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多段階電離
酸は硫酸のように多段階であらわすことが多いのに、 塩基が多段階で表されていないのはなぜでしょうか。 あわせて、塩化水酸化カルシウムの製法は どのような反応式によるものでしょうか。
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- anthracene
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Ca(OH)2に適当な弱酸を当量を守って入れれば、中和を途中でとめられると思います。塩化アンモニウムかな? 硫酸が2段階で見えないというところですが、反応相手として強塩基を使っているのでは? この条件だと、2段階目の電離度がいかに小さくとも、電離する端からプロトンが中和に使われるので平衡が傾き、即座に全て中和されると思いますが。 弱塩基を用いて反応を行えば、系中の水酸化物イオン濃度は低く抑えられますし、生成する硫酸水素塩の緩衝効果が働くため2段階目を分けて観測できると思います。
- anthracene
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原理的には多段階電離して、中和点が複数見えていいはずですけど、各段階の電離定数に差がほとんど無い場合、実験的に多段階電離を観測するのは難しいでしょう。 なんにせよ、化合物ごとに違いますね、という話だと思いますが。 Ca(OH)2の場合も、二つの水酸化物イオンの解離しやすさがほとんど等しいため、中和点は一つになってしまうものと考えられます。 しかし、そうするとCaCl(OH)はどうやって作るんでしょうね? 混合物になりそうですが、酸を半分だけ入れるんでしょうか? 酸の強さを落として、反応温度を下げるとかするのでしょうかね? 分かりません。
お礼
返信ありがとうございました。塩化水酸化カルシウムはどうやって作るかますます不思議になってきました。 ところで、硫酸は各段階で電離定数が異なりますが、これはどうして中和点は一つなのでしょうか。
- anthracene
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どういうことでしょうか。 炭酸ナトリウムやリン酸カリウムなどの電離および中和滴定を考えてみればよいのでは? Ca(OH)2の滴定曲線については情報を持ち合わせておりませんので、CaCl(OH)の生成条件はお答えできませんが。
補足
塩化水酸化カルシウムのことを考えている内に、強塩基である水酸化カルシウムや弱塩基である水酸化マグネシウムは硫酸のように2段階で電離するのかと疑問に思ったということです。説明不足ですみません。
お礼
アドバイスありがとうございました。いろいろ考える参考になりました。返信おそくなってすみません。