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文法語彙問題(それどころではなくなった、教えるそば、計画ありき)

 日本語を勉強中の中国人です。次の文法語彙問題を解いてみたのですが、参考書の模範答案によると、間違えました。なかなか理解できないので、説明していただけないでしょうか。 1.友人と映画を見る約束をしていたが、急用ができて、それどころでは(4)。 (1)行かなかった (2)見なかった (3)できなかった (4)なくなった 2.「教えるそば(3)忘れていくんだから、教えがいがないよ」 (1)に (2)を (3)から (4)より 3.始めに計画(1)で、説明は後からすればいいという姿勢が許せない。 (1)ありき (2)あったり (3)あらん (4)あろうか  また、質問文に不自然な表現がありましたら、ご指摘いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

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  • hakobulu
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回答No.5

1、 「どころ」は、「それ(友人と映画を見ること)」を強く否定する副助詞と考えて良いと思います。 結果として、 「映画を見るなんていう余裕なんか全く無くなった」という意味の、揶揄的表現とお考えになって良いでしょう。 「映画を見る行為」を揶揄することによって、「急用」の重大性を浮き上がらせようとする意図がある、と言えそうです。 「友人と映画を見る約束をしていたが、急用ができて(映画に)行けなくなった」という文との違いはそこでしょう。 「それどころではない」と言う場合もありますが、こちらは、そういう状況になってしまった【現在の状況】に注目した表現です。 『それどころではなくなった』のほうは、 「映画を見る約束をした」→「急用ができた」→「映画を見られなくなった」という【過程を経た変化の結果】に注目した表現と言えるでしょう。 2、 「そば」は、「すぐ近く」ということですから、 「教えるそば」は「教えるとすぐに」という意味になります。 「から」は【起点】で、「教えてすぐの時から」と考えることができますが、 「○○するそばから△△する」と慣用句的に覚えてしまったほうが良いでしょう。 ただし、 「すぐに△△するので○○したことが無駄になる」や、 「せっかく○○したのに、すぐ△△するので困る」 という状況に限ってのみ使用したほうが良いでしょう。 「教えるそばから覚えるので嬉しい」というような表現は一般的ではない、ということです。 3、 「ありき」は「あった」の文語表現ですが、強調形とも言えます。 「初めに~ありき」も慣用句として覚えるのが良いと私は思います。 直訳すれば「初めに~があった」ということですが、「順序を度外視して~を過去の事実にしてしまう」というニュアンスで、 【初めに~があると決めつけている】という意味になります。 「始めに計画ありきで、説明は後からすればいいという姿勢が許せない。」という原文の場合。 A市で原子力発電所の建設が計画されているとします。 通常は設備の安全性などを良く説明した後、 住民の同意を得てから建設計画を具体化するのが道理ですが、 「説明なんか後ですれば良い。ともかく(建設の)計画を先に急いで進めよう。」 という国側の姿勢に対して、『許せない』と怒っているわけですね。 ◆ご質問文の添削 {次の文法語彙問題を解いてみたのですが、参考書の模範答案によると、間違えました} 「~よると」の後には、【~によって判明した結果】が続く必要があります。 「間違えました」は「解いてみたという行為の直接結果」ですから、 「次の文法語彙問題を解いてみたのですが、間違えました」 であれば正しい表現です。 原文は「模範解答によって判明した結果」ですから 『間違い、ということらしいです』 『間違えた(、ということの)ようです』 などとする必要があります。

awayuki_ch
質問者

お礼

 毎度お世話になります。  ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。「どころ」は、「それ(友人と映画を見ること)」を強く否定する副助詞と考えてみます。 「そばから」の一般的ではないパタンも教えていただいてとても助かりました。知りませんでした。必ず気をつけます。 「原子力発電所」の例はとても理解しやすいと思いました。どういうやり方なのかよく分かりました。  いつも私の質問文までも確認していただきありがとうございます。「~よると」は勉強不足でした。今度は気をつけます。  心より厚くお礼申し上げます。

