヌのような画家と一緒に されたくないと文句をいわれたり、気難しくて攻撃的な性格でさらに 印象を悪くしたりとさんざんな目にあっていたようです。 しかし結婚をしたあたりから(親に反対されてたので事実婚ですが) 画風ががらりと変わっていますね。 人間的なコンプレックスに自分なりの回答がもてるようになったから かもしれません。 初期の頃の作品のテーマの選び方としてはそれほど突飛な印象 はありませんねぇ・・・。 シャレコウベのモチーフはヨーロッパではメメントモリを表すとして 頻繁に登場するモチーフでもありますし、パレットナイフを多用するのは クールベあたりの影響かと思います。 ただ、作品として感情が昇華している感じがまったくもってないのと 人に好かれよう好まれようという感じを持たない印象を与える 作品であることは間違いないような気がします。 まあいろいろ面倒くさい性格だったんだと思いますよ。 こんなセザンヌですがルノアールとは仲がよかったようですね。 ルノアールの作品の中に後期のセザンヌのような細かいタッチを並べた 風景画の作品があります。またお互いの作品は認めてたようです。 ルノアールは人に好かれる性格で大変穏やかな人物だったのがよかった のかもしれませんね。
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- gadovoa
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私はその絵を見たこと無いですが、人間の想像を表現した物が絵画だとするなら、セザンヌの頭の中で初期に想像されていた物をイメージしたに過ぎないのです。セザンヌが印象派に到達するまでの間は己自身の頭が整理つかず、試行錯誤だったのではないでしょうか?そしてその時感じて描いた表現力を絵画に起こしたこと自体がセザンヌが鬼才だったという所以じゃないでしょうか?後期ムンクは精神的病を持ち奇抜な絵を描くことによって一般人から関心を持たれました。初期のムンクの作品は凡才だったとの評価が多いです。しかしセザンヌは初期の頃からそういう表現力を持っていたのなら、なるほど、絵画で大成する訳ですね。
- 255vs8834
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いや、しらないね~~