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太陽は何故燃えるの?
ふと疑問に思ったことです。 ちょっとお聞きするのも恥ずかしい質問なのですが、 聞くは一時の恥、ここは思い切って質問します。 物質が燃焼するとき、 酸素が必要と理科で習いましたが、 酸素の無い宇宙空間で、 太陽は何故燃えるのでしょうか? 素人にもわかりやすく教えて頂ければ幸いです。
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こんにちは。NorthBearと申します。 >>物質が燃焼するとき、 >>酸素が必要と理科で習いましたが、 >>酸素の無い宇宙空間で、 >>太陽は何故燃えるのでしょうか? 太陽は燃えてるわけじゃなく、太陽の内部で「核融合」という反応が起こってエネルギーを放出しているのです。核融合とは、水素・ヘリウム・リチウムなどの軽い原子核が融合して重い原子核になる原子核反応です。その際、中性子などと共に大量のエネルギーを放出するんです。この現象が起こるためには、酸素はいりません。 「燃焼」というのは化学反応でありまして、物質が急激に酸素原子を取り込む(酸化)ことによって起こります。爆弾や銃に使われる火薬は、酸素を発生する物質・点火剤・燃料を混ぜ合わせたもので、一気に燃焼が進むため、爆発が起こります。 「原子核反応」には、「核分裂」と「核融合」があります。前者は重く、不安定な物質の原子核が割れて別の物質に変化することによって起こります。後者は、前にご説明したとおり。この反応は「酸化」ではありませんから、酸素はいらないんです。 人間が手にしているものでは、核分裂反応を応用したものは原子爆弾や原子力発電所、原子炉などがあたり、核融合反応を利用したものは水素爆弾があります。今のところ、核融合反応は、出てくるエネルギーが大きすぎて、軍事目的以外では利用できないという状況にあります。
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- marimo_cx
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太陽のほとんどは水素で出来ています。 そして、燃えるという表現をしますが、水素と酸素の化学反応で 水が出来ているわけではなく、水素と水素が核融合反応でヘリウ ムとなって、エネルギーを出しています。“燃えている”という 表現は、原子炉でウラン燃料を核分裂反応させる事を“燃やす” という事と同じでしょう。 水素と水素がくっ付いてヘリウム(と、本当は中性子)になるだ けで、なんでエネルギーが出るかというと、最初の水素の原子の 合計の重さより、出来たヘリウム(と、中性子)の重さの方が軽 いのです。その軽くなった分が反応で出てくるエネルギーです。 化学で質量保存の法則というのを聞いた事があると思いますが、 あれも本当は測定不可能なくらい出ていったエネルギー分軽く なっています。それが、核反応ほどの莫大なエネルギーの放出 の場合は現在の技術でなら測定可能なほど微少の質量が減少し て、その分のエネルギーが放出されます。 ところで、炭を燃やすと外側から燃えていきますが、太陽は内側 が燃えていて表面はグラグラ煮立っているだけで燃えていません。 酸素との化学反応で燃える炭とはちょうど反対ですね。
お礼
ご回答いただきましてありがとうございました。 先程、別の方への御礼文に、 「太陽が燃えている」という表現は微妙に間違っている と書きましたが、 「燃える」という表現 = 「酸化」と考える方が 間違っているのかも知れませんね。 日本語の曖昧さに私はひっかかってしまった様ですね。 辞書で調べてみます。 どうもありがとうございました。
- arai163
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太陽が燃えるのは、酸素の必要の無い、熱核融合(水素が高温、高圧力で化学変化を起こす時膨大なエネルギーを発生させる)を起こしているからです。 太陽の水素はあと30億年で使い切るそうで、水素が無くなったら恐らくブラックホールになると言われています。 ちなみに、太陽より高温を発生するのは、最高殺戮兵器の水素爆弾です。 変な例えなのですが、超巨大水素爆弾が自然界で爆発し続けているのです。
お礼
ご回答いただきましてありがとうございました。m(_ _)m 太陽が燃える現象は、酸化とは別ものであるという ことで納得しました。 太陽の温度より殺戮兵器が高い温度を生み出すとは 知りませんでした。 人間ってコワイものを作ってしまったのですね。 太陽が無くなった後のブラックホールにも ただ単純に好奇心から興味がありますが、 それまで生きてないし、 太陽が無くなったら地球は寒くって 生きていけないですよね。(笑) どうもありがとうございました。