その他の回答 (9)

  • tjhiroko
  • ベストアンサー率52% (2281/4352)
回答No.10

何度も失礼いたします。 「初めに(まず)~ありき」という言い回しですが、この言い方を使った例をネットでいくつか拾ってみました。 ●まず公的資金投入ありき、の考えを取らない ●まさに「まず医療費削減ありき」。医師不足問題や、病院難民はどうするのか? ●はじめに民営化がありきで、 あとから理屈をつけようとするから、国民から見て訳がわからない議論になる ●彼は「何のための民営化か、という最も基本的な問題について回答を出さないまま、まず民営化ありきの結論を押しつける国民を愚弄(ぐろう)するもの」と批判しました。 ●初めに美姫ありきで、代表は選考前から決まっていた  (※「美姫」とはフィギュアスケートのオリンピック選手に選ばれた人で、選考過程に疑問があると話題になりました) ●『はじめに増税ありき』の財務省は 『はじめに 歳出削減ありき』の総務省と激しく対峙している。 いろいろな例をご覧になって、この言い方の特徴が少しつかめたでしょうか。 >「初めに(まず)~ありき」というパタンで覚えたほうが良いと思われますか ・・・はい、それがいいと思います。 >「はじめに計画ありき」はことわざなのでしょうか。 ・・・いいえ、違います。ここでの使われ方の疑問については、#5さんの原子力発電所の例で解決したのではないでしょうか。

awayuki_ch
質問者

お礼

 たくさんの用例を拝見して、「初めに(まず)~ありき」という言い回しは理解できるようになりました。何度もご親切に教えていただきまして誠にありがとうございました。m(_ _)m

回答No.9

こんにちは。 1.友人と映画を見る約束をしていたが、急用ができて、それどころでは(4)。 ⇒「それどころでは」に続く言葉は「ない」とか、「なかった」「ありません」などの【否定表現】です。 ⇒「それどころ」の「どころ」は、「その程度であることを表す「副助詞」です。そして、この「どころ」は、「そんな生やさしい程度のものではない」という文脈で使われます。 Ex1「ゆっくりと音楽を聴いているどころではない」 Ex2「痛いどころの騒ぎではない」 この例文は「友人と映画を見る約束をしていたが、急用が出来て、映画を見に行くどころではない」と書き換えられ、「急用が出来たため、映画を見に行くなんてことは出来なくなった」という意味になります。 2.「教えるそば(3)忘れていくんだから、教えがいがないよ」 ⇒「そば」は「側」と書きます。 ⇒この言葉は、【距離の隔たりが無い事】とか【時間の隔たりが無い事】を表現します。 この例文では【後者・時間の隔たりが無い事】を表す使い方で、 ⇒「教えるそば」は「教えるか教えてないか分からないうち」という「時間の隔たりの無い事」を表現しています。 すなわち、 ⇒「教えたか教えないか分からないうちに、すぐ忘れるんだから教えがいがないよ」となります。 ★言ったそばから忘れる。 ★作ったそばから平らげる。 ★注意するそばから同じ間違いをする。 ★聞いたそばから忘れる。 ★塗ったそばから乾いてしまう。 3.始めに計画(1)で、説明は後からすればいいという姿勢が許せない。 「ありき」は、「先ず、○○ありき」とか、「始めに○○ありき」という表現が一般的です。 ⇒この表現は、「先ず○○があるということが前提になっている」「最初から○○があるということが決まっている」という意味合いになります。 ⇒「○○」は、「本来、みんなで共有しておかなければならないようなこと」「これから検討しなければならないようなこと」等が入ります。 ★先ず合併ありきでは議論にならない。 ★始めにリストラありきでは話にならない。 ★始めに離婚ありきでは我々の出番は無い。 ★郵政民営化ありきの姿勢に反感を抱いた国民は多かった。 このように「もっともっと検討、議論しなければならないことなのに、恰も既に決定したような捉え方そしている場合などに使われます。 質問文の中の下記の部分は間違いです。 【参考書の模範答案によると、間違えました。】 ⇒参考書の模範解答によると、間違いである事が判りました。 または、 ⇒参考書の模範解答によると、私の解答は間違いでした。 ⇒参考書の模範解答を見ると、私の解答は間違いでした。 「○○によると」という表現は、「○○で確認したところによると」という意味ですから、「~ということが判明した」とか、「~ということが判った」という表現で受けるのが妥当です。

