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サンドバスやオイルバス 使い分けの目安は?
大学の実験室で180~200℃の加熱を行いたいのですが、シリコーンオイルのオイルバスを使うともやもやと煙が出てきました。バスに混ざった有機物が焼けているのかな?とは思いつつも、それくらいの温度ではシリコーンオイルも長時間持つのだろうかと、不安になってきました。サンドバスやマントルヒーターは高温での操作には向いているとよく聞くのですが、オイルバスを含めた、それぞれのヒーターの適正な温度域は一般的にどの程度と認識すればよいでしょうか?大雑把にでもよいので、経験をお持ちの方がおられましたら、適切な資料でも教えいただけるとうれしいです。
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きれいなシリコンオイルで使用温度の範囲に入っていれば長時間200℃で加熱しても問題なかったです。でもシリコンオイルにちょっとでも硫酸などをこぼしてしまうと、それが酸触媒になって100度程度でも分解が進み煙が出てきました。やはり長期間使っているシリコンオイルだと使用温度範囲の上限で使うにはちょっと心配ですね。 マントルヒーターは溶媒をマントルヒーターの上まで入れないと危険ですね。ヒーターに接している部分に溶媒が無いとそこの部分が異常に加熱してしまうため余計な副反応が起きてしまいます。したがってマントルヒーターの大きさに反応溶媒を合わせることになるのであまりおすすめはしません。 サンドバスは使ったことが無いのですが、高温を出せるバスとして溶融塩を使う塩バスなるものが大学の研究室にありました。私は使ったことが無いのですが400℃程度はいけると先輩から聞いた事があります。ただどんな塩を使っていたのか忘れてしまいました。
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- komes
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シリコンオイルについては他のご回答のとうりです。 サンドバスは局部的加熱になるので理論的には温度限界はありませんが注意が必要です。 比較的高温での加熱にメタルバスがあります。 これは溶融したメタルにフラスコなどを接触させて加熱する方法ですが、合金メタルを使用して溶融温度を調節して使用します。 従って合金メタルの種類によりますが300度以上の加熱も可能です。 原子力発電には金属ナトリウムが熱媒に使用され高音水蒸気の発生に使用されています。
- anthracene
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これは使用されているオイルによります。 シリコンオイルだと思いますが、組成によって使用温度域が異なりますから、信越なら信越のカタログをよくチェックしてください。 220度くらいまでいけるのもあったはずです。 うちのオイルは200度くらいがカタログ限界ですが、220度まで上げたことはあります。この状態で一日とか使っていると、オイルから煙が出てきました(汗。 また、有機物が入っていると、ご質問の通り、加熱でそれらが焦げます。 サンドバスは300度くらいまでいけます。 それ以上はどうか?というのはやったことないので分かりませんが、ヒーターの性能に依存すると思います。なかなか、ベンチ上でそれ以上に加熱するシチュエーションは無いと思いますし、普通は電気炉を使うでしょう。