- ベストアンサー
なぜ大学を新設し、新しい学部を作るのか。
大学全入時代、定員割れ、倒産などが世間をにぎわしている今日この頃、なぜ大学を新設するのでしょうか。学部の新設もです。生き残りをかけて・・・とはよく聞く台詞ですが、成り立つのでしょうか。 ご意見よろしくお願いします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
二つの意味があると思います。 1.若い人を集めるため。つまり、地方都市は若者が地元に定着しないので、若者を地元に引き止めるその第一歩として大学設置を考える。次に、大学があれば、その結果、何らかの波及効果、つまり、産学協同研究のようなものがあると期待するわけです。ただ、結局、若者の多くは、すでにある大学のほうへ流れてしまい、新設大学へはなかなか来ないので、結局絵に描いたもちに終わってしまう。よほど、事前の根回しをして、高校や中学が、その学校の意義を理解していないと、いい生徒が集まらず、無駄になってしまうわけですね。また、学校の意義と言っても、産学協同研究自体があいまいな形でしかイメージされていず、受け皿となる産業に投資する人たちが出てこないことも多い。 2.学校法人として税制面などでかなり優遇を受けることができるので、土建屋さんなどが、ともかく目先の工事ができる事業を言うことで、自治体・政治家などへ圧力をかけることが多い。 本当は、若い人にはニートが多くいて、職業訓練等、学校のような場での教育が必要なことが多いのですが、若い人たちのニーズをつかみきれていないことと、学費などの面での折り合いが合わないことがありますね。 本来なら、地方都市の商工会などが中心となって、高校から大学レベルのコミュニティスクールを作り、そこで、現役の人たち(農業、漁業、商業、工業など)がいろいろな形で仕事を体験できるようにしていくのがいいと思うのですが、政治がなかなかそこまで踏み込むことをしませんね。団塊の世代が退職を始めるこの時期が、そういった学校を作る最後のチャンスだと感じるのですがね。
その他の回答 (1)
- zorro
- ベストアンサー率25% (12261/49027)
生活様式の多様化に伴って、学問の細分化が行なわれて従来の考えでは対応しきれない問題が多く発生しています。専門家の育成のため細分化も必要です。
お礼
う~ん、なるほど。 回答ありがとうございました。
お礼
専門家の方からの踏み込んだ回答ありがとうございました。 いままで単純に「やっていけるのか・・」という域から出られなかったのですが、ちょっと思考が広まった感じがします。