awayuki_ch
質問者

お礼

 こんばんは。ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。理路整然としているほかに用例も豊富で、とても理解しやすいと思いました。分かるようになりました。質問文の添削にも感謝いたします。今度からは気をつけます。  本当にありがとうございました。

  • tjhiroko
  • ベストアンサー率52% (2281/4352)
回答No.8

#7の続きです。 「それどころではなくなった」を他の言い方に変えたらどうなるか、とお尋ねでしたね。 ●「友人と映画を見る約束をしていたが、急用ができて、それどころではなくなった」 →「・・・、急用ができて、そんなことをしている場合ではなくなった」 これで大体ニュアンスは同じかと思いますが、この言い方ならおわかりになるでしょうか。 ●「宿題が多いので、テレビを見るどころではない」 →「宿題が多いので、テレビを見ている場合ではない」 ●「宿題をたくさん出されてしまって、テレビを見るどころではなくなった」 →「宿題をたくさん出されてしまって、テレビを見ている場合ではなくなった」 ●「こう忙しくては、のんびり釣りどころではない」 →「こう忙しくては、のんびり釣りをしている場合ではない」 ●「明日は試験だ。映画どころの騒ぎではない」 →「明日は試験だ。映画を見ている場合ではない」 これくらいにしておきましょうか。 ここで#7でパスした、(1)と(2)の例文を見てみますと、この2つの文ではこの言い換えが当てはまらないのです。 (1)知っているどころではない。恋人として半年も付き合ったことがある。 →この文の意味は「知っているというレベルではなく、それよりずっと上の段階の恋人として」ということになります。 ちょっと回りくどいですね。 もっと簡単な言い換えでは「知っているなんてものではなく、恋人として・・・」としてもいいかもしれません。 (2)一週間どころではなく、一ヶ月も休んだ。 →この文の意味は「一週間というレベルではなく、それよりずっと上の段階の一ヶ月も休んだ」 この文も「一週間なんてものではなく、一ヶ月も休んだ」と言い換えられるでしょう。 なんとなく分かったでしょうか? また長くなりましたので、今回はこの辺で。  

awayuki_ch
質問者

お礼

 度々ありがとうございます。「場合ではない」は少し叙述文のような平穏な感じがします。原文はなんとなくとても強い語気になるような気がします。それから、「どころか」なら分かります。ご回答を拝見して、ここの(1)と(2)はたぶん「どころか」という意味になるのですね。  何度も本当にありがとうございました。大変参考になりました。

