ドストエフスキーで最も優れた作品
ドストエフスキーの作品を一通り読みました。
罪と罰が一番有名な作品のようですが、未完の大作、カラマーゾフの兄弟も何度も読み返すたびに新たな発見がある、優れた作品でした。
また、処女作貧しき人々は単純な往復書簡ではない、当時では物凄く斬新な切り口の作品でしょうし、虐げられた人々は始まりと終わりが劇的で、号泣してしまった作品です。
地下室の手記はドストエフスキーの全ての長編の礎となった名作ですし、文壇では酷評されたようですが、短編の白夜も映画とは全く違う、優れた作品に思えます。
破滅への抑えがたい心理を上手く表現している作品、賭博者も素晴らしい。
残念な事に、非常に評判のいい、白痴や悪霊はあまり面白くありませんでした。
まだ読んでいないですが、未成年や死の家の記録は絶版になっていてなかなか見つかりませんでしたが、この前古本屋にて探し出しました。
皆さんにとって、最も優れた作品と思われるのはなんですか?また、理由など教えて下さい。