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BDF精製時に硫酸マグネシウムで洗う理由
BDF精製工程についての質問です。 http://www.tokyonanohana.jp/nanohana/c-project02bdf.html 洗浄1で希塩酸を使っているのは、水酸化ナトリウムを中和しているのだろうと思います。 では、洗浄2は硫酸マグネシウムを使って何をしているのでしょうか? ご存じの方、よろしくお願いします。
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この製造手法の燃料を使用したことがあります。 答えになっていないかも知れませんが下記のように整理してみます。 BDF生成時、一定量の触媒を加える為、酸価の低い(良い)油で生成した際、触媒成分が、僅か残留するグリセリンやBDF中に多く残存します。 手順として、これに希塩酸又は、水を混入してから濃塩酸を入れるとすると、脂肪酸メチルエステル⇒石鹸⇒遊離脂肪酸の形になり、BDF中に溶融されると推測されます。 参照:http://kankyou-system-p.sblo.jp/archives/200604.htmlBDF製造法=序章2= この脂肪酸を固定分離する物かも知れません。 短時間反応ですので、モノ・ジグリセリドが数%残留します。 希塩酸洗浄時これらが界面活性剤のような作用をし、乳化を助長している様に見えます。 これら、モノ・ジグリセリドを除去する為のものかもしれません。 燃料を低温(0~8℃)保存時、固化物の沈殿が観られ、その量が不安定なのが、この手法のBDFの特徴のようです。 この固化物が多いとき、燃費が軽油と比較して劇的に改善される傾向がありました。 もしかしたら、脂肪酸硫酸Mgとして、BDF内に残存溶融し、燃焼助長剤になっている可能性もないでしょうか?
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- DexMachina
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「反応」の段で鹸化により生じた脂肪酸ナトリウム(=石鹸)は油相にも混在し、 希塩酸による洗浄で遊離脂肪酸となった後も油相に残るものと思います。 燃焼性のためか防錆性のためか、或いはさらに別の理由なのかはわかりませんが、 硫酸マグネシウムでの洗浄は、この遊離脂肪酸の除去のためではないでしょうか。 (石鹸が、硬水中でカルシウム・マグネシウム塩となって洗浄能力をなくすのと同様、 不溶化する、と)
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ありがとうございます。 皆さんからいただいた情報を元に勉強をして行きたいと思います。 また質問をすることになろうかと思いますが、その際はよろしくお願いいたします。
- gori8063
- ベストアンサー率36% (116/319)
塩析効果を狙って加えているものと思われます。 写真をご覧いただければわかりますが、前段階(2)およびこの段階(3)では下層(水層)に「もやもや」が出ているかと思います。 エマルジョンになっているように思われますが、塩の添加によりこれが集合して取り除きやすくなります。 上層(有機層)、中層(もやもやが凝縮した層)、下層(水層)をはっきり分けるために加えているとお考えください。
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ありがとうございます。 皆さんからいただいた情報を元に勉強をして行きたいと思います。 また質問をすることになろうかと思いますが、その際はよろしくお願いいたします。
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