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合成ビタミンCの吸収について
20年ほど前に薬の販売員から合成ビタミンCは食物から消化吸収されるのと違って、あまり吸収されない、と聞いたことがあります。 体内への吸収に関して違いはあるのでしょうか? また、20年前のビタミンCと最近のとでは「吸収」に関しては改善でもなされて別物になっている、ということなのでしょうか?
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「健康で生きる」という自然な考えから見たとき、科学の力や化学物質が必要なのだろうか?と考えてきました。ここでは、ビタミンCの話ですので一番理解しやすいレモンを考えてみてください。参考URLのようにレモンには無機質のミネラル成分や有機成分など多くの栄養素が混ざり合ってレモンを構成しています。この構成を栄養バランスと言い人間の健康に良いのです。 その中の一つの成分だけを取り上げて研究する科学者はいます。誰でも興味を持つことですから。そして、研究発表すると絶賛を浴びたりします。研究としては素晴らしいことですが、人が健康で生きるということとは関係ないように思います。 戦後、数多くの化学物質が開発され人間の生活の役に立ってきました。しかし、それは工業としてであり、人間の食べものとして取り入れるべきではないと考えています。そして化学物質は地球を汚染する原因物質でもあります。 現在、小さな地球である人体の中でも同じような環境汚染が起こって、いろいろな問題を引き起こしています。 今まで聞いたこともないような化学成分を含んだ健康食品がたくさん市場に存在します。流行で一時は売れますがいつの間にか無くなっていく。そんなことの繰り返しで消費者は振り回されてきました。 私もそういう健康食品を口に入れてきた1人です。一定期間使っていると、なんとなく自分の身体が嫌がるのがわかります。一部の栄養素を強調したサプリメントは「究極の偏食」であると医学者の本に書いてあるのを見たことがあります。 そして、「人間が健康で生きていくためには、今まで自然界に存在しなかったものを口に入れてはならない」とも書いてありました。 私はこれをなるほどと思い信じました。その後は「自然な食べものと栄養バランス」と言うことを大切に思い家族にもそう伝えています。 おかげさまで科学者になるようなすごい能力はありませんが、家族全員病院とは縁のない平凡な生活をすごさせていただいています。 自然も、人間も、心も、食べものも、すべてのもののバランスが大切ではないかと思い生きています。 あなたの欲しい答えではないかもしれませんが述べさせていただきました。失礼いたしました。
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- baiyaku
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私は製薬会社の回し者ではありません。ただ一方的な間違った情報を受けたらせっかくビタミンC摂取によって健康になれるチャンスを奪われてしまうと思ったので、善意の気持ちで意見を言わせていただいただけです。 ビタミンCを研究している村田教授は1万ものビタミンC論文をコレクションしています。 村田教授はビタミンCを飲んで以来20年以上一度も風邪を引かなくなったそうです。研究論文を研究したら、すでにあなたの疑問は解決しているかもしれません。
お礼
ビタミンCにまつわるお話、参考になったのですよ。決して貴方の書き込みが無駄になったとは思いません。あなたの書き込みに刺激されてネッとでビタミン関係の記事を読みあさりました。最近は「天然ビタミンC」が出回っているようです。恥ずかしながら初めて知りました。その宣伝の一つに「合成ビタミンC」単体での摂取の限界が言われていますね。業界側は「合成ビタミンC」の問題点は知った上でそれを隠して「合成」を売れるだけ売りまくっている印象を持ちました。ともかく、あなたの幾度の書き込みについては「ありがとうございました」とお礼を言いたいです。
- sarujie-k
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必要なお答えができなくて申し訳ありません。 私は体験的な報告しかできません。科学的な答えは専門家におまかせするしかありません。あなたの欲しい答えが出せなくてもうしわけなく思います。
お礼
せっかくアドバイス頂いたのに水をぶっかけるような発言をして申し訳なく思います。とっても参考になったのですよ。私のように感覚的に分かっているつもりになっていることと、sarujie-kさんのように文章化できるということは違うものだと思います。感謝しているのですよ。これからもよろしく。ただ「科学的な答えは専門家」という時代ではないように思います。専門家の倫理や権威が今ほど地に落ちた時代はないのでは?賢い消費者として「専門家」の勧める商品を見極める目が必要な時代だと思います。えらそうなこと言ってすみません。感謝しているのですよ。
