- ベストアンサー
条件付確率の問題に関する混乱とアドバイスの求め方
- 質問文章中の条件付確率の問題について頭がこんがらがってしまった。
- 特に、与えられた追加情報θ1が起きた場合の事後確率の計算方法について迷っている。
- アドバイスをいただけると助かります。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
あなたはワ-ルドカップ決勝(イタリア対フランス)を見損ねました。友人の時庭嘘雄くんに聞いたら「イタリアが勝ったよ」と教えてくれました。あなたは経験から、イタリアとフランスが戦えばイタリアが0.6の確率で勝つことを知っています。一方、嘘雄くんがあまりいい友人でなく、2割は嘘をつく人間であることも知っています。これらの情報を基にするとイタリアが勝った確率は?というのがこの問題でいうP(A|θ1)です。(事象Aを「ワールドカップ決勝でイタリアがフランスに勝つ」、事象Bを「ワールドカップ決勝でイタリアがフランスに負ける」 事象θ1を「嘘雄くんが『イタリアが勝った』と言う」、事象θ2を「嘘雄くんが『イタリアが負けた』と言う」とおいてみてください。) 誤解しやすいですが、P(A|θ1)=4/5ではありません。極端な話、もしこの問題でイタリアがフランスに勝つ確率が0.6ではなく1.0だったら・・・と考えるとP(A|θ1)が4/5ではないことがある程度想像できるのではないでしょうか?イタリアが必ず勝つと知っていれば嘘雄くんがどう言おうが関係ないでしょう。このときあなたはP(A|θ1)=1と考えるはずです。 ではなぜそう考えたのか?それを探っていけば解決の手がかりになるでしょう。これを踏まえてもう一度考えてみてください。 ヒント:何も情報がない段階では4つの事象 (1)「イタリアが勝って嘘雄くんが『イタリアが勝った』と言う」 (2)「イタリアが負けたのに嘘雄くんが『イタリアが勝った』と言う」 (3)「イタリアが勝ったのに嘘雄くんが『イタリアが負けた』と言う」 (4)「イタリアが負けて嘘雄くんが『イタリアが負けた』と言う」 が考えられます。しかし今嘘雄くんは「イタリアが勝った」と言ったのだから2つは消えましたよね・・・。