  • tjhiroko
  • ベストアンサー率52% (2281/4352)
回答No.7

#4です。ご丁寧なお礼をありがとうございます! では、とりあえず1についてだけもう少し説明させていただきます。3はまた後で。 補足で示された用例のうち、(1)と(2)はニュアンスが少し違ってくるように思います(説明するとなるとまた大変ですので、今回はパスしておきます)が、今回の最初のご質問の例文「それどころではなくなった」について、もう少し詳しく書きますね。 この場合は「急用ができて、映画どころではなくなった」とも、「映画に行くどころではなくなった」とも、「映画に行くどころの話ではなくなった」とも、「映画どころの騒ぎではなくなった」とも言い換えることが出来ます。 この例文では「急用が出来たため映画に行ってはいられなくなった」という、つまり「~という状態になる」というような動きのある場合ですので、「映画どころではなかった」ではなくて「映画どころではなくなった」となっています。 他の例文でやってみましょう。 ●「こう忙しくては、のんびり釣りどころではない」  これはすでに忙しいという状態なので「釣りどころではない」ですが ●「仕事をたくさん押しつけられて、のんびり釣りどころではなくなった」  こちらはこれからやらなくてはならないことが出来てしまったために、釣りをする余裕がなくなったわけですね。    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ●「宿題が多いので、テレビを見るどころではない」  これはすでに宿題を抱えている状態ですので「テレビを見るどころではない」(または、「見ているどころではない」でもいいです)が、 ●「宿題をたくさん出されてしまって、テレビを見るどころではなくなった」  こちらは、たとえば今日学校から帰る間際にたくさん宿題を出されてしまって、あーあ・・・と気が重い状態かな。 まだ宿題には手をつけていなくて、これから頑張ってやらなくちゃー、というところです。せっかく学校から帰ったらテレビを見ようと楽しみにしていたのに、それどころじゃなくなっちゃった、というわけです。 とりあえず、この辺にしておきましょう。 また後で書かせていただこうかと思います。

awayuki_ch
質問者

お礼

 再びありがとうございます。一つ一つご丁寧に説明していただき心より感謝いたします。ニュアンスはとても私に伝わってきました。  本当にありがとうございました。

回答No.6

amipさん、どうもありがとうございました。 疑問が解けてすっきりした感じがします。 質問者様には、関係のない質問をして失礼致しました。

awayuki_ch
質問者

お礼

 一緒に勉強させていただき光栄です。

  • tjhiroko
  • ベストアンサー率52% (2281/4352)
回答No.4

こんにちは。 文法的な説明は苦手ですので、実用的な話を書かせていただきます。 1.この言い方は「それどころではない」を基本の形として覚えてしまった方がいいかと思います。 意味は「そういう場合ではない」ということです。 で、そのバリエーションとして、過去形だと「それどころではなかった」、その表現を動的(?)なものにして「それどころではなくなった」、会話体として「それどころじゃない」「それどころじゃないでしょう」「それどころじゃなくなっちゃった」etc. こんな感じですね。 2.「~するそばから」という決まった言い回しで「~するとすぐに」「~すると同時進行で」といった感じですかね。 ただし、今の若者ならほとんど自分からはこの表現は使わないかも。もちろん意味は分かりますけどね。 文法的な説明や例文については、こちらにも詳しい説明がありました。 http://ws.31rsm.ne.jp/~toolware/dictionary/127.html 3.この「初めに~ありき」という表現も結構難しいですね。意味としては、「あらかじめ~が決まっている」とか「すでに~は既成事実として決まっている」といったところでしょうか。 「ありき」の前の「初めに」の部分には「まず」という語もよく来ます。 ただ、この表現は普通の若者の会話では使われることはほとんどないでしょうし、正しい使い方が分からない人も多いと思いますよ。ちょっとgoogleで検索してみたら、めちゃくちゃな使い方がぞろぞろ出てきましたから。 政治討論とか、そういう場面で登場することが多い表現のような気がします。

awayuki_ch
質問者

お礼

 ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。2はとてもすっきりいたしました。1と3はまだすっきりしていないのですが、どちらでも以前の認識より一歩進みました。非常に助かりました。  本当にありがとうございました。