- baiyaku
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ついでに面白いお話をしたいと思います。 人類の先祖は2500万年前にビタミンCを作るのをやめたといわれます。現在でも霊長類といわれるサルの仲間は皆ビタミンCを作るのをやめましたが、そこから分かれた人類も作れなくなりました。その当時は熱帯のジャングルに住んでいまして、現在の20倍もの約2gのビタミンCを摂取することができたと考えられています。 そのような大量に摂取できる環境にいたからこそビタミンCを作ることができなくなった突然変異が生まれてきてもその種が滅びることがなく、現在の霊長類として子孫が繁栄したのです。 普通哺乳動物は1gから16g程度のビタミンCを体内で合成して作って使っています。ブドウ糖から4種類の酵素を使って比較的に簡単に体内で合成できます。サルを研究した研究でも人間の体重換算で3g程度のビタミンC摂取が推奨されています。 ところが人間だけが日本の国の決めた摂取基準値は0.1gで大変少ない量です。 現在熱帯に住むゴリラでも一日2g程度のビタミンC摂取があることを考えるとビタミンCに関してはジャングルに住んでいる人以外はサプリメントで補給するというのは理にかなったベストな選択でしょう。 合成のビタミンCを使った多くの臨床試験からも心臓病、脳卒中、ガン予防、高血圧、そのほか多くの病気の予防改善に有効で、人間にとっても理想的な摂取量は0.1gではなく、グラム単位での摂取が望ましいことは理解されつつあります。 ノーベル賞を2回受賞している20世紀を代表する化学者のポーリング氏は人間は宿命的に低アスコルビン酸血症で、これを克服すると寿命が5,6歳は延びるはずと言っています。自分自ら研究者魂もあってか、自ら一日20g程度のビタミンCを飲み続けて、頭脳明晰で健康な体を維持し93歳まで長寿を全うされました。
お礼
「面白い話」とっても興味深く読ませて頂きました。 さらに、摂取量の問題を進化の過程から照射する発想もうなづけますね。食物からのみでは摂取量が足りない、ということが分かりました。 でも、しかし、合成ビタミンCの安全性や効果については食物から摂取する天然ビタミンCと同じだと言うには実証データーが不十分のように思われますが、いかがでしょうか?まだ、同じだと断定するには早すぎる気がしますが。どうでしょうか?
- baiyaku
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前にもお話したように天然のビタミンCでの研究はありません。オレンジジュースなどの実験もありますが、それはビタミンCを含んでいますが、ビタミンCそのものの実験にはならないからです。ビタミンCとしての正式な実験は村田教授の言われるように、合成しかありません。 同一分子なのに、どうして違いがあると思うのか分かりません。
お礼
天然の食べ物は長い歴史的な検証を受けて、その効用なり安全性がたといその仕組みが科学的に解明されていなくても、「知恵」として受け入れられていますが、化学的合成物の摂取の歴史が短く、常に「効くんだろうか」「大丈夫だろうか?」とかの「不安感」が完全に取り除かれていないからでは?と思います。どうしても疑問が解消されないのです。ビタミンCを含まない食べ物と合成ビタミンCを摂取した実験でも出来れば、その効用ははっきりするのでしょうが。 でも、ビタミンCについてかなり勉強になりました。ありがとうございました。
- TTOS
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ビタミンCは,L-アスコルビン酸で,光学異性体のD-アスコルビン酸はビタミンCとはよびません。 http://home.att.ne.jp/yellow/matsuura/02/no,74.html 天然と合成でビタミンCの分子はまったく同じものです。 20年前と今とで不純物や添加物が変わっているかもしれませんが,ビタミンCについては何も変わっていません。
補足
めちゃ、参考になるURLでした。体内でビタミンCを作るほ乳動物、初めて知りました。その研究から人間の必要量を推計したということ。なるほど、と思います。で、体内での作用が合成も天然も同じだということを、どのような研究で証明がなされたのでしょうか?それに触れられていたらすごい事だとおもうのですが。
- baiyaku
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それとよく分かりませんが、天然のビタミンCはL型のLアスコルビン酸ですが、20年前はもしかすると鏡に映したような構造のD型が半分含まれていたかもしれません。 最近のビタミンCは製造工程で、微生物処理を入れることで、すべて天然と同じL型が作られています。
補足
ありがとうございます。「D型」が含まれていると 消化吸収にとって何か違いがあるのでしょうか?
