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仏教で鳥って食べていいの?
「兎は鳥だから、食べてよし。」 これが仏教からのはじまって、兎を一羽、二羽と数える語源(?)ですよね? 所で、仏教では輪廻転生の考えで、虫もご先祖様の可能性があるので、無駄な殺生はすべきでないという考え方です。 では、鳥は食べてもいいのでしょうか? 理由が分かり次第、締めさせて頂きます。
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初期仏教では肉食を特に禁止していませんでした。信者から布施された食べ物であれば、おおむね食べることは可能でした。 ただし、不殺生戒の観点から積極的に食べることは規制されていました。さらには食べることを許されない不浄肉などが定められ、後の大乗仏教では慈悲の観点から一律に肉食を警める律が設けられました。 ここで戒と律ですが、戒は仏教徒として保つ「いましめ」です。これは在家・出家にかかわらず保つ戒めであり、それを保つか否かはあくまでも個人の問題です。つまりより良き生き方をするための戒めです。 対して律は出家集団が守る「きまり」です。出家集団の生活の調和を保つものであり、そこには破壊行為はそれなりの罰則が与えられますが、律が適用されるのは出家のみで在家にはありません。 >>むやみに生き物を傷つけない。という事は、必要なら殺してもいいという事ですね。 違います。不殺生戒は他の生命を奪わなければ生きていけない、この人間の事実を気付かせるための戒めでもあります。「○○だから××は許される」こそ、単なる自己弁護であって、それこそ仏教で戒めるべき考えです。 戒は「それを破ると罰則があるから守る」というものではなく、「根源的な人間の業」を見詰め、その上で「より良い生き方をするため」に設けられたものです。 例えば、お医者さんに「甘いものを控えましょう」と言われたとします。それを守るか否かは個人の自由です。あれこれ理屈を付けて食べるのも自由です。その結果、糖尿病になるかもしれない、あるいはならないかもしれない。その結果は分かりません。しかし「甘いものを控る」ことによって後のリスクは軽減されるし、また食生活を見直すこともできます。 でも、これが「ダイエットの会」の決まりであれば、これを守ることで一致しようとしているのですから、破ればそれなりのペナルティーが課せられます(入会していなければ罰則は関係ないですよね)。 さて、『日本書紀』にある天武天皇の“いわゆる肉食禁止令”は4月1日から9月30日までの期間「牛馬犬猿鶏」を食べることを禁じたものです。もちろん仏教的な不殺生の精神もあったでしょうが、ウシ・ウマ・イヌ・ニワトリは家畜としての労働力、サルは人に似ているから、それをもってこの五畜に限って食べることを、一定期間規制したものです。 “日本人は肉食をしていなかった”というのは作られた伝統にすぎません。仏教的不殺生の観点から一定の忌避観はありましたが、それでも鹿・猪・鳥・犬・狢・兎・鯨・山鳥は食べていました。先の天武天皇の詔も日本人が肉食をしていたからこそ、禁じたのです(この詔がどの程度有効だったかも疑問ですし、さらに一定期間の規制に過ぎません)。 江戸時代には「ももんじい」「さくら」「もみじ」と称して、イノシシ・ウマ・シカを食べさせる店もありました。イヌも多くは食用にされていました。彦根藩では伊井家の奨励で、牛肉の味噌漬けが名物で、将軍家にも献上されていました。 ただし農民層では、牛馬は労働力であり、そのゆえ愛着の湧く動物であったからこそ食べることに抵抗はあったのでしょう(現代人が犬猫を食べることに抵抗があるように)。 ウサギは耳が長くそれが翼と擬せられ、また肉質がトリに似ていたので一種のシャレで鳥の仲間とカテゴリーされたのです。仏教の不殺生戒云々、肉食忌避云々とは無関係でしょう。 日本書紀に記述される
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なるほど・・・ ご質問はあくまでも“仏教で鳥って食べていいの?”ですね。 簡単に言えば時代や地域等によって違います。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%BE%E9%80%B2%E6%96%99%E7%90%86 余談ですが、お釈迦様の亡くなった原因は“豚肉を食べてあたった”という説があります。 戒律と日本における“肉食禁止”“ウサギと鳥の関係”については、また改めて述べさせていただきます。
お礼
とりあえず、ブッダさんは肉食禁止ではなかったようで。 おそらく鳥も食べていたでしょう。 かってに、いろいろな事をつなげて考えていたのですが、それのどれが正しいかが曖昧なままの質問でした。 ありがとうございます。
補足