awayuki_ch
質問者

補足

 1と3はまだすっきりしていないので、1と3についてもう少しお伺いします。 1について。  確認していただきたいのですが、1は「どころではない(どころの話ではない、どころのことではない、どころの騒ぎではない)」という文法なのでしょうか。「どころではない」の例文は、手元にある文法の本によると、次のようになっています。でも、どれも「どころではなくなる」という形をとっていないので、とても心配です。 (1)知っているどころではない。恋人として半年も付き合ったことがある。 (2)一週間どころではなく、一ヶ月も休んだ。 (3)宿題が多いので、テレビを見るどころではない。 (4)こう忙しくては、のんびり釣りどころではない。 (5)明日は試験だ。映画どころの騒ぎではない。 「それどころではなくなった」のニュアンスを知りたかったのです。よろしければ、「それどころではなくなった」をほかの表現に言い換えていただけないでしょうか。 3について。 「初めに(まず)~ありき」というパタンで覚えたほうが良いと思われますか。「はじめに計画ありき」はことわざなのでしょうか。インターネットで検索してみたら、この言葉はたくさん出てきました。  それから、私は「始めに計画ありきで、説明は後からすればいい」というやり方のどこが悪いのか、納得できません。始めにちゃんと計画を立てるのは良いのではないかと私は思います。「計画ありきで、説明は後からすればいいという姿勢」を使えるシチュエーションを教えていただけないでしょうか。これは事後使う言葉でしょか。事前でも使えるのでしょうか。つまり、念を押す言葉としても成立できるのでしょうか。たとえば、聞き手はいつも「計画ありきで、説明は後からすればいい」という姿勢をとっているとか。

  • amip
  • ベストアンサー率53% (69/129)
回答No.3

はなしがこじれてしまいそうで書きませんでしたが、 助詞「から」の用法には大まかに (1)空間的起点(東京から大阪へ行く。) (2)時間的起点(朝から強い雨が降っている。) (3)理由・原因(勉強不足から落第した。) (4)材料   (純金からその指輪は出来ている。) (5)動作の範囲(朝から夜まで働く。) (6)手段   (光合成から酸素がつくられる。) (7)二つの事物の連続性を示す    (ア)「~だけの理由で」(見るからに強そうな人)    (イ)「~するとすぐ」 (食べたそばからおなかがすく) また、「より」には (1)比較の基準(考えていたより美しい) (2)比較   (あなたより若い) (3)(否定語と共に)限定(そうするより仕方ない) (4)動作の起点(母より手紙が届く) (5)原因・理由(飲酒より病が治る) (6)動作の手段(バスより目的地に着く) (7)「~するとすぐ」(門に入るより、美しい庭が見えた) 「から」と「より」は古語文法としては非常に似たような使われ方がされていました。なにしろ、どちらも派生の元は「動作の起点」ですから。 ですが、平安時代以降からは「より」の用法は(1)(2)の比較用法を除いて、他の用法は(例文も少しおかしく感じるでしょ?)「から」の方にその使用を譲ってしまったわけです。よって、概括的に日本語文法を見れば、#2さんのおっしゃるような使い方もできますが、現代文法的に、しかも口語文法的に言えば、「より」は比較用法を主として使われ、「から」はその他の用法を担ったわけです。 よろしいでしょうか? といっても僕も専門とかではないのですが・・・笑

awayuki_ch
質問者

お礼

 ご回答ありがとうございました。2は解決出来ましたので、よろしければ、1と3のほうをもう一度お願いいたします。

回答No.2

この質問を見て、私も考えていたのですが・・。 失礼を承知でamipさんに質問させていただきます。 2で、 「そばから」という言い回しを日本人は一般的に使いますが、 「より」はもともと「から」の変形した、改まった言い方ですよね? それでは、「そばより」と言っても問題はないのではないでしょうか? もしも見ていらしたら、 返信のほうよろしくお願いします。

