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サバンナ気候
学生のころサバンナ気候の典型として、コンゴのブラサビルやインドのカルカッタが教科書で紹介されていました。でも、動物番組で紹介されるセレンゲティやマサイマラなどのサバンナは、多くは年間降水量1000ミリ未満、ステップ気候に分類されるところにあるようです。一方、典型的なサバンナ気候のところは、植生図だと森林に覆われうるところが多いようです。この気候と実際の植生のくいちがいはどうして起こるのでしょうか。
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気候区分の専門的な話は出来ませんが違った観点からひとこと。 Savannaはスペイン語から英語にはいった言葉です。そのスペイン語はカリブに昔住んでいたタイノ族のことばをSavanaとして写し取ったものです。現代スペイン語ではSabanaとかかれます。元を正せばサバンナもサバナも同じ言葉です。 サバンナ(日本の外来語)は中南米では雨がほとんど降らない砂漠ではなく、年間降雨量は少ないが草や潅木が育ち牛の放牧が出来るような熱帯高原地帯を指して使っています。時には草原と同じ意味合いで使われます。 いずれにしても日本がすっぽり入るような広大なアフリカやブラジルの話となると 辞書や学者の区分どおりではなく、何でもありです。人が住み、家畜や猛獣も住む。テレビ報道はもっともらしき風景を撮影したり、撮影の主題に応じた風景を中心とするので鵜呑みは危険です。最近の例ではアフガニスタンの戦争中の報道は岩山ばかりで、戦闘が終わったとたん市場や学校や普通のオフィスが写っています。 アフガニスタンにはそのような現代的なものはないような報道から180度の転回です。セレンゲティを報道するとき現地人の家や集落が写ってはまずいのです。中米の珍しい鳥や動物を取り上げた番組では中米人の家も町も写らず、専らジャングルだけです。こうして中米(或いは南米)とジャングルのイメージが作られていきます。
- -mizuki-
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ケッペンの気候区分の話ですね。 だとすると、サバンナ気候ではなく、サバナ気候です。 これはアフリカのサバンナとは違います。 そもそも、ケッペンのこの区分は、植生を元に作られているものです。 従って、気候と実際の植生に違いというのは、あまりありません。 年間降水量が1000ミリを超えると、原則的にステップ気候ではなくなります。 サバナ気候(Aw)やステップ気候(BS)の基準は参考URLのページに書いてあります。 砂漠の中のオアシスのようなものが植生と気候が違うところ、といえます。 これは、乾燥気候でも十分な水の供給源があるような場合に起こるものです。 また、寒冷地でも地熱等の影響により、温度が高いところなどでも気候と植生のギャップが起こります。
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典型的なサバナはカンボジアの中央部(電波少年が行っていたところ)人工物を取り除いた感じでしょうか。
お礼
アフリカの大型動物はサバンナのものというより半砂漠の動物とみなしたほうがいいみたいですね。カラハリ「砂漠」(実際は年間降水量250mm以上の半砂漠)にも住んでいるようですから。