問題点が複数ある事に気が付きつきました。 まずは、 1.「兎は鳥だから、食べてよし。」=仏教から生まれたのか? そもそもこれがあっているのか? 2.仏教では輪廻転生の考えから、虫にも親の魂が入っていると考え、不殺生なのか。 3.不殺生だとしたら、なぜ鳥は食べていいのか? 1.が単に「4本足の動物を食べると、四本足になる。」という俗説であれば、2.は関係なくなり、兎の肉はおいしいけど4本足。 じゃー、兎って耳が長いから、鳥じゃね~?って事になり、一羽、二羽と数える事に、って事なんでしょうか? 質問は、「兎を一羽、二羽と数える語源」の詳しい経緯でしたね。
鳥が嫌いではないようですね。 焼き鳥とか普通に食べてそうですね。おいしいですもんね。 仏教では、十善戒とか六波羅蜜とかいろいろ道徳があるようです。 ところが、普通の人が守るのは無理だと、梅原猛先生がおっしゃっています。 要は、鳥が食べたいのに、食べられないってことだと思います。 食べてよいと思います。 理屈で考えるより、腹で考えたほうが、正解は出るものだと思います。
お礼
十善戒の一つの不殺生でも、むやみに生き物を傷つけない。 という事は、必要なら殺してもいいという事ですね。 ありがとうございます。
NO.3です。 ウィキペディアで天武天皇を検索してみて下さい。 短いですが、肉食禁止令の記述があります。 <牛や馬は労働力だったにしろ、兎・鳥・イノシシ当たりは食べられていたと思います。 当然、食べていたでしょう。仏教徒の猟師さんは、捕った獲物を食べられないし、仏教徒の農家は、ハレの日に鳥を絞めて・・・・も出来ませんし。 かといって、イナゴやバッタやヘビだけじゃ、動物性蛋白質不足でしょうね。 <で、本題ですが、肉を食べない宗派の人は、やはり鳥も食べてはいなかったんですよね。 私の会社はイスラム圏現地法人があります。 ローカルスタッフは勿論、モスリムですが、海外留学経験があるスタッフは、日本に出張してくると肉も食べるし、酒も呑みます。 「アラーのお許しを乞うて」からですが。 実家の宗派のお坊さん曰わく、「○×聖人は、△□歳で没しました。でも、坊主は、酒を般若湯と称して呑んでました。精進料理だけじゃ栄養不足で、こんなに長生き出来ませんよ。」 多分、これが、お坊さんの本音と真実だと思います。 キリスト教、イスラム教、ヒンズー教と違い、仏教は宗派が違えば、協議も正反対も多いですね。 日本人の良い意味でのいい加減さでしょうか? もともと、宗教も宗派も設立当初は「新興宗教」だったので、案外、宗祖が「牛や豚は嫌いだが、鳥は好き」という理由で鳥はOKとなったのかもしれませんね。
お礼
兎を鳥、般若湯・・・ 日本人の、いい感じのいい加減かもしれません。^^; ありがとうございます。
仏教が日本に伝来したのは6世紀です。 仏教は、肉食を禁じていません。 中国経由で日本に伝来した仏教の一派が、肉を食べない宗派でした。 その信仰者の天武天皇が「肉食禁止」の令を出したので、鳥も含めて、牛、豚等の肉食禁止(というか遠慮)は、明治維新まで続きました。
お礼
あー、散切り頭を叩いてみるまで、肉食は遠慮だったのですか。 牛や馬は労働力だったにしろ、兎・鳥・イノシシ当たりは食べられていたと思います。 で、本題ですが、肉を食べない宗派の人は、やはり鳥も食べてはいなかったんですよね。 そうなると、4本足の生き物を食べると、4本足になる・・・という俗説から食べなかったけど、「兎は4本足じゃないから、例外じゃー!!」って事なんでしょうか。^^ すごいこじつけだなー。 ありがとうございます。
- silverbear
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鳥が良くて牛が駄目なのは殺生がどうとかじゃなかったと思います。 四つ足の動物を食べると四つ足になる?? そんな事を聞いたことが有ります。 鳥は足が2つなのでセーフなんだそうです。 ネットで検索したのですが詳しい事は見つけられませんでしたが。
お礼
仏教は、統一感がなくってすてきだなー。 ん、そもそも、仏教関係ですよね?語源は。 あー、「四つ足の動物を食べると四つ足になる??」もうっすらと聞き覚えがあるような。 「鳥は、空を飛ぶからこの世のものではない。ゆえに食べてよし。」ってのも聞いた事があるような。 とりあえず、締め切りは保留。
- BaritoneSax
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本来 ブッダは 捕食を『ムダな殺生』とは言っていませんでした。 肉食を禁じたのは、その後の弟子たちがそれぞれの流派で作った戒律です。
お礼
大本は言っていなかったのですね。 ありがとうございます。
お礼
仏教の「より良い生き方をするため」というのは、共感できる考え方です。 神の教えが正しいから従うのとは、意味が違ってきます。 まぁ、双方の宗教は、詳しくはありませんが。^^; 各方の回答を見るにつれ、兎を一羽と数えるのは、仏教から始まったのか?というのが、疑問に。 昔見た子供向けの本で覚えているのは、”坊主が、兎は鳥だから、食べてもよし。”という事だけです。 そこから不殺生とつなげたのですが・・・。 兎が鳥の仲間とシャレで認識されていたのなら、日本人は割とシャレ好きなので、ありがちかな、と。 ありがとうございます。