- baiyaku
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数十年来ビタミンCの研究をしている日本のビタミンC研究の第一人者の村田教授の話によると、現在のビタミンC研究はすべて合成のビタミンCで行われているということです。ビタミンCは合成と天然では全く立体構造、平面構造と同じものを作る技術があり、特に天然と合成を区別する必要はありません。 違いがあるとすればビタミンPのような多少吸収に影響するものが入っているかどうかくらいです。しかしほとんどきにする必要のない程度でしょう。
お礼
参考になります。天然と合成の物質としての、化学構造は同一、ということは分かります。問題は「消化=吸収」に関する事なのです。
- sarujie-k
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合成ビタミンCは天然のビタミンCと味は同じようなものですが、似て非なるものです。 化学構造は鏡の関係でまったく別物です。 飲むなら、食品添加物と同じようなものだと承知して飲んでくださいね。 合成ビタミンCだけでなく、日本の化学製造技術で天然植物から抽出された栄養素も多いですが、これらは、すべて「化学化合物」なので健康には良くありません。 人間は自然物です。化学物質の薬や健康食品の摂取はほどほどに。 化学化合物なのでおしっこが黄色くなってアスコルビン酸のきつい臭いがしますし、いくら、多く体内に入れても、余分はほとんど排出されてしまいます。排出されるときに体内の栄養分と結びつき、他の栄養分も排出してしまうのでもったいないですよね。 レモンをかじったほうが健康的です。
お礼
私も登山する時は「ビタミンC」ではなく「レモン」を持って行き丸かじりします。 述べられていることは私の持論でもあります。完全に同感します。しかし、その考えは「科学的に」説明できている訳ではない、ということで自分自身で不満なんです。
- Yusura
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詳しくないので、適当に読んでください(^^;ゞ 天然のほうが、他の成分もいっしょに入っているために吸収効率が高い、と聞いています。 「その他の成分」で主なのはフラボノイド(ビタミンP)だそうです。 ローズヒップが有名なのは、このフラボノイドとビタミンCの割合が優れているから?だとか。 また合成ビタミンCは、短時間(2~4時間ほど)で吸収されてしまい、 天然はそれよりゆっくり効果があるとか。 ただ、「合成ビタミンC」と言っても、純・合成のエスターCは、 胃に優しいようPHも調節されていて、より吸収されやすく、 より長時間働くように作られた・・・だそうですから、一概にはいえないかもしれません。 エスターCじゃなくてもタイムリリース処方のものもあるみたいですし。 それから、脂溶性に加工されたものもあるんですよね。 こちらも吸収効率、効果時間ともに長いそうです。 私がよくわからないのは、「ビタミンCは合成かもしれないが、 フラボノイド等も入っているビタミンC剤」です。 アメリカのサプリなんか見ていると、「ビオフラボノイド配合」(バイオフラボノイド)とか書かれているものも多くて・・・。 「長時間効果がある」ほどお値段が高くなっていくのもネックですよね。 安いアスコルビン酸を、数時間おきに飲めるのならそっちのほうが安くつくかもしれません。 何しろ100g入りが1300円ぐらいだったりしますから。 というわけで私は飲みわけています・・・。 ただ、何がなんでも天然にこだわる理由はないみたい、というのは間違っていないかな?と思うんです。 ハーブティーをこまめに摂るのがお好きだとか、朝いっぺんにまとめて飲みたいとか、 飲む方の生活スタイルだと思います。
お礼
返事が遅くなりすみません。 初めて目にする言葉がでてきて難しかったですよ。 この手の問題の理解のためにはは少しは専門知識も必要なのは分かりました。
お礼
私は貴方のような考えに共鳴するものです。しかし、それを科学的に詰めてかんがえたいのです。もう一歩か学的に掘り下げる必要があって、皆さんの知恵をお借りしたかったのです。皆さんの意見で問題意識が鮮明になりました。で、これはと思われるHPを発見しました。喫煙者が合成ベーターカロチンを服用すると肺がんになりやすい、という疫学データーの解説がありました。合成ビタミン等を摂取する場合はタバコは厳禁だということでしょう。恐ろしい事です。http://www.health-station.com/topic-139.html の赤地のコラムです。
補足
「お礼」の所に記したのは本題からずれていたのに気付きました。今、対象にしているのはサブリメント一般ではなく、ビタミンCです。合成ビタミンCの長期服用でどのような効果があったのか、それとも害があったのか、これについて調査がなされていないのでしょうか? それから、ビタミンCの摂取量は厚生労働省がいう0.1mgではなくグラム単位で必要だ、ほ乳動物の体内でのビタミンC合成量を人間の体重に置き換えるとそうなる、という考え。でもそのような計算に何か科学的根拠があるとは言えません。製薬会社のセールストークのようにしか思えません。日本人の百才以上の方が皆、合成ビタミンCを飲んでいたのでしょうか?わからない事だらけのように思います。