- TCM
- ベストアンサー率44% (81/181)
実は太陽は燃えていないのです。太陽の中心核では自重による高温高圧のせいで、水素がヘリウムへと転換する「核融合」が起こっています。このときにエネルギがガンマ線として発生します。このガンマ線が水素原子やヘリウム原子などにぶつかってしだいにエネルギーを失いながら(つまりは水素原子などを高温にし再放出されながら)太陽表面へと向かいます。そして、ついには可視光線となって太陽表面から宇宙空間に出ていくのです。ちなみに、中心から表面まで達するのに実に5千万年もかかるそうです。 というようなわけで、核融合で光を発しているので酸素は必要ないわけです。
お礼
ご回答いただきましてありがとうございました。 「太陽は燃えている」という表現は 微妙に間違っているということですね?(笑) 教えて頂いたホームページも面白いですね。 金属が0.1%しかないというところで、 起こっている現象が酸化ではないことも納得です。 (0.1%といってもすごい量なんでしょうけど…) どうもありがとうございました。m(_ _)m
- ubon
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燃えるってのはおっしゃる通り酸素が必要なんです(実際はそうでもない。中学か高校の化学の実験で塩素ガスの中でロウソクを燃やす実験、ありませんでしたっけか)が、太陽はそういう意味じゃ燃えてる訳じゃないんですね。 太陽の中ではものすごい重力のおかげで、水素原子が2個ぶつかってくっつき合ってヘリウム原子に化ける、という反応が起ってます。これ、核融合といいまして、地球上では水素爆弾としておなじみ(でもないか)の現象です。この現象を核分裂みたいに人間があるていどちゃんと制御できると発電所なんかに使えるんでしょうけど、今のところ爆弾にでもするぐらいしか実用化の道がないんですね。 で、何で水素原子がぶつかると太陽が光るのか。水素原子2個がぶつかってヘリウム原子1個になると、少し軽くなります。で、軽くなった分の重さがどこに消えちゃうかというと、その分は相対性理論(エネルギーは質量と光速の二乗の積に等しいって奴)でもってエネルギーに化ける事が証明されてます。で、この重さが減った分のエネルギーが熱と光になって放出されてると、簡単に言えばそういうことです。 シロートが記憶を叩いて書くとこんな具合ですが(^^;ゞ。
お礼
ご回答いただきましてありがとうございました。 物質の燃焼に酸素が必ずしも必要というわけではない、 という答えも実はちょっとショックだったのですが、 「おなじみ」水素爆弾を私は知らなかったというのも かなりショックでした~。 もっと勉強しなくては~。 私、理数系の高校を卒業した ハズなんだけどなぁ。(笑) どうもありがとうございました。m(_ _)m
- mask21
- ベストアンサー率16% (1/6)
太陽は核融合によって成り立っているようです。 (4つの水素原子が1個のヘリウム原子になる) そのときエネルギーが放出されるようです。 ちなみにgooで"太陽の構造"で調べました。
お礼
ご回答いただきましてありがとうございました。 ご指摘の通り、質問する前に先に調べてみるべきでした。 大変失礼いたしました。 どうもありがとうございました。
- c-chan
- ベストアンサー率9% (28/307)
地球上でものが燃えるのは酸化という化学反応で、可逆的です。 宇宙で太陽が燃えるのは核融合・核分裂という核反応です。可逆的ではなく反応は地球上では自然には起こりません。 つまり燃えるしくみがまったく異なるのです。 この核反応を利用したものが原子力で、太陽のようになかなか燃え尽きる事のないエネルギーなのです。
お礼
ご回答いただきましてありがとうございました。 「可逆的」という言葉をまず調べないと なりませんが、大筋で理解できました。 私が知っている物質の燃焼が 太陽で起こっているわけではない、 ということですね。 ついうっかり、 私の弟の 「太陽には大気があるのでは?」説や、 友人の 「太陽は光合成をして酸素を産み出している」説 を信じそうになりました。 …素人ってコワイ。(笑) 正しい知識を得ることができたので、 思い切って質問してよかったです。 どうもありがとうございました!
お礼
丁寧な回答ありがとうございました。 よく分かりました。 そういわれてみれば、テレビで太陽は、中性子を宇宙空間に放出している…なんていうのを見たことがあるような気がします。(記憶が曖昧ですが) ところで、原子爆弾と水素爆弾とはまた別物なんですね。 広島・長崎に投下されたのは、原子爆弾のほうですよね? 水素爆弾が過去に使われたことがあるのかな?など、 いろいろ疑問が湧いてきました。 また勉強したいと思います。 どうもありがとうございました。m(_ _)m