awayuki_ch
質問者

お礼

 私の質問を読んでいただきありがとうございました。

  • amip
  • ベストアンサー率53% (69/129)
回答No.1

1の主語は書かれていませんが、 (私は)友人と映画を見る約束をしていたが、急用が出来て、それどころ「ではなくなった。」 と、なります。 「それどころ」の「それ」とは「友人と映画を見る事」です。 「どころ」ですが、「状況」と同じです。 つまり、「それどころ」=「友人と映画を見るような状況」です。 そして助詞の「では」ですが、これがあるという事は主語が「友人と映画を見るような状況」になるわけです。つまり、「状況」が主語になるので、それにあう述語は(4)になります。(1)(2)(3)はそれぞれ人を主語にした時にしか合わないです。 2ですが、(あなたは)(わたしが)教えるそば「から」、忘れていくんだから、(わたしは)教えがいがない。{()が主語です} 「そば」というのはもともと物の接近具合をあらわします。それが転じて時間の接近具合も表すようになりました。例えば、他には「私はあなたのそばから離れる」(I leave from beside you)という時にも使われます。つまり、「から」=fromなわけです。なので、時間の接近具合を表すときも、「そば」に合うのは「から」です。 つまり、「(わたしが)教えるそばから」は「(わたしが)教えるとすぐに」と言う事と一緒です。(英訳すると・・・As soon as I teach you something, you forget it, so my teaching is always in vain.) 3は (わたしは){あなたの}初めに計画「ありき」で、説明は後からすればいいという姿勢が許せない。 になります。 「ありき」という表現は古語文法も含まれている少し難しい表現です。 「あり」=「ある」ですが、「き」は古語文法で【過去】をあらわします。 つまり、「計画ありき」=「計画があった」ということになります。 「~で」という表現も日本語独特の物ですが「で」の前に「~ということ」とか「~という前提」という言葉を補って考えましょう。「で」の直前にはいつも連体形の助動詞がきます。(1)の「き」は古語文法で「過去」意味の助動詞、(2)の「あったり」の「り」は連体形ではなく、連用形です。(3)の「あらん」の「ん」は連体形ですが「否定」の意味なので、逆の意味になってしまいます。(4)「あろうか」の「か」は助詞で「疑問」をあらわします。だから、選べるのは(1)になるというわけです。 ということで、「始めに計画ありきで」=「初めに計画があったという前提で」とか「初めに計画を決めた後で」という意味になります。 全文を英訳するとこういう意味になります。 I can't forgive your attitude that you think you should explain the project after you deside it. 分かりにくければ補足質問してください。 You can ask again if not being able to understand my answering.

awayuki_ch
質問者

お礼

 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。1と3の文法的な解釈は分かりました。ご回答をきっかけに、2についてもう少し調べてみました。解決いたしました。「~そばから~」という文型と関係があるようです。大変参考になりました。  本当にありがとうございました。

awayuki_ch
質問者

補足

 1と3はまだすっきりしていないので、1と3についてもう少しお伺いします。 1について。 「それどころではなくなった」のニュアンスを知りたかったのです。よろしければ、「それどころではなくなった」をほかの言い方に換えていただけないでしょうか。  また、確認していただきたいのですが、1は「どころではない(どころの話ではない、どころのことではない、どころの騒ぎではない)」という文法なのでしょうか。「どころではない」の例文は、手元にある文法の本によると、次のようになっています。しかし、どれでも、「どころではなくなる」という形をとっていないので、とても心配です。 (1)知っているどころではない。恋人として半年も付き合ったことがある。 (2)一週間どころではなく、一ヶ月も休んだ。 (3)宿題が多いので、テレビを見るどころではない。 (4)こう忙しくては、のんびり釣りどころではない。 (5)明日は試験だ。映画どころの騒ぎではない。 3について。  文法的には理解できましたが、意味的にはいまひとつの感じです。「はじめに計画ありき」はことわざなのでしょうか。インターネットで検索したら、たくさん出来ていますから。「始めに計画ありきで、説明は後からすればいい」というやり方はどこが悪いのでしょうか。始めにちゃんと計画を立てるのはいいやり方のではないかと私は思います。「計画ありきで、説明は後からすればいいという姿勢」を使えるシチュエーションを教えていいただければ助かります。事後の責める言葉でしょか。事前の念を押す言葉としても成立できるのでしょうか。たとえば、聞き手はいつも「計画ありきで、説明は後からすればいい」という姿勢をとっています。

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